■スポンサードリンク
逆さに咲いた薔薇
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
逆さに咲いた薔薇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
残念ながら、期待したような作品じゃなかった。 氷川ミステリといえば、精緻なロジックが持ち味だという印象だった。 特に初期作品では、クイーンまがいのロジックだったように記憶している。 しかし、本作は探偵薬のキャラもそうだが、最近のラノベ風ミステリの悪いところを変な形で取り入れたようにみえる。 そして肝心のロジックは、じつにスカスカだ。 とにかく真犯人を特定するに至るロジックがもう少ししっかりとしていれば、また違った印象の作品になっていたかもしれない。 まるで最近のコンプレックスを持つ若い女刑事を主役にした、安物の連ドラを見ているような印象だ。 この主役である女刑事にはまったく感情移入できないし、いくら小説のなかとはいえ、それはないだろうと思わせる言動かあちこちに出てくるのはいかがなものか。 とまあ、辛口の感想だが、読み口は悪くはない。 ただし、ミステリに必要な謎がほとんどないという、ミステリとしては致命的な欠点を持っているのも事実だ。 フーダニット?ホワイダニット?いや、謎でもなんでもないし。 ましてや、ハウダニットでもない。 最近新作を見ない著者であるが、初期の頃のような精緻なロジックのミステリを、ぜひもう一度読みたいものだ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!