夜のピクニック

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夜のピクニックの評価:

3.97/5点 レビュー 573件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全809件 621〜640 32/41ページ
No.189
(4pt)

青春の1ページ

修学旅行のかわりに毎年行われる行事・歩行祭。
この歩行祭の間にある賭けをした甲田貴子。
もし、その賭けに勝ったら、異母兄弟である西脇融と―
歩きながらおしゃべりをして、進んでいくだけだったら青春なんて感じないんじゃないか?
なんておもってたけど、読んでみたらそうでもない。まさに青春!!
仲のいい人と一日中語り合ったり、印象に残る風景が目に焼き付けられたり、恋愛したり・・・
これを読んでると、高校時代を思い出しちゃいますね。
ストーリーもゆっくり進んでいっていい。でももうちょっとドキドキがあってもよかったかもしれない・・・
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.188
(5pt)

青春のエッセンス

世の中こんなに甘くないかもしれない、人間ってこんなに純粋じゃないかも
しれない。でも、みんなリリカルな部分を持っているし、多かれ少なかれ、
青春を感じる瞬間があったはず。
そうした光の部分をぎゅっと濃縮したら、こういう本になるんじゃないかと
思う。これを読んで、自分を振り返るとき現実に追われて忘れていた何かを
ふっと思い出す。幸福感といえるのかな。一服の清涼剤になる本です。
途中もたもたしているというレビューもあるけれど、出来事やストーリー
ラインよりも、本をつらぬく雰囲気こそがこの本の一番の持ち味だと思う
自分は、むしろ結末に向けて急ぐことなくもっともたもたしてほしかった。
この倍の長さがあってもよいと思うぐらい。
精神的に疲れて、明日に向けての元気が欲しい人、ぜひこの本を読みま
しょう。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.187
(4pt)

短い時間を濃密に描いた

 一晩の出来事をとても濃密に描いていて、引き込まれました。文章も読みやすかったです。青春・ノスタルジーを充分感じさせる文体・設定なので、ストーリーの仕掛けはもっと少なくてもよかったかも。
 また、時折入っているカットが少し直接的過ぎて、私には違和感がありました。雑誌の冒頭頁ならまだしも、単行本や文庫本、しかも話の途中には、必要ないと思います。
 ただ、私もこんなピクニックを高校時代に友達としてみたかっなあと思わせる力を持った作品です。皆が持っている似たような懐かしいイベントを思い出す力も持った作品です。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.186
(4pt)

中高年が読んでも面白い

二日間ひたすら歩き続けるというなんとも不思議な学校行事を舞台にして、高校3年生の揺れ動く気持ちを描いた秀作。皆さんもこんな行事に参加したことなんて無いでしょうが、何故か「まるで実経験があったか」のような錯覚を起こさせる設定や、登場人物、お互いの会話など、文章の凄さには本当に驚かされます。ハッピーエンドで終わるところはベタな感がありますが、読後感が爽やかですのでオススメです。今は修学旅行は海外という時代なので、どちらかというと、昭和40,50年代に高校生活を過ごした人の方が実体験に近い感覚(こんな行事出たことないとは思いますが)が得られるのではとも思います。異母兄弟の男女の同級生という設定も何となく「昭和」を感じさせます。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.185
(5pt)

青春!

最後の終わり方が非常によかった!!後味さっぱりの作品でした。
 主人公たちの心情、、だけでなく、友人達がつくる二人の突破口。最後は本当に納得する終わり方でした。
青春ものの代表作ですね。「六番目の小夜子」に継ぐ最高傑作だと思います。
当然、一見の価値有りっ!
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.184
(5pt)

青春

非常にさわやかな作品。
登場人物達の作り出す作品全体に漂う空気感が非常に良い。
自身の青春時代を思い起こさせてくれる作品。
青春時代の単調な日々や、小さな出来事など身の回りのすべての出来事が、如何に貴重な経験であり、それ自体が「青春」であったことを感じさせてくれる作品。
作品中「もっと青春しておけばよかった」という台詞があるが、多くの大人がこのような思いを持っているのでは?
忘れかけていた青臭い気持ちを思い出させてくれる作品です。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.183
(4pt)

