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拒絶空港
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拒絶空港の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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今回の主役は大企業病と核物質。よくぞこの国の恥部を曝け出してくれたと感謝したい。真山仁氏のベイジンもそうだったが、東京電力の福島原発爆発事件の遥か以前にこうして原発や放射性物質拡散の危険性を指摘する本が書かれていたことに驚かされる。知っている人はずっと前から知っていたということか。東京電力の当時の会長、社長ら役員連中が予見不可能だったなどと裁判で証言する事がいかに白々しいかがよく分かる。幼稚で強権的なトップが率いる金の亡者と化したこの国が国際社会から嘲笑される中、それに追随するこの国の大企業が軒並み倒産することを願う。 | ||||
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747と言った古い機体を舞台にしていますが、ストーリー展開については 何ら色あせる事なく、読んでいて引き込まれます。 | ||||
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内田さんの小説は、元パイロットならではの細かい描写がたまりません。航空ファンの自分の期待を裏切らない。 | ||||
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著者のものとしては『操縦不能』『査察機長』そして本書を読んできたが、作品を重ねる毎に小説が上手くなっていると思わせられる。 操縦不能・・・基本的なサスペンス 査察機長・・・ドキュメンタリータッチ 拒絶空港・・・ディスコミュニケーション そう、本書のみどころはディスコミュニケーションの描写にあると思う。 読者は、何でこんなに伝達がうまくいかないのか、一丸になるべき事態に何でこんなにバラバラなんだ、というもどかしさを感じると思う。 こういった感じを引き出す構成を、よくぞ構想したと思う。 たぶんいきなり本書のようなものは書けなかったのではなかろうか。 毛色の違う作品を書いてきたことが、本書のための練習になったのではないかと想像する。 計画的・段階的に作品を重ねていったように感じる。 筆者が存命であれば、その小説はさらに進化していったに違いない。 まことに残念であるが、著者にインスパイアーされたパイロットが筆を取るようなことがあればとも思う。 | ||||
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内田さんの作品はどれを読んでもドキドキ感たっぷり。 今年の東日本大震災が起きる何年も前にもかかわらず 核物質がテーマになっていた事に内田さんの作品は 何時も時代先取りのような感じがしています。 もっと内田さんの作品を読んでみたかったと思うのが 本当に悔やまれます。 最近、ニュース等々で出てくるキーワードも沢山あり、 この本からも勉強になったりしています。 | ||||
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「2つの問題解決に向けて、限られた時間の中で様々に案を出し、解決を探る」というストーリーにドキドキしながらもページをめくったが、コックピットや地上対策チームの緊張感が読者に伝わりにくい。 もった派手なシチュエーションのハリウッド映画を、我々が見慣れてしまったせいか、キャプテンである著者と乗客でしかない読者との温度差の違いだろうか? 地上での政治的状況をもっと深く書いておれば、より良かったのではないだろうか? | ||||
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いつもながら著者の作品はスケールが大きくて、読み手を引き込む筆力に感心します。 今回の作品は、地上の人間同士の葛藤がドキュメントタッチで描かれている所に特徴があります。また、登場人物も多く、それらの人物の特徴も良く表されています。 但し残念なのは、会話のやり取りで誰が喋っているのか分からない点が多く見受けられることです。もう少し明確にすべきです。 機内の様子や時間的な流れの中で繰り広げられる展開は迫力もあり、よくぞここまで書けたなと感心するばかりでした。 航空小説分野に於ける力作がまた一つ増えましたね。 | ||||
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去年読んだ『査察機長』にくらべてサスペンス色がてんこ盛りで、著者のサービス精神を感じました。大きなトラブル(今回は車輪の破損と放射性物質の持ち込み)があったときに、機長やキャビン・アテンドがどう対応していくのか、そして交信とデータを受け取る地上のひとたちがどう動いていくのか、どきどきしながら読み進めていけました。 実際に何十年も飛行機を操縦してきた著者の物語だけに、リアリティは抜群です。また、こうしたことは本当に起こりうることなんだと、すこし怖くもなりました。 | ||||
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