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檻
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檻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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北方先生の三国志や水滸伝は大好きで、愛読者の会に参加したこともあります。 でもこの本は全く合わなかったです。 ハードボイルドに抵抗があるわけではないのですが。 原りょうなどは大好きで何度も読み返しています。 期待していただけに残念でした。 この時代なので仕方ないのかもですが、会話文のクセに慣れなかったのもあるかもです。 | ||||
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テーマも文体もハードボイルド。9割が短文で読みやすいはずなのに、ストーリーが頭に入ってこない。 誰がどんな煙草を吸っているとか、酒の飲み方はどうだとか、情報を差し込みすぎ。 それでいて、キャラ付けや、その時々の感情を間接的に表現する効果がなく、単に羅列されてるだけ。余計な文が添えてあるだけ。 非常にもったいぶったテンポに感じる。 映画で言えばキューブリックやA.G.イニャリトゥの作品を観た時と同じ印象。 初版が1987年ということで、当時の小説のテンポを考慮する必要はあるが、20代の正直な感想としてはこんなものです | ||||
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満足いく状態でした | ||||
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元ヤクザで、今はスーパーのオーナーさんをやっている主人公の滝野和也は、 本気になると、海軍士官だった父親が持っていた海軍専用の短剣を稲妻のように使う凄腕の戦士。 そして、その滝野和也を追う「老犬トレー」の高樹警部と部下の村沢。 村沢は、紆余曲折の末に和也の短剣を受け継ぎ海外に飛び傭兵となり、 のちに「挑戦」シリーズにおいて、 主人公の水野竜一(北方ハードボイルド作品最強の主人公)の前に立ちはだかります。 「牙」とともに、「挑戦」シリーズを読む前に絶対に読んでおきたい一冊です。傑作。 | ||||
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この作品を初めて手に取ったのは文庫になってから。昭和62年3月25日第1刷。平成を超えて令和になり30年を超えて読み返す。何年経とうが、ガキがジジイになろうが、ココロを突き動かす本というのは存在する。 | ||||
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日々の生活がつまらなく感じている30代の男性にお薦めします。 大まかなストーリーとしては、「自分の中の暴力性に目を瞑り、社会の中 (檻)に馴染んで暮らそうとしていた男が、結局はみ出してしまう。」というものです。 自分にはないアウトローの世界観に浸れます。 また、題名の「檻」に着目して、著者は何を云いたかったか考えました。 おそらく、最後のページから本当のアウトロー(どこにも属せず安定せず居場所などない)を書きたかったのではないかと思いました。 以下本文抜粋 『この男のいるところなど 、どこにもなかった 。倉庫と兼用になったあのス ーパ ーの事務所だけが 、檻ではなかったのだ 。海外へ逃げても 、筋者の世界に戻っても 、この男はそこを脱け出したいと思っただろう 。なにもかもが 、この男にとっては檻だった 。自分がもしこの男を逮捕ていたとしても 、結局は檻の中で暮すことになったはずだ 。』 最後に、文章構成が似ている「擬態」と比較して読むと面白いかもしれません。 人によってはリアリティーに欠けると感じるかもしれない当作を、書かれた時代を想像して読むと一味も二味も変わってくると思います。 「檻」:昭和58年3月刊行 「擬態」:平成13年4月刊行 | ||||
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例のごとく彼の小説はかっこばかりつけて、あまり感動するところもなく、心に残らない。注文した自分を恥じ入るだけだ。 | ||||
