残虐記

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評判

残虐記の評価:

3.40/5点 レビュー 99件。 D ランク

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平均点3.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 21〜40 2/5ページ
No.64
(5pt)

最近ではもう特異なことではなくなっている

もう何年も前に徹夜で読みました、もちろんいやらしいやじうま根性もあったけど、そこは肩透かしで、本質は主人公の心の変遷だった

あとレビューで実際の事件を元にしてる、と拒否している人がいますが、実際共通してるのって最初の監禁される所だけで後の経過はぜんぜんちがうんですよね

それにもう最近では若い女性や少女を誘拐、監禁する事件が多すぎて、悪い意味で一々怒ることに皆んな飽きてきている気もしますね

それに実際にあったような事件を元に小説を書くのは本当に悪いことなんでしょうか?

遺族を傷つけるからとかとよく言うけど、それだと例えばオウム真理教のような宗教組織をとり扱った小説はずっと書けないですよね、

本当にその事件と向き合うつもりなら、私は書いてもいいと思うんですが

何となくアメリカとか海外のほうが実際の事件とそれを題材にした映画や小説に視聴者がちゃんと線を引いていて、日本は感傷的で痛いものには触らない、という態度が強い気がします
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.63
(5pt)

最近ではもう特異なことではなくなっている

もう何年も前に徹夜で読みました、もちろんいやらしいやじうま根性もあったけど、そこは肩透かしで、本質は主人公の心の変遷だった

あとレビューで実際の事件を元にしてる、と拒否している人がいますが、実際共通してるのって最初の監禁される所だけで後の経過はぜんぜんちがうんですよね

それにもう最近では若い女性や少女を誘拐、監禁する事件が多すぎて、悪い意味で一々怒ることに皆んな飽きてきている気もしますね

それに実際にあったような事件を元に小説を書くのは本当に悪いことなんでしょうか?

遺族を傷つけるからとかとよく言うけど、それだと例えばオウム真理教のような宗教組織をとり扱った小説はずっと書けないですよね、

本当にその事件と向き合うつもりなら、私は書いてもいいと思うんですが

何となくアメリカとか海外のほうが実際の事件とそれを題材にした映画や小説に視聴者がちゃんと線を引いていて、日本は感傷的で痛いものには触らない、という態度が強い気がします
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.62
(4pt)

人々の好奇心や想像力もまた残虐だろう

※内容に触れます

タイトルでもある『残虐記』とは、主人公(35歳の女流作家)が幼いころケンジという男に一年間監禁されていたことを振りかえりながら書いた架空小説のことです。当作品のほとんどはこの架空小説に占められているのですが、その内容自体も虚構が織りまぜて書かれているという仕掛けなので最後まで監禁事件の真相は分かりません。何よりも監禁された本人である主人公自身が事件の全貌を把握できていないのです。しかし、そのことが主人公だけでなく周囲の人々を惹きつけ想像させるのです(もちろん、読者も例外ではありません)。

また、主人公が犯人であるケンジや隣人のヤタベについて「毒の夢」と呼ばれている想像を膨らませたのちに結実したのが彼女の処女作(もうひとつの架空小説)である『泥のごとく』です。当作品はこのような入れ子状の構造をしているのですが、内容はやはり監禁事件の真相に触れることなくそこから育まれた想像の域をでません。更に注目するべきはこの作品が現実の事件(新潟少女監禁事件)に触発された部分を孕んでいるということです。要するに、このマトリョーシカのような当作品の中心には新潟少女監禁事件があることは伺えるのですが書かれていることはその外側である「毒の夢」でしかないのです。

「毒の夢」を見るのはこの主人公だけではなくもちろん桐野夏生だけでもありません。不可解な事件が起これば大衆はテレビに釘付けになります。新潟少女監禁事件は視聴者の好奇心に応えるように新聞・週刊誌・テレビなどあらゆるマスメディアが取りあげて騒ぎたて、人々は好奇心と想像力を掻きたてられました。私達はだれもが「毒の夢」を見るのです。そして主人公は自身の「毒の夢」について次のように告白します「私の毒の夢が行き着いた先は、男たちの性だということにようやく思い至った〈中略〉私の夢の世界の涯は、成人の男たちの性的な妄想の沼であることが衝撃だった」と。私は当作品を読んで私自身もまた(作中の言葉を借りるなら)毒の夢を見る性的人間であることに気付かされました。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.61
(4pt)