さわやかなピクニック

きれいにまとめられていて、読後感もまるで、
からっと晴れた日に清涼飲料水を飲むようなさわやかさ。
内容は、24時間で80キロ歩く、歩行祭、
この年に一度のイベントをひとつのマイルストーンとして、
登場人物たちの過去と未来をつなぐ物語。
帯に「ノスタルジーの魔術師」とある。
そう感じるかどうかは別として、青春としての高校時代が、
確固としたイメージとして定着していないと、
このような小説は書けないのではないだろうか。
久しぶりに読後感のよい小説に出会った。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.182
(4pt)

鮮やかな情景

懐かしい匂いと、頭に浮かぶ鮮やかな情景が印象的な作品です。
歩き続ける、という何でもない設定がどうしてこうも魅力的なのか。
其れは「恩田マジック」に他ならないでしょう。
でも、ぐだぐだ感が少しあるのは否めません。
其れでも、読みやすく、すっきり終わるので、映画の予習にも復習にもどうぞ。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.181
(4pt)

なぜか、懐かしい。

映像から入りました。映画が良かったので、購入。
小説もおもしろかった。映画の主人公たちを思い浮かべながら読みましたが、けっこう良かった。なんというか、読んで熱くなるとか、そういう熱っぽいものではなかったけど、でも、読んだらいいなぁと思う。
あまり歩行祭を経験したことがある人はいないだろうけど、でも、ここにあるドラマは、誰もが経験したことだと思う。
そのことが、懐かしく、やさしい。
主人公の少年が、仲良しの少女たちを、「愛してる」と表現するところがある。もちろん、自分で考えて、相手にそれを伝えるわけではない。
ただ、18歳の少年が、同年代の少女たちに、あこがれも含めた、そういう「愛してる」と思うのは、すごく良かった。自分もそうだったし、そのことが懐かしい。
きっと女性は、女の子たちのことを思うんだろうな。
歩くという行為そのものが、まさに、人生の縮図である。で、いろんな人に助けられたり、共に歩いたりしながら、ゴールに向かっていく。
彼らは、ゴールと共に、高校を卒業し、新しい歩みをはじめる。そのことが、また、妙にさわやかな気分にさせるのだ。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.180
(5pt)

歩いて融けていくもの

とある高校で全校生徒が丸一日24時間かけて80Kmを歩くという行事が行われる中、生徒たちの間で交わされるやり取りを中心に小説が進む。
丸一日歩くということは、当然夜も歩くわけである。夜外を出歩くということは、(ぼくらくらいになると当たり前のことなんだけど)高校生にとっては、あまり当たり前のことではない。だいたいのところ、夜は、その危険を乗り越えるだけの知恵と財力のある大人のためにあると言ってよく、高校生が夜通し歩くという行事は、知恵を身につけて大人になるためのイニシエーションだと言える。
大人になる知恵を身につけるということは、いろいろな受け入れがたい現実を受け入れ、異質なものを受け入れていく過程といってもよい。
それで、この小説の主人公たちも、一夜を通じて、だんだん受け入れがたい現実を受け入れていく。海外に行ってしまって帰ってこない友達のことを懐かしみながらも、その不在を受け入れる。お互い違った道を進んでいくことを受け入れる。そして、何より、お互いを受け入れなかった二人の反目が次第に融けていく。
主人公の名前の一人は融(とおる)と言う。はじめは変わった字だなと思って違和感があったけど、読み終える頃にはとてもしっくりときていた。
期待を裏切らない、清清しく甘酸っぱい(重要)一冊である。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.179
(2pt)

え、これだけ?

 話題の作品なので期待して読み始めました。いつ何かが始るのだろうかとわくわくして読み進みましたが、結局だらだらとした心情描写が続いただけで終わり。何も始まらなかったし、何も終わらなかったような印象を持ちました。登場人物のpurposeもはっきりせず、魅力がありませんでした。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.178
(4pt)

誰もが高校時代に戻れる名作!

