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麿の酩酊事件簿 月に酔
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麿の酩酊事件簿 月に酔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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対応早く、説明どおりの商品でした。 | ||||
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花嫁を捜そうとする名家の子息、のんびりした文麿が、祖母の家訓どおり、一芸に秀でた女性を自力で見つけて落とそうとするのが各話の趣向です。ピアノの世界、茶道の世界、バーテンダーの世界、ビリヤードの世界、それぞれプロになろうとする魅力的な女性に出会いますが、彼女が殺人事件に巻き込まれたり、過去の事件を背負っていたりします。お酒を飲みながら彼女と話をしているうちに、突然別の人格があらわれ、明快に謎を解いてしまう、というフォーミュラパターンでの連作です。 ところで巻末に、この本は講談社刊の「『麿の酩酊事件簿』を、原作者・高田紫蘭の許可を得て、高田崇史が大幅に加筆したもの」とあります。このコミックは作画が望月玲子、もしかして原作者、高田紫蘭とは高田崇史本人ではないかと思いました(あるいは近い存在?)。そうなら、自分で漫画のために原作を書いたものの、コミックという絵では表現できず、小説でしか表現できない「ミステリ」ならではの面を生かすべく、再度、小説にしたのだと思います。 それを検証しようと、コミックも取り寄せて読んでみました。 なるほど、コミックでは描きにくい部分があります。叙述ミステリ的な部分です。文章であるからこそ、読者をミスリードできるのに、絵で見せたら成立しない謎。 著者が改めて小説化(絵から落とすノベライズではなく、同じアイデアを小説として、より精緻に書き直した)意味がよくわかり、その点でいろいろ面白く、考えさせられました。 謎自体ですが、どれもその芸道の蘊蓄に踏み込んだ解決がなされる点は、さすがQEDの高田崇史です。 ピアノの謎ときはちょっと疑問(声楽家ならアリでしょうが)、と思いましたが、茶道、ビリヤードなどは納得のゆくもので、その世界をのぞく楽しみも味わえます。 あの重厚な作風の高田崇史が、普通の経緯でミステリシリーズとして書きおろしたのでしたら、少しイージーかなというところですが、漫画を経たという成立事情を踏まえて読むと、ミステリへの著者のこだわりがはっきり見え、興味深いです。 小説では書けない漫画ならではのオリジナル性をもったミステリ、というものが成立しうるのか? ミステリ小説とはつまるところ「叙述」なのではないか、などミステリについての思索を誘います。 なおコミックのキャラクターたちの雰囲気と、この小説のそれは微妙に違い、麿の存在感はコミックのほうに、女性たちのそれは小説のほうにあったと思います。そんなことも含めて面白い体験をさせてもらいました。 | ||||
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シリーズの2作目です. 短編ならでのテンポや,ワンパターンがよかった前作に比べ, やむを得ないとはいえ『マンネリ感』が強くなった気がします. はじめて読むのであれば,それほどではないかもしれませんが…. また,主人公とヒロインの結末についてもいきなりで, 暗い過去があるはずのヒロインの変わりぶりにも驚きです. 予想どおりの展開とはいえ,もう少し変わっていく様子や, ひとつふたつの波乱くらいは見てみたかったところです. ラストの雰囲気から,これで完結のように受け取りましたが, 一気にロマンスを進め,駆け足で締めてしまったのが残念です. | ||||
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シリーズの2作目です. 短編ならでのテンポや,ワンパターンがよかった前作に比べ, やむを得ないとはいえ『マンネリ感』が強くなった気がします. はじめて読むのであれば,それほどではないかもしれませんが…. また,主人公とヒロインの結末についてもいきなりで, 暗い過去があるはずのヒロインの変わりぶりにも驚きです. 予想どおりの展開とはいえ,もう少し変わっていく様子や, ひとつふたつの波乱くらいは見てみたかったところです. ラストの雰囲気から,これで完結のように受け取りましたが, 一気にロマンスを進め,駆け足で締めてしまったのが残念です. | ||||
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主人公は極端に酒に弱く、泥酔すると名推理を披露するが、素面になるとそのときの記憶がない。いかにもマンガちっくな設定(マンガ原作のリライトだからあたりまえだけど)が、嫌味にならない程度にすっきりまとまった連作短編第2弾。さらっと読めるし、面白い。七海との関係がもっと進展して欲しいかな。 | ||||
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