人々の好奇心や想像力もまた残虐だろう

※内容に触れます

タイトルでもある『残虐記』とは、主人公(35歳の女流作家)が幼いころケンジという男に一年間監禁されていたことを振りかえりながら書いた架空小説のことです。当作品のほとんどはこの架空小説に占められているのですが、その内容自体も虚構が織りまぜて書かれているという仕掛けなので最後まで監禁事件の真相は分かりません。何よりも監禁された本人である主人公自身が事件の全貌を把握できていないのです。しかし、そのことが主人公だけでなく周囲の人々を惹きつけ想像させるのです(もちろん、読者も例外ではありません)。

また、主人公が犯人であるケンジや隣人のヤタベについて「毒の夢」と呼ばれている想像を膨らませたのちに結実したのが彼女の処女作(もうひとつの架空小説)である『泥のごとく』です。当作品はこのような入れ子状の構造をしているのですが、内容はやはり監禁事件の真相に触れることなくそこから育まれた想像の域をでません。更に注目するべきはこの作品が現実の事件(新潟少女監禁事件)に触発された部分を孕んでいるということです。要するに、このマトリョーシカのような当作品の中心には新潟少女監禁事件があることは伺えるのですが書かれていることはその外側である「毒の夢」でしかないのです。

「毒の夢」を見るのはこの主人公だけではなくもちろん桐野夏生だけでもありません。不可解な事件が起これば大衆はテレビに釘付けになります。新潟少女監禁事件は視聴者の好奇心に応えるように新聞・週刊誌・テレビなどあらゆるマスメディアが取りあげて騒ぎたて、人々は好奇心と想像力を掻きたてられました。私達はだれもが「毒の夢」を見るのです。そして主人公は自身の「毒の夢」について次のように告白します「私の毒の夢が行き着いた先は、男たちの性だということにようやく思い至った〈中略〉私の夢の世界の涯は、成人の男たちの性的な妄想の沼であることが衝撃だった」と。私は当作品を読んで私自身もまた(作中の言葉を借りるなら)毒の夢を見る性的人間であることに気付かされました。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.60
(4pt)

そこまで残虐ではないが、薄気味悪い。

ラストには少し驚きました。
作品としてはまぁまぁ。もう少しタイトルから残虐なものをイメージしていましたが、そこまで。
一応ラストまですべて読み終えることができたのでおもしろかったかな?と。
最近こういう誘拐事件なども多いので、興味深い題材でした。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.59
(4pt)

そこまで残虐ではないが、薄気味悪い。

ラストには少し驚きました。
作品としてはまぁまぁ。もう少しタイトルから残虐なものをイメージしていましたが、そこまで。
一応ラストまですべて読み終えることができたのでおもしろかったかな?と。
最近こういう誘拐事件なども多いので、興味深い題材でした。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.58
(5pt)

衝撃的

実際の事件がありありと瞼に浮かぶ作品。ドキュメンタリーのようなタッチでハラハラしながら一気に読みました。
いつもながらすごい。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.57
(5pt)

衝撃的

実際の事件がありありと瞼に浮かぶ作品。ドキュメンタリーのようなタッチでハラハラしながら一気に読みました。
いつもながらすごい。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.56
(4pt)

感覚的には★4.5くらい

「桐野作品はグロくて読めない(もしくは嫌い)」という人が時々いる。
それはそうかもなぁと思うが私は全く平気というか
むしろそれでこそ桐野夏生と思う。

この作品だって、扱ってる題材とか
主人公の「作品」という形を借りたモノローグとか
とんでもないけど全然平気。

だって彼女の本当に描きたいのはそこじゃないんだもん。
性的描写や異端者の異常性なんのその。

ほんとに怖いのはこの世そのものと普通の人じゃね?

