二度のお別れ

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

二度のお別れの評価:

4.00/5点 レビュー 30件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81〜85 5/5ページ
No.5
(4pt)

処女作にしてこの完成度

黒川博行の84年のデビュー作。銀行強盗にはじまる脅迫事件を大阪府警の黒田と亀田のコンビが追いかける。今でこそあまり耳にしなくなった銀行強盗だが、79年の梅川事件はまだ人々の記憶に残っていただろうし、警察を手玉に取る犯人の行動も、84年のグリコ・森永事件を予告しているかのようだ。ただし、それだけにすぎないなら、発表から30年経ったいま、本作を改めて読む理由はない。時間をおいて改めて感服させられるのは、のちの黒川作品にも共通する、洒脱な大阪弁のやり取りを愉しんでいるうちに、物語の展開に巻き込まれてしまう職人芸だ。巧妙なプロットと生彩ある会話を両輪として、あたかも脚本のように物語が進んでいく。作者のあとがきによれば、本作は第1回サントリーミステリー大賞を惜しくも逃したが、選考委員の評は「刑事コンビに華がない」。でもそれは、会話以外の描写を極力そぎ落とし、セリフもそれだけでだれが話しているか分かるまでに刈り込んで、テンポの良い物語を構築した代償なのだ。
二度のお別れ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 二度のお別れ (文春文庫)より
4167447010
No.4
(5pt)

某売れっ子の参考になった??

黒川さんの本を読み漁っていますが、これはここのレビューが1つしかなくしかも星3つだったので読まず嫌いで避けてました。でもデビュー作だし、ファンとしては一応、みたいな感じで取り寄せて読んだらこれが止まりません^^
確かに黒川さんの作品は僕のような関西人には親しみやすいのですが、特に黒マメコンビは地味で、東京中心の文学賞受賞の為には、同じ大阪出身の某売れっ子N賞作家のような東京に根を張り、東京に題材を求めた方が受けが良いのでしょう。主人公の肩書きも警視庁所属の警視!とか少なくとも関東以東の県警所属にして。
しかし読後に感じたのは内容は負けてへんでーって事です。阪神は巨人に勝る!みたいな^^事実、前出の大阪出身N賞作家が黒川氏と親しい事を考えると、この小説の犠牲者選びのトリックなど、N賞受賞作執筆の参考にされてしまったのでは??と勘ぐりたくもなったほどです。僕自身某N賞作家も大好きなんですが、彼の立ち位置が関西から段々遠のいて行くほど黒川さんにどんどん引き込まれるこの頃です。

二度のお別れ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 二度のお別れ (文春文庫)より
4167447010
No.3
(5pt)

某売れっ子の参考になった??

黒川さんの本を読み漁っていますが、これはここのレビューが1つしかなくしかも星3つだったので読まず嫌いで避けてました。でもデビュー作だし、ファンとしては一応、みたいな感じで取り寄せて読んだらこれが止まりません^^
確かに黒川さんの作品は僕のような関西人には親しみやすいのですが、特に黒マメコンビは地味で、東京中心の文学賞受賞の為には、同じ大阪出身の某売れっ子N賞作家のような東京に根を張り、東京に題材を求めた方が受けが良いのでしょう。主人公の肩書きも警視庁所属の警視!とか少なくとも関東以東の県警所属にして。
しかし読後に感じたのは内容は負けてへんでーって事です。阪神は巨人に勝る!みたいな^^事実、前出の大阪出身N賞作家が黒川氏と親しい事を考えると、この小説の犠牲者選びのトリックなど、N賞受賞作執筆の参考にされてしまったのでは??と勘ぐりたくもなったほどです。僕自身某N賞作家も大好きなんですが、彼の立ち位置が関西から段々遠のいて行くほど黒川さんにどんどん引き込まれるこの頃です。

二度のお別れ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 二度のお別れ (創元推理文庫)より
4488442013
No.2
(3pt)

公衆電話と手紙を使った身代金要求はよく考えられていた

軽妙な関西弁で展開される貧乏神シリーズが人気の著者のデビュー作。銀行強盗をした犯人が銀行内で人質をとって逃亡し、人質の家族に身代金を要求するというミステリ。まだ携帯電話がない1980年代に出版されたということもあり、犯人と人質の家族のやり取りは公衆電話と手紙を使っていたのだが、警察に真意を読ませない行動や、身代金の受渡方法などよく考えられていたと思う。ただ、身代金の受渡まではよかったのだが、その後の展開があっさりしていて物足りなかった。
二度のお別れ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 二度のお別れ (文春文庫)より
4167447010
No.1
(3pt)

公衆電話と手紙を使った身代金要求はよく考えられていた

軽妙な関西弁で展開される貧乏神シリーズが人気の著者のデビュー作。銀行強盗をした犯人が銀行内で人質をとって逃亡し、人質の家族に身代金を要求するというミステリ。まだ携帯電話がない1980年代に出版されたということもあり、犯人と人質の家族のやり取りは公衆電話と手紙を使っていたのだが、警察に真意を読ませない行動や、身代金の受渡方法などよく考えられていたと思う。ただ、身代金の受渡まではよかったのだが、その後の展開があっさりしていて物足りなかった。
二度のお別れ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 二度のお別れ (創元推理文庫)より
4488442013