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イーハトーブの幽霊
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【この小説が収録されている参考書籍】
イーハトーブの幽霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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❆❆ 浅見シリーズのなかで、思い入れだけでいったら1番強い作品かもしれません ☃ ☃ ☃ 本放送でドラマを、秋にさむ~い実家で見たので、この作品に流れる冷たい空気感がより一層、身に染みました。 ❆ ❆ ❆ 特に寒い地域の方々は、やはりそのように感じられたのではないでしょうか。=^_^= 故に私はこれでこのシリーズを知り、インパクトも大きく、若いヒロインも入りやすかったです! 私自身も共感できる、競争世代の大変さや社会問題も、文豪たちが描く「人間の心」がベースになっている気がします。でも、人はどんな心をもっていても、どんな世代に生まれても、時代に応じてそこは折合いをつけていかなければなりません。 私は、とにかくこの独特の空気感にサスペンスの面白さが加わった、個性的な作品だと思います! いじめの「正義」を完全にはき違えている犯人は、自分と正反対の行動と考え方で、許せません。(なぜか教育論には賛同しますが) ただ余韻として、津々と降り積もる雪や、刺さるような寒気が‥私に「切なく」背中を押してくれました。立場は逆のはずなのに、「犯人のこういう境遇も、乗り越えていこう」と思ったのは私だけかもしれませんが。なぜかそんなふうに思えた深みのある作品になったのは、私には作者の宮沢賢治へのプロ意識の凄さが、伝わったと思います。。。。 あっ!! 品がありとても洗練された作品ですが、 賢治さんが好きな方だけは、あまり読まない方がいいかも‥‥しれません(';ω;`) 、 | ||||
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安くても品質はとても良く満足しました。お買い得。お奨めします。 | ||||
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花巻から一関、東京まで様々な場所を旅しているような気持ちにさせられるような描写が節々にあるのは良かった。だが、筆者の宮沢賢治論や教育論等の議論にはどうも馴染めなかった。 特に宮沢賢治論は彼の著作にあまり明るくない人が書いたような偏見があるように思える。 筆者は彼をある人物に「幽霊」として彼を投影して批判的に描写している。 旅情小説としては面白かったが、宮沢賢治のファンである僕にとってはいまいちだった。 | ||||
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大好きな宮沢賢治を舞台にした事件ですが、岩手県=イーハトーブ と言う命名がすてきですね。賢治の発想の見事さをを感じます。 花巻市へ経ちよったとき記念館へもおじゃましましたが、駐車場隣の「注文の多い料理店(山猫軒)」「ことに太ったお方や若いお方は大歓迎いたします」というレストランには恐ろしくて入れなかったネ。 以下チョッピリネタバレですがゴメンナサイ。 さて、この事件は賢治の作品に見立てての3つの連続殺人を追う展開ですが、風の又三郎をキーに設定して「まただよ・・・」「幽霊を見た」の残されたメッセージから推理を展開する見事さは冴えてますね。 30数年前のいじめにが今回の事件の元凶で、転校して来ていじめられた男が、当時風の又三郎からとって「また」と呼ばれた少年が母を殺され故郷を捨て、落ちぶれ果てて花巻に戻ってきたことで、「まただよ」「幽霊を見た」という被害者の言葉から見つけ出す経緯は凄いな。 2人目の被害者が「毒もみのすきな署長さん」に見立てたのも面白い。 現代の課題の一つのいじめ問題を絡めたストーリー展開は見事ですし、ラスト近くで花巻市のいじめフォーラムでの大杉の講演内容を数頁に渡って書いていますが、この内容は内田氏のいじめ問題への考え方を述べているのかなと思います。 若かりし頃の失敗が殺人へと行かざるを得なかった犯人は可哀想ですね。まあ、嫁さんの方が原因ですか。 | ||||
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大好きな宮沢賢治を舞台にした事件ですが、岩手県=イーハトーブ と言う命名がすてきですね。賢治の発想の見事さをを感じます。 花巻市へ経ちよったとき記念館へもおじゃましましたが、駐車場隣の「注文の多い料理店(山猫軒)」「ことに太ったお方や若いお方は大歓迎いたします」というレストランには恐ろしくて入れなかったネ。 以下チョッピリネタバレですがゴメンナサイ。 さて、この事件は賢治の作品に見立てての3つの連続殺人を追う展開ですが、風の又三郎をキーに設定して「まただよ・・・」「幽霊を見た」の残されたメッセージから推理を展開する見事さは冴えてますね。 30数年前のいじめにが今回の事件の元凶で、転校して来ていじめられた男が、当時風の又三郎からとって「また」と呼ばれた少年が母を殺され故郷を捨て、落ちぶれ果てて花巻に戻ってきたことで、「まただよ」「幽霊を見た」という被害者の言葉から見つけ出す経緯は凄いな。 2人目の被害者が「毒もみのすきな署長さん」に見立てたのも面白い。 現代の課題の一つのいじめ問題を絡めたストーリー展開は見事ですし、ラスト近くで花巻市のいじめフォーラムでの大杉の講演内容を数頁に渡って書いていますが、この内容は内田氏のいじめ問題への考え方を述べているのかなと思います。 若かりし頃の失敗が殺人へと行かざるを得なかった犯人は可哀想ですね。まあ、嫁さんの方が原因ですか。 | ||||
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朝日新聞でこの作品を通じて内田作品を批判する書評が 出たことで物議を醸した作品。 内容は良くも悪くも普通のトラベルミステリーで特筆すべき点は少ない。 確かにストーリーや推理の流れが我田引水というか強引で、 内田康夫作品の中では珍しく「こりゃダメだ」的作品。 なお、巻末に浅見光彦倶楽部の通信のような物が載っているが まったくの蛇足。 むしろ、蛇足のない中央公論社版の文庫のほうをお薦めしたい。 | ||||
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朝日新聞でこの作品を通じて内田作品を批判する書評が出たことで物議を醸した作品。内容は良くも悪くも普通のトラベルミステリーで特筆すべき点は少ない。確かにストーリーや推理の流れが我田引水というか強引で、内田康夫作品の中では珍しく「こりゃダメだ」的作品。なお、巻末に浅見光彦倶楽部の通信のような物が載っているがまったくの蛇足。むしろ、蛇足のない中央公論社版の文庫のほうをお薦めしたい。 | ||||
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宮沢賢治の故郷、花巻が舞台。 マドンナらしき女性は登場せず、浅見家の家族もほとんど登場しないシリーズ中珍しい作品。 花巻が情感豊かに描かれており、浅見光彦も東京に1度帰ってくる以外は作品中ずっと岩手県に滞在している。 作者である内田康夫さんの宮沢賢治へのこだわりが生んだ作品といえる。 | ||||
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宮沢賢治の故郷、花巻が舞台。 マドンナらしき女性は登場せず、浅見家の家族もほとんど登場しないシリーズ中珍しい作品。 花巻が情感豊かに描かれており、浅見光彦も東京に1度帰ってくる以外は作品中ずっと岩手県に滞在している。 作者である内田康夫さんの宮沢賢治へのこだわりが生んだ作品といえる。 | ||||
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