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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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ストーリーはどこにでもあるようで、平凡で陳腐過ぎる。それよりもおかしいと思うのは、少年たちの会話だ。会話の内容だけ取れば、中学生の会話というよりも、高校生に近い。しかも友のために泣いてくれる場面が多いが、そんな中学生っていないと思う。著者は解説でロケーションは面倒なので自分の住んでる月島を選んだと述べてるが、ロケーションどころか中学生までもリサーチしなかったのだろうか?ここに出てくる少年たちは、なんも調べないで著者の頭にある「中学生」を文字に起したようにしか見えない。だからこんなに大人すぎる中学生ばかりが登場するのだ。読書好きにとっては、理想論まみれのこの作品に直木賞に値する力があるとは思えないし、元中坊の男の子にとっては、これは「中学生」じゃない。当時の僕が読んだら「なにスカしてんだ!」と怒るだろう。青春って、もっとみっともなくて、最低にカッコわるいもんだ。 | ||||
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私にとって石田衣良作品は鬼門らしい。 以前に読んだ『うつくしい子ども』があまりに自分と相性が悪く、その後手を出していなかった。それでも本作は直木賞受賞作なので、客観的評価の高いものはオープンなマインドで一応読んでおこうとチャレンジしたのだけれど…やっぱりダメだった。 傲慢な物言いかもしれないけれど、この人の文章を読んでいると、基礎となる国語力に疑問を感じてしまう。正直、辻仁成や恩田陸もそうなんだけど、書かれている内容以前に日本語の使い方が生理的に受け付けない。 内容は…まぁ青春モノっていうんだろうなぁ、これ。でも書かれている内容の背後に「少年の心に理解のある大人」の顔をしている著者が透けて見えてしまう。やたらめったら「ワカモノ言葉」や「性への目覚め」みたいなものを「物分り良く」書いているのも気に食わない。はっきり言って、安易だし、低俗だと思う。 文句だらけになってしまった(ファンの方、すみません)けれど、とにかく、これを読んで「自分の第一印象は信じて良い」ということを再認識した。 | ||||
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『波の上の魔術師』は最高だったのに どうしちゃったの?石田 衣良様 という感じでした。 1作目は良かったけど、その後の話 どれ一つとってもワザとらしい。 ”構成”が手に取るようにヨメテしまうし 簡単に人を殺すなというかんじで 在りえない構成に無理に引き出す意味不明の感動(青春?)・・・ わざとらしさがまるで映画の『グリーンマイル』という感じでした。 石田 衣良は大ファンなのでどうしちゃったの?とおもい 一番最後の本人の解説を読んだら本人も自覚してるかのように ”訳 ワケ”を書いていました。トホホ・・ | ||||
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”池袋シリーズ”を読んでから、この作品を読むとまるで子供だましのような感覚を受ける。 危なさや怪しさ、鋭さや切れというマコトやタカシにあったものが少年4人組にはないからだ。 14歳の中学生グループを素朴に書いてあるので、そういうのがあると変なのだろうが、、 中学生とは思えない話し方や言葉を感じる時もあり、全体的にちょっと軽い感じを受ける。 しかしながら、彼らが爽快に乗り回す自転車と吹き抜ける風や隅田川のきらめき、彼らの笑い声や明るさ。 文面からは、さわやかな風を感じさせる。 | ||||
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「こう書けば読者は泣くだろう、こう書けば感動するだろう」 と計算しながら書いてるとしか思えない。 一種の職人芸ではあるが、文学的価値はなし。 | ||||
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援助交際、不登校、摂食障害、出会い系、 109、アイコの着メロ、プチ家出の少女・・・。 設定は今の若いコのリアルを取り込もうと、必死。 ところがエッチのことをC(死語でしょう)と表現したり、 現実の中学生なら使わないセリフに、ほころびが見えてしまう。 40代のおっさんが「頑張って研究して書きました」感が漂っていて、 読んでいてこっぱずかしくなってくる。逆に現役中学生なら 単にフィクションとして読み、気にならないのかもしれないが。 ストーリーは意外に古典的青春小説の体裁をなしている。 10代の心と体、難病の親友との友情、仲間との小さな冒険。 設定に反して脚色たっぷりの内容にリアリティーは全く無い。 現代版「中学生日記」の脚本としてはおもしろいのか。 | ||||
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作品全体から「今っぽさ」がよく出ています。しかしそれゆえにこの作品を呼んで過去を振り返ることができる人はあまりいないでしょうしかしこの4人の中学生らしい考え方や行動は、世代が違っても楽しめることができると思います。 | ||||
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