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硝子のハンマー
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硝子のハンマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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被害者、加害者、主人公とも魅力無し。この作者はSF ものが面白い。 | ||||
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推理を求める方は、本書は手に取らないことをおすすめします。 推理という内容は殆どなく、ダラダラと現場検証が進む序盤〜中盤、犯行方法の見つけ方も偶然という落胆するものです。 しかし、最近のミステリは探偵役がドヤ顔でイキるのが風潮になりつつありますね。厨二の作家が流行なんですかね?であれば今後のミステリ界は安っぽくなっていきそうです。 | ||||
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面白いと思って、知人の一級建築士に読ませたところが、「建築考証が出鱈目で、シラケた」という思わぬ感想が返ってきた。 | ||||
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途中でやめたけど、結末は読みました。^^ | ||||
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1「見えない殺人者」と2「死のコンビネーション」の二部構成ともいえます。 トリックは、密室殺人ものとしては、私には上の下といった感じです。 (上の上はディクスン・カー「妖魔の森の家」) モルグ街の殺人、黄色い部屋の謎、皇帝のかぎ煙草入れ、46番目の密室より、密室トリックは面白いと思いました。 この作品はミステリーですが、1「見えない殺人者」の方は、あーでもない、こーでもないという会話が多く、なんたら かんたらです。よく調べたと言えば、それもそうですが。また、それも悪くはないのですが。この作家はいろいろ細かいです。 面白さという点では、同じ貴志祐介の「黒い家」「青の炎」「クレムゾンの迷宮」「天使の囀り」「ISORA」に比較するとイマイチかなと。 2「死のコンビネーション」では、この主人公が絶体絶命の境遇になってしまい、何とか切り開いていく過程が、とても面白かったです。 殺害の動機は弱く、現実的ではありません。しかし、誰か死亡しないと、ミステリーとしては、読者の興味をひけないので、仕方ないでしょう。 もっと、しょうもない動機のミステリーは、沢山あります。 法月綸太郎による、貴志祐介へのインタビューがよかったです。読者が知りたいことを、的確に質問していて、すごいです。だてに京大推理小説研究会出身で、いくつもミステリーを発表している訳じゃないと。 ミステリーの解説は、こういうインタビューの方がいいと思いました。解説者が一人で、無理やり褒めるだけのものより。 【以下ネタバレと個人的な感想】 ●このトリック、作者が自信をもっているようで、タイトルそのままです。 ●素人が、こんな重い、特殊なガラスを細工するのは無理です。 ●曇っていたとしても、また、照明が点いていても、部屋の内外、明暗差が大きいのです。大きな物ならともかく、離れた窓の外から小さなダイヤを視認するのは難しいです。 ●マスターキーを出入りの業者に渡すことはありません。必ず管理会社又は警備会社の人間が所持して、立ち合いという形で解錠します。したがって、マスターキーをコピーできません。マスターキーは、基本、どの部屋のドアも開くのです。それを渡して、万一、大きなトラブルがあった場合、たとえば、後日、数十万円、数百万円、テナントから請求されたりすると大変なので、出入りの業者には預けません。 (マスター以外の個別のキーですと、ノート等に、日付、会社名、氏名、電話番号、貸すキーの番号の記入後に渡します。どのビルでも、大抵そうです。万一、キーの未返却等、何かあっても、記録から特定できます) ●センサーを、(もっともらしく書いていますが)こんな物で胡麻化すのは無理です。センサーは、2004年には、既に感度が高くなっており、腕を動かしただけでも反応します。 ●マンションとは全然違い、テナント、企業の入っている12階建てのビルで、交代制の警備員、たった2人だけは、ありえないです。出入り口(通用口含む)の解錠、施錠、テナントからの呼び出し、巡回等があります。生身なので、時には病気やケガで休まれることも想定内です。 ●この犯行のやり方では、確実に非常に大きな音がします。ドアが閉まっていても、たいてい誰かに聞かれ、「その時間帯に大きな音がした」と警察に報告されます。 テレビスタジオの防音ドアなら話は別ですが。あれは、壁が分厚く、天井の中にまで吸音材が、びっしり入っています。気密性の高いがっちりした防音ドアが、前後に2枚もあります。(二重) ●ロボットは、操縦に慣れが必要です。まして、人を乗せて、ろくに練習もしないで、ガラス窓にうまくセットするのは、大変難しいです。 ※現実には、この犯行は不可能のようですが、奇想天外で面白いトリックです。 | ||||
