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底なし沼
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底なし沼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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登場人物の蔵王、日野を軸にして進んでいく物語。中盤までは蔵王と日野の知恵比べが展開していく。こういった知恵比べを書かせると新堂冬樹はとても面白い。後半は登場人物が増え、対立関係が複雑になっていく。後半はかなりの暴力シーンがあって、読み応え十分である。 新堂作品お馴染みのアクの強いキャラクターがたくさん登場するのも面白さの一つだ。 ある程度の新堂作品を読んでいる人ならラストのどんでん返しはわかってしまうかもしれない。 物語の中で印象に残るのが蔵王の「ここで退いてしまえば、肉体的に生きることができても、魂が死んでしまう。」というセリフ。主人公の生い立ちなどからの生きざまが伝わってくる。 新堂ファンには珍しいかもしれないが自分は、同著者のレビューの良い作品「ろくでなし」「溝鼠」「炎と氷」より本作の方が好きである。「カリスマ」「無間地獄」「闇の貴族」「悪の華」「鬼子」「底なし沼」といった感じの新堂作品が好きなので、底なし沼で新堂作品に興味を持った方は、ぜひ「カリスマ」「無間地獄」「悪の華」など読んでみて欲しい。 | ||||
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新堂作品はほとんど読んでますが、 溝鼠ともいいけど、俺的には断トツでピカ一!のおもしろい作品。 とにかく展開が飽きないし、登場人物もいい! それぞれ好みはあると思うけど、一押し! | ||||
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ともかく、3分の2位までは、面白くて、特に二重取りや結婚相談所のノウハウなど、こういう世界をかかせたら、新堂冬樹は、本当に面白い。ただ、最後の結末が今いちなんですよね。いつも、派手な暴力シーンの繰り返しで結末を向かえてしまうので、本当にそういう意味では惜しい作家さんだと思います。まあ、現実もああいう世界は、やるかやられるかで、でも、ここまで知恵比べを書けるのなら、最後は納得のいく終わり方にしてほしいなと思います。 | ||||
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新堂氏の作品は「無間地獄」以来であったが、相変わらず壮絶な暴力シーンが多い作品であった。 ただ、ストーリー展開は悪くはなく、かなり分厚い本であったが一気に最後まで読み切った。 最後の「どんでん返し」も相変わらず面白いため、しばらくしたらVシネマに登場しそうな感じである。 | ||||
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新堂冬樹の夏の暑さの残る今読むにはあまりにも息苦しいほどの強力本。 内容はこれまでの奈落に落とす取り立てシーンや凄惨きわまりない暴力シーン、騙し騙され、はめるはめられるの絶妙なコントラストなど、これまでの新堂作品をうまくまとまったいいトコ取りのベスト盤のように読めた。登場人物もまたこれまでのオールスターのよう。 ただ、導入部分などが削ぎおとされることで全体として読みやすいものの新鮮味としては新堂ファンにはどうかなあという気も。そんな意味で音楽のようだがベスト盤的な内容だ。初心者(例えばドラマ「黒い太陽」から入った方々)には衝撃的で、底なしの新堂世界にようこそ!といいたい。TVシリーズには耐えられない描写こそが新堂ノワールだからである。 初の職業テーマである「結婚相談所」や残酷シーンの中にあふれるユーモアな文章はいい意味で苦笑いです。 | ||||
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冒頭は絶対カギ括弧の怒鳴り口調で始まる、と思って本を開けたら案の定そうでした。その後の展開もいつもどおりなのですが、今回も当事者が登場し飽きさせない展開になっているのは流石です。同氏の作品を読んで行くと、主人公の職業(しのぎ)が段々エスカレートして行っていますが、今回は債権の2重取り。小説の様に上手く行くかは兎も角、なかなか興味深い内容でした。ラストは派手な銃撃戦もあります。同氏のファンなら間違いなく最後まで楽しめる内容です。 | ||||
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