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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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4人の男子中学2年生を中心に描く短編集。全8編。どれも秀逸ですが、やはり最後の「十五歳への旅」がよかったです。家出した女の子との出会いにドキドキしました。とはいえ、それが今の若者たちの縮図にもなっているようにも感じました。「若者の貧困」という現代的な問題も先取りしていたかのような物語です。 | ||||
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主人公4人だけでなく、それを取り巻く14歳のそれぞれの心情や心身の成長を、自転車で街中を疾走するスピード感に重ねながら描いた短編集。読みやすく爽快感のある作品。 | ||||
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コロナ自粛の期間に退屈だろうと購入。 好きな感じじゃなかったようで初めの数ページ読んで放置してます。 いつか読むでしょう(笑) | ||||
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娘が読みました。 | ||||
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4人の少年のビルドゥングルロマンというとステーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』をすぐに思い起こすが、本連作短編集はその日本版ということになるだろうか(オマージュ?)。 キャラクターもなんとなくあの4人にダブりますし、その点ではオリジナリティを感じない。生と死、性、暴力、軋轢と和解は、青春小説の王道であり、本作品集もそのフォーマット通りと言えるだろう。 ただ、本作品集では、きわめて現代的な残酷さをはらんだ出来事が、少年の語り口でつづられていく。少年の世界にぽとりと落ちた染みのような毒が、本作品集の力強さの源なのだと思う。 少し大人になった彼らに再会したい。 | ||||
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本作は、直木賞選考会で選考委員10名全員が〇をつけた、高い評価を受けた作品です。 サクサク読み進められ、風俗は決してどぎつくなく、友情もどこか現代離れしており、全体として好感を持ちました。 しかし(ここからはテイストの問題になりますが)、中学生とはいえ少年4人の「ムサ」感は拭えませんでした。それから、花が咲き、風が吹き、少年が走る、ただこれだけのことを書いても面白いものは面白いのかもしれませんが、私にはどうしても物足りない感が否めませんでした。 私にとっての感動作とはほど遠い小説でした。 | ||||
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中古ですが、きれいな本でした。匂いもなく良かった。まだ読んでいないのでこれから。。。 | ||||
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中学2年生の同級生4人組が、拒食症・過食症、同性愛、家庭内暴力に死など、さまざまな出来事に遭遇するにつれ、 成長・絆を深めるストーリ。主人公達が大人びていて、逆にリアリティを感じさせません。 現実の少年はもっと幼稚で、我儘。時に残酷なものでは? とは言え、非常に読みやすく、かつ、楽しめる作品。続編の6TEENもぜひ読んで見たいと思ってます。 | ||||
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4人組は,ひとりがデブ,ひとりが頭がよく,ひとりは平凡,そしてひとりは難病。 キャラクターショウである。登場人物の様式は古典的気ある。 そして,14歳を描きながら,時々顔を出してしまう50代に近い作者。 登場人物に,まるで大人のような都合の良い感想をかたらせてしまう。 なぜ,この作家は,無理して若者を描こうとするのだろううか。 若者は作者の描くように,小説の都合のようには動かない。 時にもっと子供で時にもっと大人だ。作者が小説で書いた, 子どもを語るエピソード血は正反対のような気がする。 | ||||
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確かに中学生なのに考え方がまとも過ぎる不自然さがある、高校生という設定を基に物語を構築するならリアリティは、よりいっそうあったと思う。 しかし中学生の視点でどうしても書きたかったのであろうか?それならば不自然さはやむを得ない。 摂食障害・不登校のクラスメイト、酒乱の親に悩まされる仲間、難病の老化の速い病気を抱える仲間など問題を抱える者が多い。だが、それらはその仲間達に助けられていく。 仲間の絆が深いので観ていて爽快だが『理想』を語ったファンタジーとも言えます。 綺麗なところばかり描いて汚いところは書かないと言う偏った構成。 あと著者は思春期をテーマに扱っているものが多いようだが。万人受けするような 作りだので仕様が無いが。 読んだしばらくは良いが、無味乾燥的内容だと気づかされる。 銀座の近くの月島を舞台にストーリーが進んでいく。 とりあえず都民が隣町に行くのに電車を意外に使わないのだなと言う豆知識を頂いた。 | ||||
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14歳(中学2年生)の少年4人を主人公にした短編集。 この年代の少年達をとてもリアルに描いていて、懐かしいような、羨ましいような、そんな気持ちにさせる一冊。 まぁ、ちょっと起こることがドラマティックすぎて現実味がないような気もするけど、それはそれで小説として楽しめるからOKでしょう。 | ||||
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なんだか湿っぽい話が多くて、期待していたのとは違いました。 もっとワルっぽいのかと思ったのですが。 しかし、この辺が直木賞受賞の理由だったのかもしれませんね。 東京にもこんな普通感覚の中学生ってまだいるのかしらん? | ||||