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うーん、トリックの全貌がイマイチよく分かりませんでした汗)これ密室トリックになってるの?という疑問が払拭出来ず…最上階なら強風が吹くことは多々あるだろうし、探偵さんの前に刑事か鑑識が気付くのでは?と思いましたが。二部は物語の目線が変わるので、なんか最後は探偵さんが一番ズル賢い悪者に見えてしまって「なんだ、こいつ?」て感じになりました。殺人はダメだとカッコつける割に横やりで盗むのは正当化しているのが気に入らない。シリーズ化されてるようですけど、読む気にならないなぁ。 | ||||
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トリックを活かすために、初めから3分の2近くを関係ない話で引っ張る構成。完全なる密室を証明するためなのだが、非常にくどくて長く感じた。読後は、長い割には結末が中途半端であっさりしない。 | ||||
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正直いまひとつ釈然としませんでした。 セキュリティ関係のディティールの盛り付けかたは たしかにすばらしいです。 セキュリティ関係の情報を駆使して「不可能性」の状況を 提示し、可能性を仮説→検証でひとつづつ潰していく描写は、 なかなか読み応えがある。 しかし、2つどうしても見過ごせない欠点があります。 1.殺人の動機が苦しい。 動機を抱く大きな要因となる犯人の経歴も、まるでその動機を 導かんとするために無理やり設定したようなもので、 あれほどの大量な経歴の叙述が動機へと収斂する感じよりも むりむりそっちへもっていきたいがための誇大妄想者の話す ような大風呂敷な印象になってしまっています。 記述量の割りに納得感が薄い気がしました。 2.トリックがバレるきっかけやその要因となった理由がショボい 主人公がメイントリックに気がつくきっかけも結局は 犯人の楽観的な見積もりに起因しており、あれだけ緻密な準備を している犯人がそんなとこでそれだけの手しかうたないのかよ〜 とすこし納得できなかった。 メイントリック自体もそんなのでほんとに人間が殺せるの?と いう疑念が最後まで払拭できなかった。 | ||||
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筆者の作品は今ひとつ心が抉られるようなものがない。 読み終わってどのような意味でも心が真に動かされることがない。 本書も前半の謎解きは薀蓄は豊富だが冗長で、後半の謎解きは結局「それかよ」と言いたくなってしまう。 まっ、それでもそこそこ面白いから読んでいるのだが。 | ||||
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いまさらながらですが、貴志さんの作品を読み漁ってます。 「鍵のかかった部屋」ではちょっとがっかりしたので、その元となっている 本作なら...と手に取りましたががっかり。 個人的には、やっぱり、ISORAとか天使の囀りのようなもののほうが好みです。 ただし、この作品にしてもほかの作品にしてもそうですが、貴志さんの綿密 な取材にはおどろかされます。その割にはストーリ自体がやや軽めで、さらっとしています。 よくいえば読みやすい。悪く言えば退屈。と感じました。もちろん、そこが貴志さんの意図した ところだとは思うのですが。 | ||||
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小説だから仕方ないのかもしれないけど、 探偵さんがいろんな意味で調子良すぎ。 犯人を見抜くところも、犯人が隠した物と、 隠し場所を当てるのも強引な推理、という感じでした。 私は犯人の青年に同情。何か救いの手が欲しかった。 後味が悪かったです。 | ||||
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面白くないわけではないが、好きではなかった。前半の推理しては失敗、推理しては失敗、というあたりは単純に楽しく読めたが、後半、犯人の目線になった途端、不完全燃焼感が募ってしんどかった。『青の炎』でも思ったが、この著者は倒叙形式があまり向いていないんじゃないかな… 犯人の行動原理が浅薄なのに対して、犯行の手順を執拗なほど細かく書き連ねるやり方には、どうしてもリアルを感じられない。特に恨みがあるわけでもない人間に対して、ここまで緻密なやり方での殺人をしかけるその過程が、克明な記述であればあるほど、犯人の人物造詣に違和感を感じ、作り事っぽい印象を受けてしまう。逆にそこをつきつめて、人間はそこまで利己的になりうる、という書き方であれば納得できたのだが、そういう風に読むにも中途半端だ。犯人視点でありながら、どんな意味でもまったく犯人の心に寄り添えないのでは、倒叙の意味がないような気がする。 読んでいる間はそれなりに楽しめるが、心には残らない。 | ||||
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発売前の年末に出た「このミス」のコメントで 「犯人を変更したので発売が予定より遅れる」云々と あったので、推理小説で途中から犯人を変えること なんてできるのか?とびっくりしたのを覚えています。 で、読んでみると、ナルホドそういうことかという感じです。 こういうやり方もできるし、それとは別にこういうやり方もできるけど、 今回は、コイツを犯人ということにしよう、と。 要は、犯人(およびトリック)なんて、作者の匙加減しだいなのだなぁ と思いました。 謎を解くためのヒントが提示されているわけでもないので、 「フーン、だから何?」という印象。 推理小説の舞台裏なんてこの程度なのか、と思ってしまいました。 大好きなRPGが、単なる経験値稼ぎの単純作業だと気付いてしまった のに近い印象。 犯人のバックグランドを描いた後半部は、この作者らしいので 救われていますけどね。 | ||||
