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交渉人・遠野麻衣子



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【この小説が収録されている参考書籍】
交渉人
交渉人 (幻冬舎文庫)
交渉人・遠野麻衣子 (河出文庫)

交渉人・遠野麻衣子の評価: 3.45/5点 レビュー 84件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(3pt)

カスタマー

主人公が誰なのかなぁとおもってしまう。
遠野麻衣子が補佐役的に書かれています。
交渉人・遠野麻衣子 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人・遠野麻衣子 (河出文庫)より
4309419682
No.22:
(3pt)

少々くどい。

ノーヘルでバイク走らせてたら一般人が絡んでくるとか揉め事起きてくるんじゃないの?…などと思い始めた下りまでは引き込まれました。結末も予想外でよかったですが、真相がわかってからの話は個人的に冗長に感じました。

シリーズ物らしいので一通り読めばまた違う印象を持つかもしれませんがここは星3つで。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.21:
(3pt)

ライトな読み口。深く考えなければ面白い。

患者を人質に立てこもる三人組。800人体制で救急病院を囲む警視庁。そして犯人グループと交渉に当たるのは、アメリカFBI仕込みの凄腕交渉人だった。最新型の犯罪交渉サスペンス。
と商品説明にありますが「アメリカFBI仕込みの凄腕交渉人」「最新型の犯罪交渉サスペンス」この部分はどうかなといった感じ。ちょっと誇大広告かもしれない。確かに設定的には「凄腕交渉人」「最新型の犯罪交渉」なのかもしれませんが、読んでいてそう実感できるほどの専門性は本作にはありません。「アメリカFBI仕込みの凄腕交渉人」が本書で披露する技術は営業のビジネス書にあるような交渉術の初歩中の初歩なので、ネゴシエーターという職業に関してはいっそ飾りだと思った方がいいです。
文章自体はとても読みやすく、ストーリーは全体を通してだれる部分はありません。起承転結もしっかりしてます。ただ前述の通り、交渉人という職業に限らずある種の専門分野に関しては著者の調査や理解がものすごく浅いので、こう言うのもなんですが本作はあまり深く考えないで読んだ方がいいです。ポンポン読めばそれなりに満足感の得られる小説だと思うので。
いろいろ書きましたが正直終盤までは☆4をつけようかと思うくらい面白かったです。ですがラストの主人公による理想論のド正論説教には辟易したのでその分マイナスしました。
(以下ちょっとネタバレ)
「お前だって大切な人を殺されれば俺たちと同じことをする」→「しない。犯人を殺しても意味がない」
「法律があいつらを許したなら俺たちが直接殺すしかなかった」→「間違ってる。あなたたちは別の戦い方をするべきだった。殺すのではなく法律のシステムを変えるように努力しなくちゃダメ。私ならそうした」
みたいなリアリティ皆無の説教ターンがきっついです。イライラしました。それなのに主人公の謎パワーにより「俺たちが間違ってた…殺した人たちの命を償いたい」とか犯人が言い出すのでずっこけそうになりました。この程度のテンプレ説得で改心する人はこんなに大掛かりな事件を起こさないと思います。主人公は交渉人の端くれなので、おそらく著者としては「主人公の素晴らしい交渉により犯人たちの説得に成功」という締めを書きたかったんだと思いますが、ここにきて交渉人という職業に対する著者の知識の浅さが浮き彫りになってしまった感じがあります。
難点はありますがエンタメ作品としてはまあまあ及第点。ストーリーの起伏やどんでん返しはやや教科書的なのでもう一山欲しいかな。☆3。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.20:
(3pt)

犯人が「初志貫徹」するのが好き

この手だと、割と「復讐中途で断念」が多い気がするんだが、本書は「ターゲット全員」完了してるのが好き。 が、ラストの「互いの主張の言い合い」は正直邪魔な感じ。 まあ、麻衣子は職務上言わなきゃならないのは理解する。 が、北山なんかは、自分の正義は主張せず「仰る事はご無理ごもっとも。 自分は犯罪者ですよ?だから?」位に開き直って欲しかったかな。 他人に分かる訳ない「気持ち」を何で理解させようとするかなあ、とその部分に「覚悟」が足りない感じで、折角胸がすいたトコにミソつけられる感じかな。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.19:
(3pt)

犯人との交渉場面がおもしろかったです

本の題名になっているように、交渉するところがおもしろかったです。

恋愛感情などは不要な気がしました。初めのあたりの勝手に犯人と交渉してしまう警官も不自然な気がしました。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.18:
(3pt)

交渉人

個人読書履歴。一般文学通算372作品目の読書完。2011/07/06
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.17:
(3pt)

