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底なし沼
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底なし沼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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正に底なし沼。 | ||||
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新堂冬樹さんの本です。 相変わらずの金・暴力・セックスの世界観ですね。 主人公蔵王は、金貸し。特に債権の二重取りを得意とする。 蔵王のバックには武闘派雨竜組若頭市ノ瀬がついている。 しかし、ひょんなことから市ノ瀬との間に微妙な亀裂が走りはじめる。 一方、ハッピーウエディングの日野は、結婚相談所を経営しているやり手。 蔵王は日野が気に入らず、必ず嵌めてやろうと考えている。 はたして、日野vs蔵王の対決の行方は……? とりあえず、街金に金を借りたらあかんな、いくら返却しても「完済証明」とかもらわないと、その借用書が別の街金の手に渡り、「返せ」と来るんだ…というわけですが、 過払い金ならアディーレ法律事務所とかに相談してみたらどうなのだろう、とか考えちゃうのですが、やはり難しいのでしょうか。 また、途中あたりから、物語が失速し始めていく感じがしました。 というより、展開が早すぎて、話の進め方が雑というか。 日野vs蔵王の対決の1Rは、「手形を手に入れろ!」作戦なのですが、そこまではテンポ良くいくのです。だけど、2Rあたりから、ちょっと話がややこしくなりすぎていくんですね。 また、ヤクザ専門取立屋だとか、そういう新キャラが続々と投入されていくのですが、なんかこのパターンって、新堂さんが話の展開に困った時にやる手法だよなぁ……と。 一応、一転二転のどんでん返しがあるわけですが、オチが「ええ~?」という感じしかしませんでした。もう、強引に話をひねくりだしているとしか思えないです。 | ||||
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登場人物の蔵王、日野を軸にして進んでいく物語。中盤までは蔵王と日野の知恵比べが展開していく。こういった知恵比べを書かせると新堂冬樹はとても面白い。後半は登場人物が増え、対立関係が複雑になっていく。後半はかなりの暴力シーンがあって、読み応え十分である。 新堂作品お馴染みのアクの強いキャラクターがたくさん登場するのも面白さの一つだ。 ある程度の新堂作品を読んでいる人ならラストのどんでん返しはわかってしまうかもしれない。 物語の中で印象に残るのが蔵王の「ここで退いてしまえば、肉体的に生きることができても、魂が死んでしまう。」というセリフ。主人公の生い立ちなどからの生きざまが伝わってくる。 新堂ファンには珍しいかもしれないが自分は、同著者のレビューの良い作品「ろくでなし」「溝鼠」「炎と氷」より本作の方が好きである。「カリスマ」「無間地獄」「闇の貴族」「悪の華」「鬼子」「底なし沼」といった感じの新堂作品が好きなので、底なし沼で新堂作品に興味を持った方は、ぜひ「カリスマ」「無間地獄」「悪の華」など読んでみて欲しい。 | ||||
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新堂作品はほとんど読んでますが、 溝鼠ともいいけど、俺的には断トツでピカ一!のおもしろい作品。 とにかく展開が飽きないし、登場人物もいい! それぞれ好みはあると思うけど、一押し! | ||||
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中盤までは蔵王とそのライバルの騙し合いという感じで面白かった。どちらも裏金融へのトラウマがあり、珍しくライバルも非常に魅力的だった。しかしエンディングに向かうにつれてヤクザの抗争劇に移ってしまって(誰が裏切り者かなんかが中心)、現代の忍者みたいなのとかが出てくるのには戸惑うのみ。おそらく作者も広げすぎた風呂敷を畳めなくなってこんなになったと思う。中盤までと後半とで違う作品みたい。まあ面白かったjけどね。 | ||||
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闇金の世界を舞台にした血まみれノワール。 ナイスバディなキャバ嬢と身長180以上のマッチョなクールガイ という、新堂小説ではある意味お約束のキャラクターたちが、単細胞 な連中を相手にいつものように暴れまくります。 くどい描写と漫画っぽい展開は相変わらずですが、 多くを求めなければそれなりに楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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とても強い立場にある者が数ページ後には地面を這いつくばるまでに追い込まれているように、話の展開がめまぐるしく、最後まで勝者がわからないようなストーリー構成になっています。