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レオナルドのユダ
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レオナルドのユダの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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神に選ばれし万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。 彼をとりまく3人の人物、 (貴族でありながらダ・ヴィンチに弟子入りし、遺産を受け継いだフランチェスコ・メルツィ、 ダ・ヴィンチに魅了され絵を学んだ、フランチェスコの従僕ジョヴァンニ・ピエートロ・リッツィ、 医者で歴史家で伝記作家でもあったパオロ・ジョーヴィオ) の愛憎に満ちた人生を通して、天才の人となり、その英知と孤独、そして「モナ・リザ」のいわくを描き出す。 優しく繊細で、気品漂うダ・ヴィンチが魅力的。 「私の作品など・・・大いなる自然にはとてもかないません・・・」なんて、瞳を伏せつつ言いそう。奥ゆかしく。 もっと泰然として威圧的なイメージだったけど、このダ・ヴィンチ像もなかなかいい。 イル・モーロやレオ10世、ラファエッロ、ピエトロ・ベンボまで登場し、ルネサンス物語としてもとても楽しい。 特に「第2章 1511年〜1516年」。ジョーヴィオの視点で描かれるヴァティカンの住人たちは、活き活きと怠惰で享楽的で、あざやか。 こういう、説明調でないエピソードでつづられる描写は、歴史小説ではあまりないと思う。 全くの予備知識なし!でも問題なく読めるが、多少なりともダ・ヴィンチの作品や歴史的背景を知っていると、もっとおもしろく読めると思う。 | ||||
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