まあまあ

スタンダードな立てこもりもので、交渉シーンはそれなりに面白いが
展開は予想の範疇を超えないものでサスペンス物を読むノリで楽しむ作品
やや厚い本だが文章に癖がないので気楽に読めるのがいい
中古なら買っても損はない程度の一冊
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.16:
(3pt)

一気に読める面白い作品ながらも交渉人がメインテーマではないのがやや残念な作品

これは、米倉涼子さんのテレビや、踊る大捜査線のユースケサンタマリアさんの映画とは違う内容で、おそらくですが米倉さんやユースケさんのドラマの原本になった作品なのかも知れません。

 物語では、病院に立てこもったコンビニ強盗たちと警察とのやり取りが描かれ、4章が「起承転結」という具合に構成されており、またテンポがよいので一気に読めてしまいますし、緊迫した様子が映像でみえるように伝わってきます。この文才はすごいものです。

 また、サスペンスとしてもよくできていて、伏線もしっかりと描かれており、作者の問題意識も明確に描かれているため、社会派サスペンスが好きな人にはたまらない作品だと思いますし、休日に何か小説でも読もうかな、というような方にお勧めできる作品です。

 以前、土曜ワイド劇場でも映像化され、その時は椎名桔平さん、永作博美さんが主人公だったそうです。DVDにもなっているようですが、このドラマは原作とは異なる設定やストーリーなっていたものの見ごたえがあったようです。


 ここから先はネタバレですので、内容を知りたくない方は読まないでくださいね。


(以下、ネタバレ)


 主人公は、石田警視正と遠野警部補。
 
 交渉人ということで、犯人相手に話をしながら心理的に誘導していくのですが、「これはすごい交渉をしている」という印象はあまりないです。確かに、「相手を否定せず、なるべく多くの情報を引き出す」ということがうまくいっているように描いてますが、「こんなに簡単に言うかなぁ」というような気になります。ただ、交渉人という物語にしている以上、あまりモタモタしているのではつまらないので、やむを得ないだろうな、と思います。

 第三章は、臨場感溢れ、しかもその展開が実にスピーディ。
 ドキドキしながら読むことができました。そして第三章の終盤に至っては、「えぇ、そうなの?」というような展開があり、非常に盛り上がって第四章に突入します。

 またまた意外な展開になるものの、第四章は明らかに他の章とは違う展開になっており、また交渉人というよりも別のテーマを取り扱っており、この事件の真相が明らかになっていきます。

 しかしながら、そこまで完璧に近い展開をしてきた犯人の詰めの甘さには違和感があります。

 気が抜けたということもあるかも知れません。とはいえ、第四章で訴えたいことを書ききるために詰めの完璧さを犠牲にしたというような印象があります。そこはもったいないような気がします。

 だからでしょうか。WOWOWや土曜ワイド劇場で映像化したときには、原作と異なる壮絶な終わり方をさせたようです。内容はネットで調べられますが、これ以上ネタバレするのも何なので、ここではそれぞれの終わり方は割愛いたします。

 ただ、作者は、自分の訴えたいことを効果的に伝えるために、それまでの3章を想定したと考えると、実に見事だと思います。ベストセラーになったことも理解できる作品でした。

交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.15:
(3pt)

証拠の発見ができると更に楽しいかも

犯行の動機がすごく自然に設定してあるし、
主人公への感情移入も無理なくできます。
交渉ドラマも楽しめるし、ぐいぐい読めます。
が、犯行のテクニックに多少無理さを感じます。そんなことやあんなことが本当にそんな人やあんな人にできるのかぁーーー?
って違和感は多少あります。
が、それを差し引いてもおもしろいです。

後半で犯人の検討がつくとは思いますが、証拠となる「あれ?」っていう違和感が(推理の答えを読んで戻ってみると)いくつかあるので、それまでに読んでいて見つけられるか、推理好きの方は作者に挑戦するのも楽しいと思います。
ちなみに私は犯人のうち2人の検討はつきましたが、犯人検挙の証拠の発見は全滅、動機も最後までわかりませんでした。
作者にダマサレました(良い意味で、ですよ)。。。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.14:
(3pt)

入口としておもしろい

「交渉人」というタイトルに惹かれて読みました。そのためにこのタイトルにしているのだと分かっていましたが。思ったとおり、交渉そのもののスリリングな展開が進んでいくものではなく、「交渉人」をしている人物についての話でした。しかも、「主」だと思われていた人が実はそうではなく、ストーリー的に「従」の存在だった人が実は重要なポジションにいた・・・という点がおもしろいと思いました。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.13:
(3pt)

