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寝台急行銀河の殺意
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寝台急行銀河の殺意の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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この書名は少し無理がありますね。確かに「寝台急行銀河の殺意」なのですが、この書名をそのまま受け取ると、読者は違う展開を期待するのは当然です。書名で本書を購入した人は戸惑うと思いますが、いかがでしょうか。 いきなり殺人が行われるのは津村秀介のお決まりのスタートと言えるでしょう。状況描写や被害者と犯人の会話は結構神経をつかって書かれていると思いました。殺害方法はよくあるパターンですが、後で書かれる殺害にいたったあるモノの入手の過程は相当無理がありました。読者を軽く見ているような展開で津村ファンとしては残念な気がします。殺人の動機の背景は、結構詳しく描かれていました。 今回もまたルポライター・浦上伸介のアリバイ崩しがメインのテーマです。ただ、殺害場所の周辺の地図の掲載もなく、当時の時刻表の提示もない中で、勝手にアリバイ崩しをされるわけです。読者は同時進行で推理するという楽しみを何にも提供されないまま、ストーリーが展開します。いくらダイヤを駆使しながら、陥穽をつくような展開をみせられても、ああそうですか、としか言いようのない顛末でした。そのあたりは独りよがりだと言ってもよいと思われます。少しきついですが。 浦上伸介の大学の先輩である毎朝日報横浜支局の谷田実憲との協力体制も、いつもながらの連携プレイが繰り広げられます。今回は谷田実憲が相当ストーリーの展開に絡んできますので、いつもとは少し違う味わいが感じられます。 | ||||
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たった一件の殺人事件に必要以上の細かい描写に、読んでいて疲れてしまった。 殺人事件そのものもよくある青酸による毒殺だ。 舞台は殺人現場の横手をはじめ、東京、横浜、京都と広い範囲にのぼる。 殺された男は横浜の会社員。捜査上で容疑者に浮かんできた美女は当日京都に滞在していた。 果たして殺人は彼女一人による犯行なのか、あるいは複数犯か? 物語としての進展は面白い。 題名にある寝台急行銀河はどのようにアリバイに利用されたのか興味があったが、結果は意外な方向に展開する。 読み終えると、題名に寝台急行銀河を持ってきた意図が必ずしも適当ではないように感じる。 はじめにも述べたとおり、あまりにも細々とした描写が多い文章の為か、物語にスマートさがない。長編ものよりは寧ろ短編ものでいいくらいだ。 | ||||
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