誰もが高校時代に経験する修学旅行…の代わりの歩行祭をテーマにした作品。
ぼくは80kmもの距離を歩いたことはないけど、
本書読了後は、ほんとに歩いたような気分になりました。
ただ歩くだけ、という行事をこれほどの物語に纏めるとは、
恩田陸先生の筆力というのはほんと凄いですね!
この本は、今、まさに今高校生である人よりも、
むしろ卒業して数年経ち、あの頃を懐かしく思う人向きでしょう。
なぜなら、真っ只中に居る人は、その時間のありがたさに気づきにくいものだからです。
そういう人には本書はややくどいかも知れませんね。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.177
(4pt)

さすが本屋大賞

恩田さんの作風は読む作品ごとに違っていて、新しい作家の作品を読んだ気分にさせられました。
ストーリーは高校生が歩行祭という夜通し歩くイベントで、色んなことを考え語り・・と言っても、そんな小難しい話ではなく高校生らしい話題が終始続くというものです。
主人公のうちの二人は複雑な関係にありますが、彼等を取り巻く友人たちがすごく良かったですね。
話題の中心は学生らしく好きだの嫌いだのなんですが、楽しく読めました。
本屋大賞に選ばれた作品ですが、今まで選ばれた作品の流れからいくと妥当な作品だと思います。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.176
(3pt)

思ったよりも・・・

永遠の青春小説と帯に書かれているくらいだから、すごい作品だと思ったのですが、読み終わった後は、意外とあっさりしてる感じで、インパクト不足って感じでしょうか。
ずっと同じことをしている。ただ一晩中歩き続けることがずっと背景にあって、そのことを気にかけているせいでしょうか、肝心の登場人物における心情が掴みにくくなった気がします。
話の所々に、足が痛い、疲れた・・・色々と疲労の表現を繰り返し入れているようで、ラストはダラダラとした感じ。
もっと短くすれば良かったのに。と思うことも。
特に珍しくない話になったような気もします。
読みやすい、しかしその代わり内容があっさりしてる。そう感じさせる一作でした。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.175
(2pt)

ちょっと無理が…

シチュエーションや話の進行の仕方に無理があったように思います。話も淡々と進みすぎて、重いはずの話題もサラッと流れすぎて軽い感じがしました。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.174
(5pt)

読み終わるのが名残惜しい

読み始めた当初、何と淡々とした小説だろうと思った。
大学受験の事とか、誰と誰が付き合っている、
などという他愛ない話題が、あまり抑揚なく続いている。
特に大きな出来事も起こらず、
貴子と融の間のささやかなイベントが、
あたかも最大のクライマックスであるかの様だ。
当初は多くの参加者はあまり乗り気ではない。
しかし、このフルマラソンの倍の距離を歩き通す間に、
皆の意識が少しずつ変化し、辛いながらも充足感に満たされてゆく。
同時に、段々と引き込まれる。
読み進むに従って、この作品が終わるのが名残惜しくなり、
最後は、文章を舐める様に味わったりする様になる。
自分も皆に混じって歩いている様な気分にもなる。
この作品は読む事が自体が無償に楽しい。
そして、読後感は最大級に爽やかだ。
読者に温かい気分をもたらせてくれる一冊だ。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.173
(5pt)

感動した

この作品は恩田陸の違う一面を見れた。
16番目の小夜子とかのホラーではなくやさしい感じの作品。
買って損なし。            だと僕は思う。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.172
(5pt)

