―おれは彼女のストーカーになった。彼女の全てを知るために後をつけ、盗聴器も仕掛けた。

女子大のゼミ室から学生が消え、代わりに警備員の死体が。当の女子大生は屋上から逆さ吊りに。

推理小説家志望の氷川透は久々にバンド仲間と再会した。が、散会後に外で別れたはずのリーダーが地下鉄の駅構内で撲殺された。

私立秀青高校の軽音楽部の部室を覗いたのは、用務員の各務原氏だった。染めているわけじゃないんだろうけど、赤みがかった髪。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

病院内の面接室で身元もわからないほど焼け爛れた死体が発見された。人の出入りが明瞭な現場からなぜ出火したのか。

エレベーターの前で胸を刺された男は「常務に、いきなり刺された」と、犯人を名指しして絶命した。

殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。

両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。

もうひとつの歴史を刻む日本の全寮制高校。

囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

私は栗林晴美。どちらかというと無気力な今時の女子高生。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

勁草館高校の吹奏楽部に所属する古野まほろは、コンテストでの優勝を目指し日夜猛練習に励んでいた。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

高校生の古野まほろは内戦の満州から日本へ逃れるべく、超豪華寝台列車に飛び乗った。華族、軍人、白系ロシア。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。

古野まほろが所属する、勁草館高校吹奏楽部と生徒会は、文化祭で演劇を共演することに。

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する、伊賀ももと上野あおは共にミステリが大好き。

全身に“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

戦後悲願の航空母艦・駿河率いる第二艦隊は、非戦派内閣の思惑で台湾親善訪問に出発した。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

探偵小説の神の無情な悪戯か、高校３年生・古野まほろが乗った政府専用機は大虐殺の末、ハイジャックされてしまう。

本格ミステリの魅力的な要素のひとつ、密室トリック。

別名『氷の聖女』。子爵令嬢にして英国公爵令嬢・修野まり。

VS帝国陸軍1000人 たった二人の六日間戦争 小曽根百合――実業家・水野寛蔵の下、幣原機関で訓練を受け、十六歳で実地任務に投入。

古野まほろと峰葉実香が初めてふたりで話したのは、とある夕暮れの教室だった。

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

聖アリスガワ女学校VS勁草館高校。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

毒婦の涙か、それとも聖女の涙か――。 依頼は単なる人探しだった。

2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。

愛知県の海に浮かぶ聖アリスガワ女学院。そこはヴァチカン教皇庁直轄の探偵養成学校であった。