■スポンサードリンク
クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
クリムゾンの迷宮
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クリムゾンの迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全241件 141~160 8/13ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
眼が覚めると主人公・藤木は異世界の真ん中にいた。深紅色(クリムゾン)の異様な風景。 場所は不明。持ち物なし。水・食料なし。ひとりきり。 やがて同じ境遇の数名の男女と出会い、生き残るために主催者の指示に従い、生き残りを賭けたゲームに参加させられる。 極限状態における人間関係の揺らぎ、人間性の崩壊など――設定や題材としては、現代においては目新しいものではないだろう。 閉鎖空間で仕掛けられた理不尽な殺人ゲーム、という題材はすでに陳腐ですらある。 「キューブ」や「SAW」、「インシテミル」など、挙げれば枚挙に暇がない。 決定的なのが「バトルロワイアル」のヒットであるのだが、奇しくも本作と発表時期がまったく同時期なので、どちらが二番煎じというわけでもなさそうだ。 しかし同様の作品が多い中、いま読み返しても本作は非常に面白い。 舞台となる場所の地理的な雑学、サバイバル、動植物、薬物などの広範な知識が散りばめられ、スリリングな展開に思わずページを繰る速度も速くなる。 そしていつしかほかに考えられない題名の妙に唸らされるのだ。 目新しいわけでもない。人物描写に深みがあるわけでもない。文章力が高いとか芸術的な美文も見当たらない。 しかし批評家たちがとかく重視しがちなそれらがなくとも、じゅうぶんにエンターテインメントさせられるんだぜ、むしろイマドキの読者はそんなカビくさいもん求めてないんだぜ、というエンタメ作家としての気概のようなものが感じられる。 作中で登場するゲームブックとの関連がいまいち消化不足だったのが気になるが、それを差し引いても自信を持ってじゅうぶん薦められる出来。 深みのある名作とはいわない。しかしまちがいなく娯楽小説としての超傑作だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「天使の囀り」が面白すぎて(自分の好みでは、このようなタイトルの本は手にも取らないのですが)「天使の〜」と本作の評価で購入しました。が、やはり2日持たずに読み終わってしまいました。終わり方に少し「あるある感」と「しょうがないよな、こうしないと終わらないもんな感」がありますが、「目が覚めたら火星へようこそ」なんてリアリティのない始まりから読者を引き込むこの方の文才にブラボー。 鈍感な私は最後まで藍の目と耳の件がわからなくて、「やっぱりそうなんだ・・」からの「あぁ・・・怖っ」に2度、3度とゾクっとさせられました。暇つぶしなんてもったいない。ホラー、グロが好きな人は読んでみる価値はあると思いますw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まんまバトル・ロワイアル。 緊迫した状況で浮き彫りになる”人間”。 貴志祐介の作品はどれも”人間そのもの”や”人間の本質”を描こうとしているように感じる。 おかげで、だんだんホラー小説の面白さが分かってきた。 たぶんホラー小説は、緊迫した状況を利用して人間のうねりを描くジャンルなんだ。 ただの怖い話じゃないんだな。ずっと誤解していた。 怖さではなくて、それによって浮き彫りになるものこそが本質なんだ。 そして、それがあるからこそ、臨場感が出るのだろう。 最後のオチもけっこう好きだ。ミステリー要素のあるホラー小説は面白いな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台・人物設定、物語の構成から展開までよくできています。 ゲーム機のキャラクターの細かい演出も面白い。 人間の極限の心理状況や精神状態を、リアルに描いた作品です。 迫り来る恐怖と戦いながらの、生死を賭けたサバイバルゲーム‥‥ 賞金の額が決まっている中で、人数が減れば減るほど取り分が多くなる、完全なるゼロサムゲーム‥‥ バトルロワイヤルにゼロサムという状況を加えたような内容です。 これにより、人間の恐怖心理をうまく煽った、緊迫感のある物語となっています。 物語に入り込みやすく、読んでいると主人公に憑依してしまいます。 それによって、こちらが追われているかのような錯覚に陥り、恐ろしいほどの臨場感を味わえます。 生死を分ける選択肢が多いので、こちらも必死になって頭をしぼる。 特に物語の後半からの生きるか死ぬかの緊迫した展開には、心臓の音を鳴らしながらページを捲り続けました。 残酷な描写があるので、女性には少しお勧めしにくいです。 内容が面白く、一度開いたら一気に読んでしまいました。 武器、護身用アイテム、食糧、情報、この4つの選択肢のうち、あなたならどれを選択しますか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが貴志祐介。読み始めたら止まらない。 