邦画 『誘拐』 を見てない方にはオススメです。

ちなみに、遠野警部が感じた違和感は私も一瞬感じました。
誘拐事件をきっかけに物語が二転三転、四転五転する話です。
ただ、読み終わったときに、
渡哲也さんや永瀬正敏さんが出演している映画『誘拐』を思い出しました。
本作は、これにつきます。
現実味は低いかなーとも思いますが、うまく作られた話ですね。
犯人の包囲網脱出手段はGoodと思いますし。
テンポが良く面白い本と思いますが、
邦画の『誘拐』に似過ぎている印象なので既視感があり★3つ。
映画を見ていなければ最低★4つですね。
交渉人Amazon書評・レビュー:交渉人より
4104578010
No.12:
(3pt)

無理にドラマティックな展開に・・

交渉人の石田が登場し、後半の犯人の追跡劇まではテンポ良く読者を引き込んでくれるので面白いのは確か。
ただ、最後に犯人の真の目的が判明していくくだりが、個人的には唐突で、わざと重くドラマティックな流れにしようとしている感じがした。
であれば、背景にある問題をさりげなく伏線として盛り込んでいくべきだったろう。
話のテンポを重視したのだと思うが、結果的にはそれが、それまでの犯罪サスペンスとしての盛り上げをムダにしてしまった感が否めない。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.11:
(3pt)

驚きの展開!!

前半のコンビニエンス強盗のシーンは長くて、
中だるみもあっていらないなと感じたが、
中盤から後半は驚きの連続で、
あっという間に読み終えてしまった。
画期的な作品だとは思ったが、
犯行の動機や犯人設定にやや無理があるかなと思い、
残念だけれども星3つとした。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
4344407636
No.10:
(3pt)

読みやすい でも『交渉』に期待禁物 

交渉人にスポットを当てたサスペンスだと思って買ったのですが、そこの期待は裏切られました。
交渉の描写はあるのですが、あまりに交渉がスムーズです。もっと心理的な描写があってもよいのではないのかなと思いました。
とはいえ導入部分・話のテンポはよく出来ており、すぐに読み終えることが出来ました。最後の結末に関しては色々と意見が分かれるところです。
推理小説や謎解きサスペンスが好きな方にはあまりお勧めできませんが、広く万人受けしそうな作品です。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.9:
(3pt)

ビジネスや日常でも使える心理戦術

石田警視正は豊富な知識と経験を駆使し、犯人の心に入り込んで事件を解決していく交渉人(ネゴシエーター)の第一人者。コシノは、病院に立てこもったコンビニ強盗三人組のリーダー。事件は、この二者のやりとりを軸に進んでいく。
・プラス要素
登場人物の役割が、うまく設定されていた。警察内部の軋轢や医療現場の現状などが、登場人物の台詞や態度を通して描かれていた。
また、石田から交渉の基礎をたたきこまれた麻衣子と安藤警部補など交渉に詳しくない関係者のやりとりは、セオリー解説として状況の理解を助けてくれた。このセオリー解説を通して、読者はビジネスや日常でも使える交渉時の心理的戦術を知ることができる。相手の名前を呼ぶ、発言を否定しない、などはすぐに役立てられる技術だ。
・マイナス要素
事件解決の糸口となった犯人の「ミス」は、読んでいてすぐに気づいてしまった。少しわざとらしすぎる配置だったように思う。また、石田とコシノのやりとりは、スムーズすぎて違和感を抱かずにはいられない。
どんでん返しの構造は、映画『スリーパーズ』(1996)を思い出した。
こうした点で、ストーリー自体に斬新さは感じられなかった。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.8:
(3pt)

"交渉人"の話ではない

この小説は全部で4章(事件-交渉−追跡-真実)から構成されており、流れが起承転結のまんまとなっています。コンビニ強盗が病院に立てこもり、登場人物が揃う初めから、交渉人の石田警視正が犯人と交渉を行う中盤までは、一気に読めます。追跡の章で話の展開ががらりと変わり、最後の真実の章へと繋がるのですが、最終章の冒頭で真相がわかってしまいます。その後、100ページくらい過去からの経緯が語られ、それはそれで面白いのですが、前半部分はなんだったのかな〜と思いました。交渉人の話だと思って買ったのですが、期待を裏切られた気分です。途中まで読んで、そう言えば昔、椎名吉平が主演でドラマ化されていたのを思い出しました。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
4344407636
No.7:
(3pt)