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北方謙三的ハードボイルド小説の中で「最高傑作」とされる本書。 幾度となく映画化の話があったようであるが、全て北方氏が、ある理由から断っている。 その理由というのが、「優作と約束したから」。 故松田優作氏がこの小説に惚れ込み映画化しようとし、飲み屋の席で直に北方氏に頼み込み、ギャラもクソもなく氏もOKしたようだが…。 しかし、約束は約束。 そこにこだわるのが北方氏らしいといえばらしい。 | ||||
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ここまでの情報から(悪に破れた親に育てられた子供)が(通常の受け手)と作家と役者だと言うことが判明するのである (悪を倒す)に固執するのも(悪を批判する)に固執するのも(悪を演じる)に固執するのもそのためなのである つまり(作家と役者と通常の受け手の直接交際)を行うだけですむはなしであり それを(やらせない)ための(檻)こそ二次元業界だと言うことが判明するのである つまり(言動は常識の範疇にとどめておきましょう)を(わからせる)ために二次元業界は存在するのである つまり(故意に)常識の範疇から逸脱した言動を作家と役者と(通常の受け手)は行っているだけの話である それの(メカニズム)ってなんなのかを明かすことで (何をしたところで常識の範疇にとどまらないやつはそのままです)を認めてください お願いします | ||||
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北方作品を割と読まれている方にとっては、期待を上回る内容ではないと思います。 古本で安ければよいのでは? | ||||
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図書館で借りた「逃れの街」の解説に、この「檻」のことが書かれていました。 初期の名作との事でしたが、「逃れの街」に共通する簡潔な文章で、 クソ暑さも吹き飛ばすハードボイルド。2日で読み終わりました。 | ||||
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挑戦シリーズ ブラッデイドールシリーズ 神尾シリーズ を読み終わってからの 原点の本 檻・・・ 正直 最初に読めばよかった・・ 最近 なぜかハードボイルドばかり読んでいて 北方謙三はずっと避けてきたのに (なんでだろ・?読まず嫌いだった) これを読むとほかに戻れなくなると読書家の友達が言ってたけど・・ 今となっては良くわかる みんなカッコいい・・ こうなったらとことん読んでやる | ||||
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主人公(滝野)は属していた組を潰され兄貴分を殺された後、かたぎになったが、スーパーの買収工作のゴタゴタに巻き込まれるまでの数年間は檻(平穏な社会生活)に入っていたのか。違うね、たまたま何も起きなかっただけ(愛娘の死があったが) 娘の死が潜在的なきっかけのような気もするが、娘が生きていたとしても、ゴタゴタに巻き込まれて黙っていられるような人間じゃない。同じ展開になったはずだ。檻に入っていたと言うのなら、この世そのものが滝野にとって檻だったということだ。 その場その場でのトラブル対処は舌を巻くような鮮やかさだが、結局人生の戦略を持っていなかった。だから崖に向かって突っ走って行くしかなかった。 だけど羨ましい人生だ。どうせ死ぬなら長生きして最後病院のベッドの上であうあうあーよりこういう最後のほうがいいよ。真似したらマズイんだろうけどできるもんなら真似したいね、こういう生き方。 | ||||
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昔は著者の作品を、むさぶるよによみつづけていたが、文章が、大層すぎて、鼻につき始めてきて、読み通けるのを、やめていた、著者の最高傑作といわれている、この作品も読まずに、いて、古本屋で見つけて、久しぶりに、北方謙三をよんでみた、ら昔のカツコ良すぎる主人公と。きざなせりふが読みがえってきて、結構面白くて、楽しめた。 | ||||
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感ずるものは、文庫本を読んだ時と同じですね、カビ臭くなることもないので、数年後にまた読みます。しかし檻という言葉の重みを感じました。 | ||||