なぜ集められたかも分からない男女9名が、未知の場所でサバイバルゲームを 行う羽目になる。最初はどの程度の危機が潜んでいるのかも分からなく始めた ゲームも、徐々にその実態が明らかになるにつれ・・・。 次の展開を早く知りたいという欲求にはとても勝てない。何日かに分けて 読もうと思っていたのだが、結局一気読みしてしまった。それほど面白い。 食屍鬼(グール)の件は本当に恐ろしい。貴志作品を読む時にいつも思うこと だが、小説で想像しながら読むくらいが丁度良い。映像化したらグロ過ぎて うなされてしまうかもしれない。 落ちは何となく読める展開ではあるけれど、それでも作品の価値を低くする ものではないと思う。 それより、最初に読み始めた時は荒唐無稽な設定と感じたのに、読後には 現実に起こり得る話に思えてきたのには恐怖を感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者の小説は、以前に新世界よりを読んでからはまっています。 この小説は、なぞの世界におけるサバイバルストーリー。 いちおうホラーというカテゴリーにはなっていますが、 怖いという印象はそれほどなく、次々と展開されるストーリにひたすら引きつけられます。 最近似たようなテレビドラマとか映画とかもありますが、 この小説も映像化されればいいのにと思います(もうされているかも?)。 下手なハリウッド映画なんかよりも遥かに面白いこの小説。お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1980年代、ゲームブックというのがあった。 知っている、やったことあるよという方ならこの小説はお勧めです。 ゲームブックが要素の一つになっていて、やっていた人なら懐かしさも手伝って かなりひきこまれます。 貴志祐介といえばホラーだと思う人が多いでしょうが、ホラーのテイストもありつつ どちらかといえばアドベンチャーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志さんの本は全部読んでいるので、 これは再読になりますが、いやいや、 平成12年の文庫がいまでも古びずに おもしろいとは、エンターテイメント小説なのに 驚きでした。これがストーリーなりストーリーテリングの 力ですかね。 RPG(ロールプレイングゲーム)とかバトルロワイヤル とか、この本を表現するキーワードはいくつかあるでしょう。 でもこういうキーフレーズをあげてみても、やはり尽くせていない 魅力がこの本の本文にはあります。 こういうのこそ読めばわかる、読まなきゃわからない、の典型ですね。 殺戮シーンがどかどか出てきたりもしないし、えぐいと言うほどの ホラー描写もないので、その辺が苦手な人もいけるのではないかと思います。 (私も好きじゃない方ですが) 貴志さんは心理学に強い興味をお持ちですし、エンターテイメント系なのに 人物が非常にくっきりしていてそこが魅力的ですよね。 ただおもしろいって言うだけじゃない何かがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで一気に読める極上のエンターテイメント、 『バトルロワイヤル』『インシテミル』などが好きな人なら絶対に楽しめます。唯一ちょっと残念なのはエンディング。淡白過ぎるので、もう少し書き方を変えればもっと深みが出たと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サバイバルホラーとして、名作。 読み始めは、少しとっつきにくい感じがあるが、読み進めていく内にグイグイと引き込まれます。 文章が巧く、実に読ませる。貴志祐介の本が結構読んだが、作品毎におもしろい。(大概、ホラーだが) 「新世界より」の次におもしろい。下手な映画を観るよりもお勧め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方が書いていらっしゃるとおり、一気に読ませる文章力は流石! 貴志祐介さん! と言いたいトコロですが、ラストが何か釈然としないまま終わってしまった感がいなめません。物語が唐突に始まったので、ハッキリしない終わり方にしたのかな〜と解釈出来ない事も無いんですが、敵の正体や動機も是非知りたかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いっきに読める、そんな本。オチは若干無理くりな感じは否めないが十分楽しめる。やめられないとまらない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
空想好きの人なら、だれもが一度は想像した世界に送り込まれた主人公。だから非常にはまりやすい(中二病設定とも言う)。 誰が、なぜ、という謎を解く前にまずはサバイバルが最優先!の状況で、怪しい女は仲間になるわ人外は出るわもう怪しさ満載。 真実は実際にはありえないけど(現在の科学技術ではありえないものがある)、とりあえず納得できる範囲。 ホラー文庫ということで少し引っかかっていたけど、なかなかものでした。一気に読める! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