小説立ての交渉術入門。

 逃亡したコンビニ強盗が夜中の病院に立てこもった。人質解放を目指して、犯人グループと交渉を行う警視庁特殊捜査班課長代理の
ネゴシエイター石田。かつて石田の部下時代に交渉術のイロハを叩き込まれた麻衣子は、石田とのあらぬ不倫の疑いをかけられ本庁を追われ、
所轄署の経理課で単調な伝票処理に甘んじていた。麻衣子は石田の抜擢により、彼が現場に到着するまでの数時間、最初の交渉を
かつて教えられた通りに行い成功させる。到着した石田によって、教科書通りの交渉術が展開され、少しずつ人質を解放した犯人グループは、
逃亡のため人質の身代金を要求する。逃亡した犯人グループたちを追跡する中、事件は人質の殺害という最悪の結果を招いてしまうが・・・。
 この作品、まず主要登場人物に魅力が感じられないのが欠点です。麻衣子が現在の仕事や生活に楽しさを見出しておらず、
同僚の刑事に対しても温かみのない態度を取るツンケンした女にしか見えないし、石田への恋心も描ききれていません。
石田も中途半端に気障で、10歳年下の女性から見てどこに魅力があるのか理解できません。
 また、肝心の事件に関する描写ですが、この作品の最大の売りである立てこもり犯と石田の交渉は、交渉術のケーススタディを
説明されているようで、ちょっと教科書的な説明くささが鼻につきます(ある理由から、敢えて教科書的に説明されているのですが)。
 途中から犯人グループとは別の黒幕的人物の存在がほのめかされ、結末には多少の意外性があります。
ただ、最後に明かされる真犯人の動機には共感できませんでした。
これは作品中でも登場人物によって指摘されていますから、作者の意図的なものではあるのでしょう。
ただ、それを差し引いても、真犯人の動機はミステリにおいてもっとも重要なファクターですから、マイナスポイントといたしました。
 総合評価としては、楽しみながら交渉術についての一般知識を得るためには手ごろな小説だと思います。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.6:
(3pt)

優等生の主人公

4章の「真実」が謎解きの部分にあたるわけだが…。
犯人が誰かは、話のほぼ真ん中くらいで想像がつく。
そこまでの流れや、登場人物の会話などはスムーズに読むことができた。
しかし、主人公(?)麻衣子の4章での発言が、
中学校によくいる優等生の学級委員みたいで、
正直言って4章を読むのは苦痛に近かった。
3章までは、手に汗を握る感じで読める。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.5:
(3pt)

「静寂の叫び」よりおもしろいんじゃないの?

おもしろかった。タイトルからもわかるとおり、本書の主人公はネゴシエイターである。コンビニ強盗をした若者三人組が逃亡の途中で病院に逃げ込み、患者や当直の医師や看護士を人質にとって立て篭もってしまう。警視庁警備部警護課特殊捜査班課長代理の石田警視正が交渉人として捜査の指揮をとる。犯人と石田警視正との交渉は一見スムーズに進行するかにみえたが、やはりそれでは話として盛り上がりに欠ける。ぼくはおそらく「ホワイトアウト」のような展開になるんじゃないかと予想していた。大方の予想は合っていたのだが、その真相部分がことのほか心に響いた。この作品は、完成度からいえば大甘の採点をしても65点くらいである。話の展開に違和感があるし、ところどころで各人のとる行動に頭を傾げてしまう部分も少なくない。説得力に欠けている場面や作られすぎの場面も多々ある。
しかし、本筋が一本ピーンと太く通っている分、そういう装飾的な部分の瑕疵は引っかかりはするが、気にもとめずに読み進めてしまう。そういった意味ではとても読みやすく、且つ先へ先へというページターナー的な技巧はたいしたものだと思う。
そして、ラストに待っているのが、あの真相なのだ。はっきりいって、ここでも違和感は目立つ。どうしても独立したパートとして浮き上がってしまっている。しかしそれでも、この部分の話は激しく胸を打つ。詳しく語れば味読の方にとってマナー違反になってしまうのでこれ以上は語れないが、ここで語られている事柄は充分誰の身にも起こりうることなのである。ぼくは激しく憤ってしまった。ともあれ、この本で描かれる交渉劇はなかなか読ませる。これならディーヴァーの「静寂の叫び」よりおもしろいんじゃないの?
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
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No.4:
(3pt)

最近注目のネゴシエータという職業が

ネゴシエータという職業がある事を映画で知ったと思ったら、最近(2007/05)名古屋の事件で、実際に活躍されているのを知りました。犯人との会話が妙になれなれしいという印象を持ったのですが、本作品を読んで理解できました。
作品自体はどっかで読んだことのありそうな展開で余り印象に残っておりませんが、この女性警察官を使って次回作を期待します。
交渉人 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:交渉人 (幻冬舎文庫)より
4344407636

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