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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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小説としては可も無く不可も無くといった感じの小説でした。 ただ、「14歳」としては大人過ぎがな?という感が否めません。 中学生というより、高校生の低学年くらいの設定なのでは? 同じ題材であれば、重松清の方が上手に小説を書くように思います。 この作品に限らず、石田衣良の作品全体に言える事なのですが、 「援助交際」を美化する傾向があります。援助交際は「売春」です。 様々な人が読む小説で、援助交際の美化はどうかと思います。 | ||||
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文体が良く、読んでいて楽しめました。ただ、「本当に中学生か?」って思うぐらい4人が大人びているというか、中学生にしては安定しすぎている感じがしましたが、小説としては4人の言葉遣いや表現が洗練されていたので読みやすかったです。 | ||||
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なんだろうけど、ちょっとどうかと思う。 世間的には評価高いんだろうけど、個人的には中の下くらい。 やってることはわかるし、上手いのもわかる。性に関してのアプローチもリアルでそれっぽいような気がしないでもない。実際そんなわけはないけど。 だけど、何だろう、漂う空気みたいのがあんまり好きじゃないのだろうか。 | ||||
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ティーンエイジャーの心を描いた作品で秀逸なのは、個人的にはKS氏の「E」が一番だと思っているので、石田氏の本作品は、中年の大人が無理やりその頃の心に戻ろうとして描いたように思えて感情移入が出来ませんでした。ストーリー展開も漫画みたいでリアリティがないし。唯一心に残った作品は「ぼくたちがセックスについて話すこと」です。この作品からは人が人を想う、混じりけのないまっすぐな気持ちが読み取れ、とても心温まる短編でした。あの頃の様に何の利害関係もなく、ただただ人を好きになれるって良いことだったなぁと素直に思わせられる作品でした。 | ||||
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最後まで飽きることなくスラスラ読めました。全編通して主人公はテツローという少年ですが、一つ一つの話に異なったテーマがあり面白かった。ただ、14歳というリアリティは無かったです。なんとなく。あくまでも大人が書いた14歳という印象を受けました。一番面白かった話は1話目の「びっくりプレゼント」。これだけなら星5つ。後は、うーんなんとなくご都合主義な感じがする場面が何度もあって、正直作り物だなあって感じずにはいられませんでした。面白かったけど。 | ||||
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読んでいる間ずっと「中学生日記みたいだなぁ」と思っていたら、文中に「中学生日記じゃあるまいし」みたいな記述が出てきたので笑っちゃいました。ごめん、違ったんですね(笑)。(でも私に言わせればまさにそのものなんですけど…。)基本的にはすごく「好きな系統」の物語だったのですが、大絶賛というほどでもなく…。どうしでかしら。若干気になってしまったのは、歌手の名前とか「今のカルチャー」がすごく単語で出てくること。今現在読む分にはいいですけど、時間がたったら、時代が変ったら、このリアリティは失われてしまうのじゃないかな…。そのへん、どうなんでしょう。これはこれでいいのかなぁ。私は気になってしまいました。 | ||||
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大人が書いた14歳は、その人が通り過ぎてきた過去という希少な価値だから、主人公達の感情表現はリアルタイムな雰囲気よりもどこか切なさや甘酸っぱさが懐かしいといった表現に似ていた。大人だった。今を生きる少年にはもっとわけのわからない衝動があると思った。といっても私も過去の記憶を懐かしむことしかできないのだけど。 | ||||
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読んだ当時、あと1ヶ月で15才を迎える予定だったわたしも、この本を読んで旅に出かけたくなったものだ。読み始め、するりとかわされていくような感覚はしたが、やはり石田さんの作品である。真ん中から後ろにかけてのリズムが、前半の、やや透きとおったよどみを生かしていく(気がする)。ハードカバーで読むのがおすすめである。 | ||||
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買いですってほどオススメではない。買っても読み返すほどの物でもない。読みやすい内容で十四才て感じなんだけど、登場人物の誰が喋っているのかわからなくなる。○○はいった。という感じが結構あって、軽快感が崩れるとき暫し。余韻は残らずスッキリと終われる。まあ、ナオトはいいキャラでした。 | ||||
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何て才能のある作家さんだろう!ストーリーの構成力、心理描写の並々ならぬ力、リリシズム、生き生きとしたセリフ、暖かい読後感。上手い!すごい!私は泣いた!ボロボロ泣いた!(特にアル中親父の話) それでもそれでも、私は文句があるんだ~! なんで主人公達4人があんなにステレオタイプなんですか?あれじゃあまるで少年コミックの登場人物でしょう?ごく普通の主人公に、大食い力持ちのデブ、クールな優等生、少し不幸な大金持ち… みんなリアルで魅力的に描けてるけど、ステレオタイプなのは、ものすごくマイナスでした。それで☆二つひいたんです。 | ||||
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石田氏は本当に感性の人だと思う。題材も私の興味から相当外れるし、年代も性別も違う彼らの青春話は決して共感できるものではないけれど、読後感の清々しさは彼の作品ならではのものだ。彼の作品の中では多分一番面白くなかったし、期待はずれというか、直木賞獲るほどのものとは感じなかったが、読んでよかったと思う気持ちは確かなのだから不思議だ。多分直木賞は現代の子供にこそ読んでほしい本ということで選定されたものじゃないかと思う。年を取るに連れ見れなくなってくる夢を、見続けて生きようと、プラス思考になれる本。希望という言葉を忘れた人こそ読んで欲しい一冊。乙一氏が黒なら石田氏は白、「コンビニララバイ」がくたびれ系なら、本作はさわやか系、!一言で言うならそんな感じ。 | ||||
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