緊迫感、疾走感、この点において、この作品は突出している。 が、疑問が残っている部分も多々ある。 (以下、ネタバレ含む) 登場人物は最初、皆、記憶が曖昧だったり、薄れていたり、なかったりするのだが、 どうやって消したのかのネタバレなし。 ヒロインと主人公が性交する時、ヒロインはコンドームが要らない、と言っている。 確かに死ぬかもしれないのだから避妊なんてしなくても、と思ったが、ヒロインは敵側の人間なので、避妊はすべき。 近場からの撮影も不可欠、というが、ヒロインは毎度毎度、この競技に参加させられているだろうか。 代替はいないのか。 というか、目に高性能カメラを仕込める技術を持っているのだから、別にヒロインの目でなくとも隠しカメラで十分対応できるような……。 まあ、山田裕介までとはいかないが、疑問を多々残す作品である。 ただ、理屈抜きに読めば、素直に面白い、といえる作品だ。 久しぶりに時を忘れて読めた作品で、他人にお勧めできるレベルだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定からして、「バトル・ロワイヤル」を惹起させる内容です。 私としては、あちらは青臭い感じがして、読み進めるのに若干抵抗がありましたが、こちらは頭の整理が追いつかなくなるのもお構いなしで一気読みしてしまいました。 ケッチャムの「オフ・シーズン」みたいなグロもありましたが、この作家の面白い所は、そういうものに科学的バックボーンを持たせることだと思います。 ラストはやや納得いかない部分があり、完成度の高さでは「天使の囀り」に軍配があがると思いますが、勢いでは勝っています。 いずれにせよ、この作家のエンターテイメント性と技術は、読者への純粋なサービス精神から根付いているようで、好感が持てます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サバイバルホラーの代表的な作品だということで読んでみたが、 もっと続きを読んでいたいと思わせてくれるぐらい面白かった。 ホラー好き、ゲーム好きにはたまらない設定・世界観であると思います。 こういう設定の小説は珍しいだけに斬新であるように思います。 ただ難点を言うとオチが弱いような気がします。 もっと深く掘り下げて欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志さんの本はこの本が初めてです題名『クリムゾンの迷宮』にすごい心が惹かれました。惹かれますよねたいていの本は初めつまらなく、後から本題にって形が多いですよね。まあ普通にこの本の冒頭は、主人公が目がさめると見知らぬ荒野にいるところから始まりますさらに途中で出会う謎の女性集められた人々北南西東で異なるアイテムそして、始まる極限サバイバルゲームくはっ、これはもう読むしかないでしょ自分が生涯よんだ本で指五つの中には入るおもしろさ一度読みはじめたらはまってしまうことを保証しましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めていくうちに続きがどんどん気になって、一気に読破しました。 特に終盤はハラハラドキドキしました。 主人公の藤木を応援してましたw ゲームの設定や舞台などの世界観に惹かれました。 バトル・ロワイアルなんかが好きな方には気に入る作品かも…? (ちなみに私はバトロワ好きです。) ラストに若干の心残りはあったものの…あれで良かったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前出されていますように、この作品が醸し出す世界観は高見広春さんの『バトルロワイヤル』や、 沙藤一樹さんの『D-ブリッジ・テープ』などに非常に似ております。 緻密に計算されたストーリー、そして予想外な展開による驚きの連続― それらの要素は見事に読者を惹きつけ、圧倒させます。 ボリュームは393ページとかなりたっぷりですが、とても読みやすく、 一日で読もうと思えば読めます(実際私も確か一日とちょっとで読み終わりました) 悪い点を挙げるとすれば、後味はあまり良くありません。 それと個人的に、最後のオチが容易に読めてしまったのが残念でした。 それらの点を踏まえて評価を★4にしましたが、 貴志雄介さんの数々の著作の中でも特に秀逸な出来の作品といっても過言ではないでしょう。 グロテスクな描写や生々しいものに抵抗が無い方や、 先ほど記述しましたバトルロワイヤルの様な世界観を好む方、 そして単純に貴志雄介さんの作品が好きな方。 いずれかの項目に当てはまる方は、必ず読むべきです。 自信を持ってオススメします! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オーストラリア北西部の特異な地形と気候に惹かれて書かれた作品でしょうか。ゲーム好きな人には受けるでしょうね。ゲームとは無縁の私も、自分が異郷を探検するような気分でおもしろく読めました。 過酷な環境下でのサバイバルの物語ですから、現代日本の、身体を鍛える機会のない一般的な会社員を主人公にするのは無理があるかもしれません。しかし、物語の進行につれて次第に成長していくので、ここにもやはりゲームのような楽しみがあります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!