息つく暇もないくらい一気に読んでしまう方もおられるかもしれません。 しかし、尋常でないくらい残忍な暴力シーン。被害者が悲惨なまでに痛めつけられ、心身ともに粉々になる姿についてのしつこいくらい生々しい描写。歯がすべて吹き飛ぼうが、鼻や頭蓋骨が陥没しようが関係ない。なぜ、作者がここまで凄まじいほどの表現を駆使することにこだわったのか理解できませんでした。このため、このような作品に慣れていない自分にとっては、正視に耐えないように感じられただけでした。さらに、読み進むごとにえげつなさがエスカレートしていくため、読み終えるまでが結構しんどく感じられるとともに、リアリティが希薄になっていき、「これはありえない」と強く感じてからは、全然のめり込めないようになってしまいました。 結論的には、暴力的なシーンが豊富で、アクション性が高く、スリリングなストーリーがお好きな方には十分楽しめる作品であると思います。ただし、含蓄や深みのようなものはほとんど感じられず、読み終えた後にもう一度読みたいという思いは微塵も浮かびませんでした(なお、本書には文庫版の場合に付記されるような解説等がないのも残念。)。 | ||||
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無間地獄、炎と氷の完全な焼き直しであり話もつまらない。闇金融経験が新堂氏の売りだがもはや書き尽くした感じだ。 | ||||
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ともかく、3分の2位までは、面白くて、特に二重取りや結婚相談所のノウハウなど、こういう世界をかかせたら、新堂冬樹は、本当に面白い。ただ、最後の結末が今いちなんですよね。いつも、派手な暴力シーンの繰り返しで結末を向かえてしまうので、本当にそういう意味では惜しい作家さんだと思います。まあ、現実もああいう世界は、やるかやられるかで、でも、ここまで知恵比べを書けるのなら、最後は納得のいく終わり方にしてほしいなと思います。 | ||||
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読み始めて、登場人物の絡み方になんだか無理を感じました。 キャバクラでの指名から、許す許さないという事態にまで発展させてしまったところは少々強引な展開だなあと感じました。 前半4分の1ほど読んだところで中だるみしてしまいました。いつも新堂氏の作品は読み始めたら最後まで一気に読み干せるのですが。 しかしながら、辛抱して読んでいくうちに引きこまれてきました。蔵王と日野の人脈を絡めた駆け引きには、最後にどんな結末を迎えるのだろうと段々楽しくなってきたのです。 結末まで読みましたが、結局何が残ったのか? 登場時から描いていたキャラクタを崩してしまい、全員破滅してしまっているようで、勝ち負けがはっきりせず、消化不良を感じました。 | ||||
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新堂氏の作品は「無間地獄」以来であったが、相変わらず壮絶な暴力シーンが多い作品であった。 ただ、ストーリー展開は悪くはなく、かなり分厚い本であったが一気に最後まで読み切った。 最後の「どんでん返し」も相変わらず面白いため、しばらくしたらVシネマに登場しそうな感じである。 | ||||
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新堂冬樹の夏の暑さの残る今読むにはあまりにも息苦しいほどの強力本。 内容はこれまでの奈落に落とす取り立てシーンや凄惨きわまりない暴力シーン、騙し騙され、はめるはめられるの絶妙なコントラストなど、これまでの新堂作品をうまくまとまったいいトコ取りのベスト盤のように読めた。登場人物もまたこれまでのオールスターのよう。 ただ、導入部分などが削ぎおとされることで全体として読みやすいものの新鮮味としては新堂ファンにはどうかなあという気も。そんな意味で音楽のようだがベスト盤的な内容だ。初心者(例えばドラマ「黒い太陽」から入った方々)には衝撃的で、底なしの新堂世界にようこそ!といいたい。TVシリーズには耐えられない描写こそが新堂ノワールだからである。 初の職業テーマである「結婚相談所」や残酷シーンの中にあふれるユーモアな文章はいい意味で苦笑いです。 | ||||
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冒頭は絶対カギ括弧の怒鳴り口調で始まる、と思って本を開けたら案の定そうでした。その後の展開もいつもどおりなのですが、今回も当事者が登場し飽きさせない展開になっているのは流石です。同氏の作品を読んで行くと、主人公の職業(しのぎ)が段々エスカレートして行っていますが、今回は債権の2重取り。小説の様に上手く行くかは兎も角、なかなか興味深い内容でした。ラストは派手な銃撃戦もあります。同氏のファンなら間違いなく最後まで楽しめる内容です。 | ||||
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