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不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界
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不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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2008年の作品らしいが、まさか続いてるとは思わなくてAmazonでポチッた。 人を選ぶ作品。好きな人は好き。自分はまあ…好きかな? | ||||
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今頃、読んでいます。今、公開中の映画「告白」と同じ学園モノ殺人事件なのに西尾さんは実にさりげなく、さらっと書き上げています。西尾作品の中では、つまらないかもしれませんが、この軽さが私は大好きです。西尾さんの才能に敬服しました。 | ||||
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あらすじでいえば、とある女子校に新任臨時講師として主人公の病院坂迷路(びょういんざかめいろというのが人名です)は、串中弔士という在任講師でスクールカウンセラーのようなことをしている先生と出会います。出会いから数日にして、彼がとんでもなく人格破綻しているということを了解した迷路ですが、普段なら気にするそこよりも目の前で起こる連続殺人事件(男性教諭が次々と殺されていく)にひたすら巻き込まれていきます。最初は意図的に、最後は能動的に。狭い校内で起こる連続殺人ですから、犯人が校内もしくはその関係者という事は間違いなく、身の回りに殺人鬼が潜んでいることは確定という状況だけに、それは新人でいっさいの怨恨関係が学内にない迷路にとっても危険な状況。はたして迷路は犯人を逮捕、もしくは事件の真相にたどり着けるのか。。。。というお話です。 さて。 まぁ、そういう話なんですが、ストーリーはいたってフェア、ひっかけにひっかからないように後からよく読めばサービスしすぎるくらいのサービスをしています。なので、トリックも含めて全てはわりあいとシンプルでオーソドックスです。 しかし、特筆すべきはそのリーダビリティの良さ。 赤川次郎かと言いたくなるくらい、いやもっとレベルは上かな、読みやすさ、サクサク感があまりにも強いです。たぶん、1時間か2時間くらいで余裕で読了してしまえるレベルです。思うに、おそらくはそれこそが西尾維新の強さだろうとは思うのだけれど、一人語りの主人公の独白が読みやすすぎるんでしょう。その告白や思考がどれだけ通常人と違う異常な人格だとしても、異常な能力を下敷きに人格形成された歪んだ世界観のものであれ、その語りがあまりにもスムーズなのが特徴なのでしょう。 | ||||
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僕はこのシリーズの盲目的なファンなのでしょう。全く参考にならないなあ、と自分でも思います。 が、僕はこの作品、嫌いじゃありません。好きでもあります。条件付で。 僕がこの作品に対する評価を数段階上げたのは、世界シリーズ二作目『不気味で素朴な囲われた世界』の終章を、思うところあって本作読了後に読み返したことによります。 二作目と今作における、串中弔士のスタンス、つまり介入度合いの圧倒的違い。本作はこれに尽きます。 本一冊分かけて二作目の後日譚を書いた、そんな印象すら自分は抱きます。 ミステリに主眼を置いているとは、さすがに思えませんし(主眼を置いていたとしたら、三作目のあとがきはちょっと致命的じゃないかと)。 ところで、自分は本作における最後の被害者がちょっと馬鹿すぎるんじゃないかと思うのです。 | ||||
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今回は静かに足音を立てないようにしている雰囲気が終始漂っていて、盛り上がりがあったとすれば懐かしの彼女が出てきたところとあと一つぐらいで、いままでのように主要キャラが子供でないからなのかな?などとおもったりもしました。三作目のあとがきでは弔士君が中学三年生ということでしたが、二作目から十四年たって私立女載女学園に倫理教師として帰ってきた串中弔士君と病院坂迷路のスペアがお話を進めていきます、主に病院坂が。もう少し続いて欲しいこの(世界シリーズ)次回作ラスト、楽しみです | ||||
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予告では串中弔士が中学三年生の時の事件ということでしたが、実際にはあの事件から十四年後、私立女子高校の倫理教師となった串中弔士の周辺で起きる事件です。あの弔士くんが教師しかも倫理教師となり、かつ、スクールカウンセラーの真似事までしているという状況も意外ですが、合わせて、あの病院坂迷路のバックアップと名乗る人物、病院坂迷路が臨時教師として登場してきます。そして、事件は、串中先生と(巻き込まれた)病院坂先生が、同僚の遺体をバスケットゴールにひっかけられた状態で発見するところから、幕が開かれるのです。 次々と起きる殺人事件が病院坂迷路の視点で語られ、畢竟、串中弔士も迷路の視点から描き直される。他者の目から見た自分。第三者的視点で見ているつもりが、いつの間にか反転してしまう。そして事件の終幕。通常いう意味でのミステリーではないと思うので、本格ミステリー好きには気に入られないかもしれない。 十四年前に登場した人物やその関係者が様々な形で再登場し、描かれていない十四年間にどのようなやり取りが行われたのかを妄想させてくれます。 | ||||
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