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(短編集)
臨場
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臨場の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全108件 81~100 5/6ページ
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| 主人公は、終身検視官或いは校長と呼ばれる、「倉石警視」。 臨場とは、事件に臨み初期捜査に当たることを言います。 短編が8編収録されていますが、とても組織人とは思えない超越した言動にプラスし卓抜した分析力を持っている一方で、自分の優秀さをひけらかす訳でもなく、人間味溢れる「倉石」が実に魅力的に描かれています。 う〜ん、やられたと思う場面も何箇所も出てきます。 読み終えると心がすっきり晴れ渡ります。 | ||||
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| 短編を一冊にまとめたものであるが、長編に匹敵するくらい面白いし読み応えがある。型破りな警察官(検視官)が主役であるが、実に魅力的な人物として描かれている。 長編では殺伐としたストーリーであっても最後に心温まる情景が描かれるが、本書は短編にもかかわらず最後に心が暖かくなるストーリーが用意されているものが多い。 ページを追うごとに著者の倉石検視官に対する愛情が感じられる。 続編を期待したいが、最終話の流れからすると実現されそうにないのが残念である。 ドラマ化されるとのことで編集しました。 読後にドラマ化するなら。。。とイメージした俳優さんがいます。 寺島進さんがぴったりではないかと思っていましたが、テレビ朝日でドラマ化されるそうですが内野聖陽さん主演だそうです。少々残念ですが、興味のある方はお読みください。 冷酷かと思えば限りなく優しい。。。そんな素敵な検視官が主人公です。 | ||||
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| 「終身検視官」と呼ばれる男、倉石義男を主人公とした作品8編を収めた短編集。主人公の目ではなく、彼の周囲の人物の目を通じて物語が展開していくという手法で主人公の個性を際立たせていくのだが、相変わらず上手い。 コンスタントに作品を発表している人であり、登場人物の職業・職種が異なっていても物語の構成が似通っている傾向の作品(特に短篇)が多いので新鮮味はないのだが、それでも、読んでよかったとシミジミと満足できるのは、著者の作家としての実力なのだろう。 横山秀夫の小説は、毎日食べても飽きないゴハンとミソ汁。そんな気がする。 | ||||
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| 警察組織に詳しい(?)私も「検視官」知りませんでした。 確か昨年の秋に読んだので、忘れてしまったところもあるのですが、「時来たり」の話は圧巻でした。 また、「老人臭がなかった」や「孝行息子を持った母は自殺しない」などの(まだまだありましたが)セリフも泣かされました。 また、私も多少報道関係者と関わったことがあるので、地元新聞社の記者の「大新聞の記者は一発特ダネを当てて、本社に帰ればいいが、俺たちはずっとのつきあい」というところは、上毛新聞の記者だった作者ならではの文章ですね。(正確な文章は忘れているので多少の違いは大目にみてください。) | ||||
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| 今度は検視官のお話です。 さすがは横山さんですね。 精緻な描写、巧妙なストーリー展開は相変わらずです。 また、主人公の倉石をはじめとする登場人物の“人間臭さ”も見事に描かれていますね。 警察という世界の、また違った一面を見せてくれた素晴らしい小説です! | ||||
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| 現場検視官。事件現場に赴き、状況から事件性の有無などを判断する。 本作の主人公は終身検視官と渾名を受け、第一線で活躍をする現場人である。現場の数は元よりも、現場の状況から全てを把握して裏に潜んだ本当の物語といった全てを見透かしてしまう力量を持ってもいる。 捜査官とはちょっと一味違う。座ったままの探偵物語とも違う。不思議な位置にある物語。 | ||||
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| うっかりすると見逃してしまいそうな些細なことの中に、大きな真実が隠されていることがある。倉石の鋭い観察力は絶対にそれを見逃さない。人の心の奥底に潜むものさえも、時には見抜いてしまう。事件や事故を機械的に処理するのではない。そこには温かな心遣いが感じられる。そこが倉石の魅力となっている。倉石はこれから先もずっと検視官を続けていけるのだろうか?ラストの描写が気にかかる。 | ||||
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| 以前、著者の短編集「看守眼」を読んで、その面白さを嫌と言うほど味わいましたが、本作でも存分に短編の面白さを味わうことができました。 検視官を主人公にした連作ですが、本当に面白い。 短編の中に起こる起承転結は日本刀の切れ味さながらで、すごみさえおぼえます。 私は、本作にハマッテしまいマイカー通勤の最中、信号待ちの度に読み進めていきました。 本当にお勧めです。 | ||||