ということがこの本を読むと克明にわかる。

弱者の立場にとことん立っているという点では
「グロテスク」よりこちらが好きだ。
きれいごとじゃないという点で
「柔らかな頬」よりはもっと好きだ。

もちろん両作品より本作は随分粗削り感がありますが。
でもそこがまた魅力なのかな。

実際の事件、しかもよりによってこの事件を題材にすることへの
不快感を感じる方がいらっしゃるのは理解できますし、
私のレビューそのものがもしかしたら不謹慎なのかもしれません。

でもこの作品を読むことで救われてる人間もいる。
それはわかっていただけるとありがたいです。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.55
(4pt)

感覚的には★4.5くらい

「桐野作品はグロくて読めない(もしくは嫌い)」という人が時々いる。
それはそうかもなぁと思うが私は全く平気というか
むしろそれでこそ桐野夏生と思う。

この作品だって、扱ってる題材とか
主人公の「作品」という形を借りたモノローグとか
とんでもないけど全然平気。

だって彼女の本当に描きたいのはそこじゃないんだもん。
性的描写や異端者の異常性なんのその。

ほんとに怖いのはこの世そのものと普通の人じゃね?

ということがこの本を読むと克明にわかる。

弱者の立場にとことん立っているという点では
「グロテスク」よりこちらが好きだ。
きれいごとじゃないという点で
「柔らかな頬」よりはもっと好きだ。

もちろん両作品より本作は随分粗削り感がありますが。
でもそこがまた魅力なのかな。

実際の事件、しかもよりによってこの事件を題材にすることへの
不快感を感じる方がいらっしゃるのは理解できますし、
私のレビューそのものがもしかしたら不謹慎なのかもしれません。

でもこの作品を読むことで救われてる人間もいる。
それはわかっていただけるとありがたいです。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.54
(5pt)

猟奇的な少女誘拐監禁事件から様々な読了感を与える柴田錬三郎賞受賞作

本書は、『週刊アスキー』の2002年2月5日号〜6月25日号の連載を
加筆し、新潮社から2004年に刊行された単行本を文庫化したもので、
柴田錬三郎賞を受賞した作品である。

現在35歳になる作家・小海鳴海が25年前にケンジという男に誘拐され、
男の部屋に1年間監禁された。男の部屋は、男自身が働く工場の2階
にあり、下には工場を営む夫婦、隣には壁一枚を挟んで「ヤタベさん」
という耳の不自由な工場の労働者が暮らしていた。しかし、工場から
聞こえる大きな音と、鳴海がいつか助けてくれるだろうと期待してい
たヤタベさんの不自由な耳では、なかなかこの事態が明るみに出るこ
とはなかった。

ケンジは、鳴海のことを何故か「みっちゃん」と呼び、昼間は鳴海を
性の対象としておぞましく扱い、夜は鳴海と同じ10歳児のような幼児
性を見せた。そして、文字も碌に書けないケンジは、頭の弱い、精神
疾患のある異常者だという印象を与える。そして、ヤタベさんは、こ
の誘拐監禁事件とは全く無関係であるように思える。

しかし、本書の特徴は、「鳴海が10歳の時に1年間誘拐監禁された」
以外の事実が判然としないことである。ケンジとは実は狡猾な頭の良
い男だったのかもしれない。実はヤタベさんがケンジを飼い慣らして
いたのかもしれない。そして、鳴海自身がもしかしたらケンジに…。

鳴海の夫からの手紙、逮捕されたケンジから数十年の時を経て鳴海に
送られた手紙、小説家・鳴海の手記、そして再び夫からの手紙、と流
れる本書の構成に加え、当の鳴海が35歳になりケンジから手紙を受け
とった後に失踪したという事実が、私たち読者に、様々な視点や推察、
様々な読了感を与えてくれる。さすがはプロ作家と感じ入ってしまう
本であった。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.53
(5pt)

猟奇的な少女誘拐監禁事件から様々な読了感を与える柴田錬三郎賞受賞作

本書は、『週刊アスキー』の2002年2月5日号〜6月25日号の連載を
加筆し、新潮社から2004年に刊行された単行本を文庫化したもので、
柴田錬三郎賞を受賞した作品である。

