QED ~ventus~ 熊野の残照 

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QED ~ventus~ 熊野の残照 の評価:

3.71/5点 レビュー 17件。 D ランク

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平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(2pt)

名所旧跡案内。

 『鎌倉の闇』では、本筋と関係のない取って付けたような殺人事件と、あまりにちゃちなトリックだったが、本作では事件すらない。家庭内の問題は起こるが、他人がどうこう出来るものではないし。 これは推理小説ではない。強いて言えば、小説の形を取った名所旧跡案内のようなものか。 それにしても、桑原崇の相変わらずの博覧強記ぶりには絶句させられる。年号や日付、人物名や著作名など全て暗記しており、あまつさえ書物の中の文章までをも暗唱する。著者にすれば、折角調べた資料を披瀝したいのだろうが、超人過ぎてリアリティが全くない。こんな奴いないだろう、と可笑しさすら感じる。まあ、それは京極堂にも言えることだが。それに、途中から奈々の妹や小松崎も登場するが、これも必然性が全くない。単に、崇の薀蓄を引き出すための質問者の役割でしかない。 毎度のことだが、こじつけとも思える強引な言葉の解釈や、何でもかんでも抑圧され歴史に埋もれた人々に結び付けようとする手法には、ちょっと食傷する。 と、まあ文句ばっかり言ってるが、新刊が出る度に即、買っている。それが真実かどうかは別にして、歴史の裏側などが好きな人には合っているかも。 ところで、崇は何故、団体旅行に行ったんだろう。  
QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)より
4061824406
No.4
(2pt)

シリーズを読んだこと無い人にはちょっと・・

今話題の牛王宝印は出てきますがあまり本筋とは関係ありません。今回はシリーズの中では珍しく、神山禮子という女性の一人称で進みます。タタル達との熊野慰安旅行の中、この人物の過去が徐々に明らかになっていくのですが、ミステリー的な部分はどうしても途中(最初からの人もいるかも)でネタが判明してしまうので残念。熊野についてのこんな書き方をしていいのか?と少し心配になりましたが最後の証明部分は(やや課程をすっ飛ばしぎみでも)面白かったです。
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4061824406
No.3
(4pt)

殺人事件と謎解きは何処に?

ネタバレうんたらかんたらより、『殺人事件の謎解き』は本書に存在しません。代わりに、毎度ながらのタタルの解説により、歴史の謎解きがなされます。今回はタタルさん、最初からパワー全開です(笑)特に熊野は、その一部が、平成16年7月に世界遺産に認定されるなど、いま非常にアツイ地域です。(文中には、もし世界遺産になると・・ってあったように思いますが。)その謎解きは明快でいつものことながら面白かった。熊野を見る目が変わりました。本シリーズの読者にとっては、殺人事件はあくまでサイド・ストーリーなんじゃないか?そう感じさせる作品です。
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4061824406
No.2
(5pt)

[面白い!]歴史の闇。

【QED~ ventus~ 熊野の残照】 【高田 崇史】【QEDシリーズ】第10弾!?一作分の内容が濃いだけに10作も続くとは凄い。書店で発売に気がつき3秒で買ってしまった。(むぅ!・・・我ながらパブロフっぷりが立派で素敵な条件反射!)私は自身の責任に於いて、「高田崇史」先生の書かれる「崇」が語る歴史考察を全て事実と捉えています。今回は「人との繋がりを忌避する」初登場の女性薬剤師から話が始まる。彼女が「今回だけは」自身の好みに反して、薬剤師会の「熊野」旅行へ参加表明をし、彼女にとっての知人「奈々」と初見「祟(タタル:渾名)」、らと行動を共にする中で、「熊野」について語られていきます。そしてシリーズの根幹に関わる、「鬼」にされてしまった人々の歴史。今回「崇」により紐解かれる熊野の祭祀・風習・伝承もまた、「鬼」にされてしまった人々に関わる内容がありました。崇により淡々と語られる歴史考察もお馴染みで、地名、人名等についての豊富な知識から来る解釈も面白い。そして、語られない部分(歴史の暗部)についても、何時もながら行間から想いを馳せずに居られない。最後の「告白」は「やられた」と思ったのと、「歴史/風習」について考えさせられた。
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4061824406
No.1
(4pt)

歴史の深淵

~ 歴史を学びながら、自分の祖先にも思いをはせました。人間は悲しい生き物であり、又歴史の上に成り立っていると感じさせらました。多分に難解な所もある話ではありますが苦なく最後まで読むことが出来ると思います。勿論本筋としての話も読み応えがあるのですが、桑原崇と、棚旗奈々の関係も気になる所です。一度で二度楽しめる本になっていると思います。$N~~$ もし、歴史が嫌いではなく読んでみたいと思われる方は是非読んでみて損はないと思います。~
QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)より
4061824406