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いわゆる密室殺人物のミステリ小説。この後、探偵(泥棒)役の何でも屋と女刑事が、謎解きをする作品がシリーズ化されている.このシチュエーションは、森博嗣のVシリーズとよく似ている.貴志作品は本格ミステリ狙いだが、所詮、密室殺人など作り物でしかおこりえない物語りだし、殺人の動機を示すため、あとから犯人のバックグラウンドを説明する下りも、今ひとつぱっとしない.特に、この殺人のトリックだが、アリバイを作るためとはいえターゲットを確実に殺すことができるかもわからない、硝子に証拠が残るかもしれない方法で、わざわざこんな面倒なことをするだろうか?あくまでトリックありきのこの作品は、貴志祐介もネタ切れかとがっかりさせられたものだ。この作品が推理小説の賞をもらう時点で、ミステリ小説という分野のレベル低さがわかるというものだろう.残念ながら、わざわざ購入してまで読む価値はない作品。 | ||||
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日本推理作家協会賞受賞作の貴志祐介ものとくれば、どれだけ面白いかと期待した。 しかし、この作品はお薦めできない。 その理由は、「筆力」である。 「黒い家」をはじめとするいままでの貴志祐介の傑作に比べ、 本作品はあまりにも「筆力」が弱い。 貴志祐介ファンとしては、この作品が貴志祐介唯一の駄作となることを願うばかりである。 | ||||
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さすがに上手いなぁというのと、例によって一生懸命 勉強したことを全部書いたのね、という印象を受けました。 話はちょっと強引で、前半の推理の部分と後半の核心部分の つながりが非常に悪いと思います。 | ||||
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自分もご多分に漏れず、貴志祐介氏の大ファンです。 「天使の囀り」を初めて読み、ISOLA・黒い家・クリムゾンの迷宮・青の炎と次々と読みました。 今回の硝子のハンマーはキャラは立っているものの、殺人の動機や密室のトリックに繊細さを欠き、言うなれば付け合わせが豪華なだけのメインディッシュのような感じに仕上がっていると言わざるを得ない。 非常に残念なことだ。 | ||||
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貴志佑介4年振りの新作 期待はしたんですけどねぇ・・・ 仮説をたてては消していく作業も読み応えはあったのですが、問題は第2部ですね。 犯人からの視点が弱いような感じです。私は個人的に青砥順子役を水野真紀、榎本径役をオダギリジョーにしてドラマ風にして読みました。けっこう面白かったですよ、特にオダギリジョーのキャスティングは飄々としていて楽しめました。まあそうでもしないと続かなかったですね・・隔作で傑作が出ていますから次回作に期待します。 | ||||
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密室ものはトリックに溺れて、なぜ殺さざるを得なかったかという点に納得性のないものが多いが本作もその例にもれない。動機にふれた1行にずっこけてしまった。 | ||||
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人に借りた本じゃなければ、途中で読むのをやめたかもしれない。正直、つまんなかった。この本を貸してくれた人も、「途中で飽きた」と言ってたけど。とにかく、全ての登場人物に、魅力がない。いろんな人の視点が入れ替わり立ち替わりするのだけれど、だれにも感情移入が出来ない。そもそも、主人公が誰かすらはっきりしない。たぶん弁護士の純子か、防犯コンサルタントの榎本なんだろうけど、どちらにしろ、作品世界を構築するためのただの部品のようで、無機的で、読んでいて全然、イメージが喚起されない。ときどき妙な正義感を振りかざしたりするのだが、それもなんだか取って付けたようで、目障りで、余計にキャラクターの魅力のなさに拍車をかけている感じ。僕はわりとキャラクターで読む方なので、こうも魅力のないキャラばかりだと、お話がどんなに面白くても、読むのはしんどい。トリックはすごいけど、あまり「やられた!」って感じはしない。高度な専門知識がなければ考え付かない手口で、一般多数の読者に勝ち目はない。でも、すごいトリックには違いないし、ディテールが凝っているのを評価して,星2つ。貴志裕介はすごい、と聞いていたので期待したのだけれど、思いっきりハズレだった。でも、貴志氏はミステリ作家ではないわけだし、この作品だけで評価を決めるのはよそうと思う。そのうち、評判のいい『黒い家』あたりを読んでみよう。 | ||||
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