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【この小説が収録されている参考書籍】
首 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

の評価: 4.25/5点 レビュー 16件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

著者も掲載雑誌でギアを変えていたことがよくわかる

本短篇集には四作品が収録されていて、掲載雑誌別では『講談倶楽部』が二篇、『オール読物』と『宝石』が一篇ずつだが、『宝石』に掲載された表題作の出来がやはり一番いい。
 戦前乱歩は、通俗作品を書き飛ばすようになっても、『新青年』にはあまりテキトーな作品は載せられないと書いていたように、戦後は『宝石』がその位置にあった。
 著者もまた、掲載雑誌で創作のギアを変えていたことがわかる。

 以下、表題作の感想。
 冒頭のシチュエーションは、かなりそのまま、二年後から連載が開始された『悪魔の手毬唄』に移植された感じw
 ただし事件そのものやトリックは全然別物である。
 お籠り堂とか犬の問題とかの雰囲気もいい。
 カーの有名な短篇を思わせるトリックで、あれと較べると、唖然となる具合であちらに軍配をあげざるを得ないが、短篇にしては結構しっかりしたトリックだから、一群の金田一耕助もの短篇の中では上位に位置すると思う。
首 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:首 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304431
No.1:
(3pt)

表題作が良いです

4つの短編からなっていますが、表題作の「首」がいいです。
じっくり考えればトリックが読めるかも。

それにしても長編よりも短編の方が金田一は冴えてる?
毎度、金田一の周囲には死体だらけなのですが、短編はけっこう鮮やかに解決します。
長編は金田一さん、あんたがいたから死体が増えたんじゃ無いの!とつっこみたくなるくらい解決までに時間がかかるイメージがありますが。
首 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:首 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304431

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