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「未来がきらきら光り輝いて自分たちを待っている。」そんなふうに 考えている時期が誰にでもあると思う。14歳の4人の少年たちも、 そんなふうに考えているのではないだろうか。ナオトの病気は深刻な ものがあるけれど、彼らはくよくよ考えない。常にまっすぐ前を向いて 進んで行こうとしている。その姿は、とても純粋で一途だ。今どきこんな 中学生は現実にはいないと思うが、この作品を読んでいると、いたら いいなとか、いてほしいと思ってしまう。読みやすく、さわやかさを 感じさせる作品だった。 | ||||
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少年犯罪が多い現代、この本を読んでいるとまだまだ純粋な子供はいるのだなと思ってしまいます。舞台が下町で、少し子供にしては人情くさい気もしましたが、素朴でやさしい少年達の話が描かれていてとてもよかったです。 | ||||
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ブックオフで100円だったので読んでみました。 石田衣良さんの小説を読むのも初めてだし、直木賞とったとかで期待して読んでみたけど思ったほどではなかったかなというのが感想です。 この人は小説を作る能力はあるんだと思うんですが、この本に関してはなにか足りないなって感じがしました。 一話、一話にメッセージみたいなものをつめこもうとしてるんだけどそれに 至る過程なんかも簡単すぎて重みが薄れていたような気がします。 登場人物たちも14歳にしては大人びすぎてる感じがしたし、 今どきの中学生がなに考えてるかわからないけどなんか気取りすぎてる気もしました。 でも、読後感は爽やかで気持良く読めました。 | ||||
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なかなかの秀作です。 14歳の少年の心情がよく表わされています。 一話一話が短くて、軽く読むことができます。 でも内容もしっかりしていて、詰まっています。 甘酸っぱくて、少し苦い、大人の入り口がそこにはあります。 あのころを思い出したい方におすすめ。 | ||||
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登場人物が色々と飛び回る。 とても読んでいて気持ちがいい作品だった。 主人公「僕」の一人称で書かれているので文章が多少幼稚に見えるが、たぶんそれは計算だと思う。 ただ・・・ やはり中学生にしては大人びているな、という印象を持った。 某漫画で「中2男子は人類で一番バカな生き物」というような表現があったが、本当にそうだと思う。 少し大人の世界に足を突っ込んではいるものの、受験戦争や将来の不安なんて感じない能天気な中2という存在。 もっとはっちゃけててもいいんじゃない?と思う。自転車旅行のあたりはそんな感じだけど。 子どもっぽい部分がまだまだ残る中2は、ちょっとしたことでクラスメイトを差別するしそれがいじめにつながることもある。 この本にはそういうドロっとした部分があまり無くて(いじめっ子がいるにはいるけど)全てさわやか、勧善懲悪で描かれているのが物足りない。 けれども何も考えずに読むにはいい本(けなしているわけではなく)。 自分の中の「青春」エピソードに触れる部分がちょこっとだけでもあるような、そんな懐かしい気分を味あわせてくれる本だから。 それから二度と戻らない「中2」に嫉妬する本なのかもしれない。 | ||||
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私は、随分この作者の本を読んだ後にこの本を読んで見ました。 発行が2003年5月20日となっているので、今の中学生とは違いがあると思います。 でも、作者は中学生の生活を描きたいのではなく 多感な時期の、それもいい友達を持つことに憧れさせられた本でした。 俺には、こんなに腹を割って話したり、思ってくれる友達がいたのだろか..いなかったなー 人物設定が変わらずに、8話の完結する物語が収められており、手軽に一話ずつ読めます。 設定が、普通の中学生から多少かけ離れているが、そんな事を問題としない友達への暖かさ がある。 そんな所が直木賞に結びついてるのかなと思ったりもした。 | ||||
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以前から読んでみたいと思っていた石田衣良の作品にトライした。 頭の中には「池袋ウエストゲートパーク」のタイトルがあがったが、訪れた書店で平 積みにされ、更に直木賞受賞作と宣伝されている「4TEEN」に目が奪われた。 14歳という時期、自転車というアイテムが自分の同時期とオーバー ラップして感じられ、気持ちよく読み進むことができました。 自転車のペダルを踏むように自力で、自転車で行ける範囲で、踏んだペダ ル分だけの風を受けながら進んで行く様が軽快で心地良い。 | ||||
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男の子の○人組というものは、女性からみるとちょっとした憧れのようなものがある。思春期の女の子グループが、他人との比較のなかでアイデンティティを見いだしていく負の色合いが強いのに比べ、子どものころに読んだ「ずっこけ探偵団」シリーズ然り、少年たちには問題を解決してしまう正のパワーがある。本作の主人公たちは東京・月島の中学2年生。早老症なる難病に冒されたナオト、大食漢で身体も超中学級のダイ、小柄だけど早熟なジュン、そして平凡を絵にかいたようなテツロー。彼らは、恋に悩み家族に悩み級友に悩む。もっとクールにかっこよく中学生活を送りたいのに、そうもいかない。夏休み、少年たちは冒険を求めて東京一の歓楽街へと自転車で向かった。「なんだか、ばかみたいだな。電車なら二、三十分でいける新宿まで、こんなに苦労するなんてさ」とひとりの少年がいうとおり、ばかみたいことの連続、そんな14歳の日々がやはりまぶしい。 | ||||
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