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| 検視官などが事件現場へ初動として調査に赴くことを、「臨場」と言うようです。作品のフィーリングとしては「第三の時効」が一番近いですが、いつもより若干リアリティに欠ける気がします。検視の作法などは流石にリアリティがありますが、事件の状況がやや作り物めいていて、ファンとしては多少の違和感がありました。しかし、一口に警察小説といっても、管理部門から刑事部門、そして今回の検視官と、一人でこれだけの視点から警察を描ける才能はやはり並大抵ではありません。横山秀夫を読むときの安心感は、他の作家ではちょっと味わえない感覚です。本作の中では、「赤い名刺」が一番気に入りました。 | ||||
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| 鉄壁の完成度を誇った、あの『第三の時効』をもう一度!と叫ぶ方にお勧めです。『第三の時効』以上に、トリッキーな謎とトリッキーな解決が全編を覆っている感じです。そして勿論、作者お得意の「男のドラマ」の濃厚さも申し分なし。探偵役は、天才的な洞察力を持つ「終身検視官」こと倉石義男。まさに「名探偵」然とした推理力に、ハードボイルドなワルの匂いプンプンのキャラクターです。男女問わずモテる人。いいな。但しストーリーの核は、倉石以外の、事件に関わる人物の物語です。倉石は名探偵らしく、思わせぶりな台詞を吐いておいて、最後は締める、という。やはり、この作者さん、当代きっての短編の名手だ、と思うところなのでした。面白かったです。 | ||||
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| 本書は「このミステリーがすごい! 2005年版」第9位。 横柄な態度や辛辣な物言いで上司からは疎まれているが、その手腕から異例の終身検視官を拝命。そのカリスマ的な存在から現場では慕う者が多いという倉石調査官。その倉石を中心に、警察の周辺環境を織り成す人間模様を描いた短編連続小説。キャリア組の警察官、叩き上げ刑事部長、婦警、改心組の警察官など警察官を中心とした話や、特ネタを引き出そうと夜回りをする警察担当記者、あるいは実習生の自殺現場に赴く検事など、その周辺からも話が展開する。 それぞれが集う飲み屋が別なことからも伺える刑事と鑑識の壁、夜回りを受ける刑事とスクープを狙う記者など、警察の舞台裏をのぞかせることでリアリティ感を補い作品を面白くさせている。いつもながらの絶妙な布石の打ち方には脱帽以外にない。 | ||||
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| この作品が私を横山作品に惹き付けたきっかけとなった作品です。主人公監察医「倉石」全て読み終わった後に一言・・・。「かっこよすぎだろう!」と思わず言葉がでてしまうほどの人物描写力。あえて本人を取り上げるのではなく、「倉石」を尊敬している刑事・反感をもっている刑事など、その人の目からみた「倉石」という書き方に非常に心酔してしまいました。ヒネタ心で読んでしまうと「こんなやついねぇ~よ!」とまで言えるような話だが、非常にお勧めできる素敵な作品です。 | ||||
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| 天才的検視技術を持つ検視官の活躍を描く。いままでの横山の作風とはおおきく異なり、組織のなかの人々の激情を綴るのではなく、一人の検死官による謎解きを主体とするという点で、よくある名探偵もののプロットと同じようになってしまった。この意味でまさに横山らしくない、平凡なつくりといえる。この検死官はシリーズ化する予定はないので、横山にとっては別の作風で遊んでみた感じなのだろうか。作品は玉石混交でオチのないもの、意味不明のものもある。もちろん駄作といえども世間的には充分な水準であり、どの作品もたのしめる。主人公がスーパーマン過ぎるのでやや鼻白む思いもするが。なお作品集中の傑作、「餞」は人前では読まないほうがよい。思い切り泣かせてもらいましょう。 | ||||
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| 無敵の豪腕・横山秀夫が思わぬ陥穽に落ちたという感じだ。前半の四編が感涙ものの出来ばえである。上司に煙たがられながらも現場の捜査官たちに神のごとく崇められる天才的検視官・倉石のひねたキャラクターもいい。もう大傑作短編集決定だな、と思って読み進み、五篇目の「声」でガクッとする。倉石が脇に退くのはいいとして、メインのストーリーがどうにもこうにも中途半端なのだ。続く「真夜中の調書」は快調な語り口で読ませるが偶然性の強さが気になってしまう。「黒星」の語り口はさらに見事だが、物語は最終話への伏線とはいえ納得のいかないものである。そして、最終話は事件そのものの全体像がさっぱり見えてこないまま終わってしまう。厳密には前半の短編にも話の上での無理はある(特に「鉢植えの女」)。元々、トリックや謎解きを緻密に組み立てるタイプの作家ではないのだが、そのあたりの弱さを語り口とキャラクターの素晴らしさが救っていたのだ。「声」以降はその補完がうまくいかず、バラけてしまっている。恐らく倉石ものはこの一冊限りになるだろうから、最終話の不首尾がつくづく残念だ。ただし、後半短編もそれぞれ部分的な魅力はたっぷりであり、全体としてはごくごく上質な短編集である。前半が良すぎたのだ。 | ||||