現在35歳になる作家・小海鳴海が25年前にケンジという男に誘拐され、
男の部屋に1年間監禁された。男の部屋は、男自身が働く工場の2階
にあり、下には工場を営む夫婦、隣には壁一枚を挟んで「ヤタベさん」
という耳の不自由な工場の労働者が暮らしていた。しかし、工場から
聞こえる大きな音と、鳴海がいつか助けてくれるだろうと期待してい
たヤタベさんの不自由な耳では、なかなかこの事態が明るみに出るこ
とはなかった。

ケンジは、鳴海のことを何故か「みっちゃん」と呼び、昼間は鳴海を
性の対象としておぞましく扱い、夜は鳴海と同じ10歳児のような幼児
性を見せた。そして、文字も碌に書けないケンジは、頭の弱い、精神
疾患のある異常者だという印象を与える。そして、ヤタベさんは、こ
の誘拐監禁事件とは全く無関係であるように思える。

しかし、本書の特徴は、「鳴海が10歳の時に1年間誘拐監禁された」
以外の事実が判然としないことである。ケンジとは実は狡猾な頭の良
い男だったのかもしれない。実はヤタベさんがケンジを飼い慣らして
いたのかもしれない。そして、鳴海自身がもしかしたらケンジに…。

鳴海の夫からの手紙、逮捕されたケンジから数十年の時を経て鳴海に
送られた手紙、小説家・鳴海の手記、そして再び夫からの手紙、と流
れる本書の構成に加え、当の鳴海が35歳になりケンジから手紙を受け
とった後に失踪したという事実が、私たち読者に、様々な視点や推察、
様々な読了感を与えてくれる。さすがはプロ作家と感じ入ってしまう
本であった。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.52
(5pt)

本当は男性ではないのか

少女を監禁する知恵遅れの男
それに関連する大人たち
成長するにつれてその闇に悩む被害者

男の欲望などをドロドロに描くところは
作者が本当は男性なのかと思ってしまう。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.51
(5pt)

本当は男性ではないのか

少女を監禁する知恵遅れの男
それに関連する大人たち
成長するにつれてその闇に悩む被害者

男の欲望などをドロドロに描くところは
作者が本当は男性なのかと思ってしまう。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.50
(4pt)

辛すぎる

拉致監禁された少女の残酷な手記。
まったく救いようの無い世界なので、鬱な気分になった。
それでも、必ず最後には救いがあると信じて最後まで読んだ。
最初から最後までゾクゾクする作品。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.49
(4pt)

辛すぎる

拉致監禁された少女の残酷な手記。
まったく救いようの無い世界なので、鬱な気分になった。
それでも、必ず最後には救いがあると信じて最後まで読んだ。
最初から最後までゾクゾクする作品。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.48
(4pt)

自分と他人ともう一人の自分。。。

人の想像は果てしないと感じる一冊です。

少女誘拐監禁事件をベースに、より重厚な人間模様を描いております。

面白い小説を読みたい人におすすめの一冊です。

残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.47
(4pt)

自分と他人ともう一人の自分。。。

人の想像は果てしないと感じる一冊です。

少女誘拐監禁事件をベースに、より重厚な人間模様を描いております。

面白い小説を読みたい人におすすめの一冊です。

残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354
No.46
(4pt)

さすが桐野さん

こういうドロドロ感を書かせたら桐野サンは格別ですね。

人間、耐えられない境遇に遭ってしまうと、人格が壊れる前に
別の世界を見出してしまいます。自分の世界を構築してしまう
わけで、過酷な状況に陥られなくとも 秘密のノートを作ってみたり
秘密基地を作ったり…ままあることです。

誘拐され監禁された彼女は「性的人間」になった。
大人でも 女性でもなく「性的な人間」

桐野さん表現力が豊かですね。
残虐記 Amazon書評・レビュー: 残虐記より
4104667013
No.45
(4pt)

さすが桐野さん

こういうドロドロ感を書かせたら桐野サンは格別ですね。

人間、耐えられない境遇に遭ってしまうと、人格が壊れる前に
別の世界を見出してしまいます。自分の世界を構築してしまう
わけで、過酷な状況に陥られなくとも 秘密のノートを作ってみたり
秘密基地を作ったり…ままあることです。

誘拐され監禁された彼女は「性的人間」になった。
大人でも 女性でもなく「性的な人間」

桐野さん表現力が豊かですね。
残虐記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残虐記 (新潮文庫)より
4101306354