相容れない宿命を背負い・・

恩田作品を始めて読んだ。この人はミステリーを書く人だと聞いていたけど、本作は穏やかで微笑ましい雰囲気漂う青春ものだった。  甲田貴子と西脇融は誰にもいえない秘密を持っている。同じ学校に入って、互いに敬遠しながら過ごしていたが、どうしたことか3年で同じクラスになってしまう。そして高校最後の歩行祭。貴子は一人内なる決意を秘め、それに参加する・・・。  80キロ歩くなんて経験自分には無いから、どんなものかわからないけど、読んでるうちに自分も登場する高校生と一緒になって歩いてる気がした。それくらい人を引きずりこむ力が本作にはある。想像力の問題じゃなくて。  初めは、独特の緊張感、不安、恐怖が伝わってくる。そして、歩行祭が進むにつれて、二人の距離が縮まる。雄大な景色を目前に見ながら、貴子と融は思いを通わす。離れられなかった呪縛から、二人が解き放たれる。前半から後半にかけて、大自然の中での歩行祭という強烈なサポーターを背後に、爽やかで気持ち良い展開を見せる。  その間、主人公と自分を照らし合わせて、興奮したり、緊張したり、疲労にため息をついてみたり、まどろんでみたり、友達との会話をイメージしたりしていた。読んでいる間はとても楽しいひと時だった。  本作には、ドン!とくるような感動は無い。どちらかというと、ゆっくりと、後味として残る感動だ。そのため読後に、まるで自分が80キロを歩ききったような達成感と爽快感がある。  いろんな意味で美しい作品だ。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.171
(3pt)

恩田陸ワールドを味わう

夜の歩行祭。高校で年一回の大イベントだ。朝の8時から翌朝の8時まで歩き続けなければならない。前半は団体歩行、後半は自由歩行で、自由歩行の時に誰と歩くのかが生徒たちの間で専ら重要なことであった。仲のいい友達と歩くのか、クラブの仲間と思い出を語り合いながら歩くのか。いずれにしろ、生徒たちの多くがこの学校行事に抱く思いはさまざまであった。その中の一人、貴子はある賭けをしていた。それは自分の異母兄弟である融に関することであった。融は父親の浮気相手の子供である貴子を恨み続けてきた。同じ高校で同じクラスという運命のいたずらに悩まされつつ。果たして、貴子の課した賭けとは?
この作品中会話はほぼすべて歩行中のものだけに限られている。登場人物もものすごく少ない。一般的な高校生が持つ悩み(ほとんどが恋愛関係ではあるが)+ちょっとドラマチックな物語がポイントとなっている。しかし、このドラマチックな味付けはむしろ不要なほど、高校生同士の悩みや駆け引きなどが良く書かれていて、それだけで昔を思い出し、ちょっと切なくなったり懐かしくなったりするような物語である。小説としては不向きなような高校生同士のリアルな会話体で通しているのも作者の意図したところだと思う。
恩田陸の作品はこれで4作目。好きな作者というわけではないが、何かと話題になるのがこの人の作品。うすうす感じてきたことだけど、この作者は文章がうまいというわけではない(失礼だけど)。しかし全体での登場人物の心理の変化の書き方がうまいと感じる。劇的な変化があるわけではないけど、じわじわと、自然に変化するのを読んでいて感じる。名作という感じではないけど、そんな心理的なさわやか感を味わいたい人にはお勧めできる本であると思う。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.170
(5pt)

「こんな風に時間が見えることってないよな。」

淡々とした物語展開なのに、どうしてこうも飽きずにいられるのか。
それどころか、どんどんその世界に引き込まれていく自分に気が付く。
歩行祭というただ長い距離を歩くだけの行事で、
こんなにも世界に奥行きがでるとは思っても見なかった。
登場人物たちの設定もきちんとされており、小ネタもちりばめられ、
最後にはそれら総てが手を結び、一つの作品をきちんと形作っている。
登場人物たちが抱える悩みも、どうしようもないふざけた感じの考えも、
それなりに自分達も違う場面で似たようなものに出くわすような納得のいくものである。
「みんなでただ歩く。ただそれだけのことが何でこんなに特別なんだろう」
貴子たちと一緒に歩行祭に参加して、
青春時代の自分に戻ってみるのもよし、同時進行で青春を共有するのもよし。
この物語独特の世界に触れて、いっそのこと深く浸ってみてはいかがでしょう?
心地よい、のんびりした時間が、この本には流れていると思います。
この機会に、ぜひ。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175