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| 警察や記者の世界を書いた作品が多い横山秀夫。どの作品を読んでも男臭いイメージがあったのですが、今回はどの章にも女が出てきます。あえてそうしているかのように次から次へと・・・横山作品とは思えないほど女が出てくる。意外に色っぽい話も多い作品でした。物語の軸となるのは「終身検視官」と呼ばれる腕のいい検視官・倉石。倉石が扱った事件を追っていく連作短編になっていますが、章ごとに倉石の周りにいる第3者が主人公となって倉石の事件を見つめる形になっています。このスタイルがいいのかあまり飽きることもありません。正直、ここ一年ほどで横山秀夫の硬派な世界にどっぷりハマってどんどん読んできたので、ここ何作かは「飽きたかな?」とも感じてたのですが、これはすらすら読めました。 | ||||
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| 共通の人物が登場する短編という、「陰の季節」を思わせる設定です。「倉石」という人物を中心に物語は進んでいきます。この「倉石」が中心に、というのがポイントであり、それぞれの話は、この「倉石」の周辺の人物から描かれています。読んでいて鳥肌が立ったのは一度や二度ではききません。「誇り」「妬み」「嫉妬」「嫌悪」「対立」「悲哀」・・・この一冊の中に様々な人間の感情が詰め込まれています。人間の感情を生々しく書いているからこそ、読んでいる人の感情を揺さぶるのではないでしょうか。 | ||||
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| 本作は、作者得意の「警察もの」の「連作短編小説」である。8つの短編を通じ「終身検死官」の異名をもつ捜査一課調査官・「倉石」が殺人現場に臨場し、「ホトケ」に対する卓越した観察眼から、捜査官達があばくことのできない事件の真相を解明するストーリーである。このように作品は倉石を中心に展開するのであるが、あえて各編ごとに主人公をおき、第三者の目から倉石の捜査ぶりを描く手法を用いている。あいかわらず、完成度の高い作品でおすすめできる作品である。 | ||||
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| 横山秀夫作品で「第三の時効」を思い出した面白かったです8作品が所収されてますが、第三者を主人公に置きながら一人の人物を浮かびあがらせる。その一人とは「終身検察官」なる異名をもつ倉石。倉石は本当に「特別な検察官」なのか?倉石の周囲、どちらかというと倉石を慕っていない人間を主人公に置くことで、倉石の凄さを浮かびあがらせる。特に面白かったのは『鉢植えの女』ですね。数年後の部長就任も確実視されている刑事部のサラブレット高嶋は自分も検察官時代ミスターパーフェクトと呼ばれただけに倉石を認められない。検察官経験者である高嶋が心の中で検視しながら、倉石の技量を見極めようとする。「こいつが特別なわけじゃない」高嶋の本音が執拗に倉石の検視を検証してゆくだけに、ラストのどんでん返しが効いた。警察の組織の中で異物の男倉石。他の干渉を許さず、上の命令など平気で撥ね付ける。武器を持つ男の痛快なミステリー。 | ||||
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| 結構楽しく読めました。実は買ったときは本の最初から最後まで壮大な検視官ストーリーを読めるのかな?と思っていたのですが、実際は短編形式。ちょっとがっかりだったのですが、連続ドラマを思い描いていただければ、、、あんな感じの話のつながり方でした。主人公の倉石検視官が滅茶苦茶ハードボイルドです。刑事コロンボみたいにTVシリーズ化されたらビデオ録画してみちゃうかもしれません。余計なことは言わない。結果は出す。出世には興味は無い。検死の現場には執念とも言えるプロフェッショナリズムを発揮する。ヤクザのような風貌で、現場での観察眼は誰にもおよびがつかない。更に、人間的にも表現は不器用・無骨ながらも、泣かせる男気は持っている。派閥を作ろうとする刑事部長の圧力と倉石のプロフェッショナリズムへの憧れの間で軋轢のプレッシャーに倉石を裏切りかけた後輩を見送るときの暖かさや、生き別れになっていた母の死に目に会えなかった署長が、その母の死に際が自殺だったのか、事故だったのか、また、その自殺の原因が自分との不和だったのか、悩んでいることを倉石に打ち明けます。その捜査結果の報告シーンなどは、男心に「ぐっ」と飛行機の中で涙をこらえずにはいられませんでした。また、二時間ドラマを見るような感じで検視官の仕事とは?を軽く垣間見ることもできたので、余暇の時間に人情ドラマを見るにはちょうど良い本でした。今年の正月に「半落ち」という法廷を舞台にした夫婦愛がテーマである映画が公開されましたが、これの作者が同じ横山秀夫だそうです。こりゃ、半落ちも読んでみなくちゃ。ですね。 | ||||
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| 横山作品はもうウンザリと思っていたが2,3作立ち読みした後、即購入。 倉石、一ノ瀬、署長に部長と解りやすいキャラクターに加え大人受け玄人受けのする内容。第3の時効に似た形式をとっているだけに一抹の不安がよぎります。そうです、ドラマ化や映画化です。脚本家や監督といわれる方のモノの捉え方やカメラアングルがこの手の小説の「広さ」「深さ」を表現しきれないゆえ原作が気の毒になるのです。改めて横山作家の優しさが随所に感じる点は小説(活字)ならではですね。 | ||||
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