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昔、過酷な生活を強いられていた私にとって北方謙三先生のハードボイルド小説は心の支えでした。改めて昔の小説を取り寄せて読み始めました。 主人公はヤクザな世界から足を洗い、普通の結婚をして子供が生まれ、子供が歩き始めたとかそういう平凡な暮らしを一時は幸せだと感じていたのでしょう。 しかし、野生の血はまた息を吹き返してしまったのです。檻の中では窮屈過ぎる主人公は、安全な檻の中では生きられない。 そして修羅場へと自らが道を選び取って行く姿が鮮明に描き出され、読む者の心を引き摺り込みます。 アウトローでありながら読者はこの主人公に共感を覚えます。 彼を追う刑事でさえも彼に好感を覚えるほどの人物。 そして、彼を追うおいぼれ犬の高木警部もまた、ストーリーをより際立たせていて面白い。 高木警部は、警察という枠の中にはまらないやり方で事件を展開させていく、警察内部でも反感を買うような手段を使います。当然、警察内部にも敵がいます。それでも自分のやり方を一歩も譲らない、名脇役ですね。 私は今50歳、20代の頃に読んだ時には気づくことのなかった北方謙三先生のスケールの大きさに圧倒されました。 | ||||
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堅気になった男がスーパーを経営する。ハードボイルド小説。 前半のスーパーでの話が一番面白かった。スーパーという身近な場所で起こる事件を、元ヤクザならではの方法で解決する様は爽快。ただ、それ以降は港なりホテルなり、いかにもな場所で、いかにもな事件が発生する。それはいかがなものか。 ハードボイルドな漢を読みたい人にオススメ。 | ||||
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週刊文春1983年 国内7位 個人スーパーの経営者 滝野は、ヤクザ稼業から足を洗い、妻帯して、平凡だが成功した日々をおくっていた。が、店内で暴れるチンピラを叩きのめしたことをきっかけに、滝野は、再び暴力の世界に戻っていくことになる。 ・・・ ストーリーとしては、ありがちだし、結末も見えてしまう。ので、本書の魅力は、なんといっても登場人物たちの生きざま。滝野を閉じ込める日常を”檻”と表現しているが、それを抜け出そうとする行動が、読み手(男性読者ということになるけど)の暗い願望を満足させるのだと思う。滝野のダチ高安、妻幸江、愛人の暁美、探偵平川、犯罪者となった滝野を追い詰めていく、刑事<老犬>高樹と村沢。それぞれの生きざまを通じて彼ら(彼女ら)が魅力的に描かれている。 滝野がコーヒーを冷まして飲むシーン、高樹がライターをカチカチやるシーンが随所にあるのだが、こういった何気ない描写が、ストーリーを展開する上で、象徴的な役割を果たしていたりして。味わい深いなぁ。 ただ、かっこ良すぎるセリフが多少鼻につくかも。 | ||||
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週刊文春1983年 国内7位 個人スーパーの経営者 滝野は、ヤクザ稼業から足を洗い、妻帯して、平凡だが成功した日々をおくっていた。が、店内で暴れるチンピラを叩きのめしたことをきっかけに、滝野は、再び暴力の世界に戻っていくことになる。 ・・・ ストーリーとしては、ありがちだし、結末も見えてしまう。ので、本書の魅力は、なんといっても登場人物たちの生きざま。滝野を閉じ込める日常を”檻”と表現しているが、それを抜け出そうとする行動が、読み手(男性読者ということになるけど)の暗い願望を満足させるのだと思う。滝野のダチ高安、妻幸江、愛人の暁美、探偵平川、犯罪者となった滝野を追い詰めていく、刑事<老犬>高樹と村沢。それぞれの生きざまを通じて彼ら(彼女ら)が魅力的に描かれている。 滝野がコーヒーを冷まして飲むシーン、高樹がライターをカチカチやるシーンが随所にあるのだが、こういった何気ない描写が、ストーリーを展開する上で、象徴的な役割を果たしていたりして。味わい深いなぁ。 ただ、かっこ良すぎるセリフが多少鼻につくかも。 | ||||
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極上の冒険小説に仕上がってます。ストーリ展開も素晴らしいし、一つ一つの事件が全て我々の心を掴んで物語の世界に引きずり込まれてしまいます。それにしても主人公の描き方がカッコ良すぎます。こういう男に男は惚れてしまうのです。いい読書時間をすごしました。 | ||||
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