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(短編集)

ZOO



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【この小説が収録されている参考書籍】
ZOO
ZOO〈1〉 (集英社文庫)
ZOO〈2〉 (集英社文庫)

ZOOの評価: 3.83/5点 レビュー 193件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全128件 81~100 5/7ページ
No.48:
(5pt)

天衣無縫、驚天動地。ジャンル分け不能。

短編集『ZOO』はジャンル分け不能で多種多様な作品を集めた短編集のため、乙一さんの様々な面が楽しめる作品です。
そのため爆笑できる作品から身震いするほど怖い作品、泣きたくなるほど切ない作品まであります。
まさに題名通り、『ZOO(動物園)』です。
乙一さんの初期の作品とは思えないほど新鮮で面白く、ラストが衝撃で、読者の予想や常識を覆すほど。(特に『SEVENROOM』)
どれも独特の個性を持っているため、暇つぶしの時でも十分楽しめます。
『GOTH』のように乙一さんらしさがこれまた光る作品。
しかし残念な点は、(やはり初期作品だけあって自分が言うのも何ですが)所々に未熟な点もあり、
先が読めてしまったり、少々つまらなかったりする作品もあることです。
ですがそれも十分カバーできるほど、全体的評価はイイです。
文庫化・映画化されたので、興味を持った方は是非読んでください。(文庫化には『むかし夕日の公園で』がありますよ)
また乙一ファンの方だけでなく、文字だけの本に初挑戦など読書が苦手な人にも読んで欲しい作品です。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.47:
(5pt)

やっぱこの人は天才かなw

私は元々乙一ファンだ。でもこの本は特にお勧めしたい。
この本はジャンル分けすると「ホラー」になるらしい。でもホラーが苦手な人でも楽しめると思う。かなり多種多様な印象の話が入っている。
でも、少し考えてしまうとラストが見えてしまう話もある。それでも、読んだあとのため息をつく思いは損なわれないと思う。
乙一の色々な面が表れている作品だと思う。映画化もされているし、読めば確実に驚嘆するはず。
是非、この話は読んで欲しい。本当に良い作品だということを最後に述べておこう。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.46:
(5pt)

Zooの意味を植物園だと思っていた

これはもう乙一さんの全力を出した作品です。
短編集なのですが、色々なジャンルの物語が入っています。
Gothにも負けないグロいお話もあれば失踪Holidayにも負けない笑えるお話もあります。
とにかく、良いです!
DVDにもなった作品ですので、この本に入っているお話を少しでも知りたい方はZooのDVDを先ず見ることをお勧めします。
DVDにはこの本から五話を抜いて映像化したものですので、呉々もDVDに入っているのが全てだと思わぬように。
DVDはホラー路線で行ったようですが(私はまだ見ていませんが)本の方にはコメディーっぽいお話もありますので。
Gothが気に入った人も、気に入らなかった人もきっと楽しんでいただける本です。
ですが幼い子には読ませたくない本です(グロテスクな物語だけは)。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.45:
(4pt)

暇なときにいいと思った

乙一さんの評判すごくいいから読みました。自分はおもしろかったと思いますが・・・
読み終わった後、なんだかすっきりしませんね。
SEVEN ROOMSが一番読み終わった後嫌な気持ちになりました・・(失礼な言い方ですいません)すごく出来た話?だけど、嫌なラストやな〜と。
人を殴る殺す系の話が好きな人にはおススメ
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.44:
(4pt)

乙一っぽい

僕の大好きな乙一のホラーです。変なお話がたくさん収録されています。ちなみに僕が個人的に一番好きなのは、五つ目に収録されている「冷たい森の白い家です」とにかく切なかった。とっても短いんです。しかも内容がブラックなんです。きっと映像化したら、ただのスプラッター映画になることでしょう。しかし、小説で読むと、なんとも幻想的できれいな情景が浮かんでくるんです。読んだ人はきっとお分かりになると思います。物語りもとても切ないですよ。それ以外はなんともいえませんが。
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No.43:
(5pt)

満足

これを読んだ後、私の中の乙一さんに対する評価がぐんと上がりました。まさに短編の神!!きりのいいようなもの寂しい文章が、逆に切なさを感じてよかったです。中でも、「カザリとヨーコ」「陽だまりの詩」が好きです。「カザリとヨーコ」では、読んだ後、"乙一は変な作家だなぁ"と深く思いました。最後のどんでんがえしが、ホラー的にはなかなかいい線いってます。なんだかこういう話、「世にも奇妙な物語」とかでありそう…。「陽だまりの詩」では、「死とは、喪失感だったのだ」という言葉に惚れてしまいました。もの悲しくて、何となく温かい作品でした。というわけで、五つ星です!
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.42:
(4pt)

おったまげましたよ。

私が本にハマるきっかけとなったのがこの本でした。この本を読んでなかったら、私は今こんなに本を読んでいないし、「本なんか別に・・・」と思ってたかもしれません。本屋に行ってなんとなく目についた本を買いました。だってこんなに真っ赤な本なんかそこらじゅうにないじゃぁないですか!!と、いうわけでつまり、表紙デザインもばっちぐーと言いたいわけです。この中で特に面白いと思ったのは、「カザリとヨーコ」、「陽だまりの詩」、「神の言葉」、「SEVEN ROOMS」、「落ちる飛行機の中で」の5点です。(「特に」といってる割には多いけど・・・)「カザリとヨーコ」は、元々虐待ものが好きだった私にはぴったりで、少し残酷かもしれないけど、物語としては面白いです。「陽だまりの詩」は、本当に心が温まる話です。最初から読んでると、「どうせこのまま普通に終わっちゃうのかなぁー?」と思うけど、最後にドーンデ-ンがえし見たいな感じですかね?(笑)「神の言葉」は、最初に「自分がもしもこうだったらいいのに・・・」と思わせておいて、「なんでもかんでもこうじゃいけないんだよ」と、教わっているような感じです。「SEVEN ROOMS」は、マジで怖い話です。「自分がもしこの世界にいたら・・・」と考えるだけで鳥肌が立つようなお話です。でも、私は乙一さんらしいと思いましたよ。 そしてラストを飾る「落ちる飛行機の中で」は、なんというか、ほんとの意味でうける(?)ところもあるし、物語として面白いところもある話です。「なんだよこの台詞~」とか、「ぜったいありえねぇ~よ」って感じのところが面白いと感じましたかねぇ~。でも私は「血液を探せ!」と「closet」はそこまでハマりませんでした。2つとも似ている点はいくつかあるとおもいますが、ちょっと探偵ものなんです。でも乙一さんはもっともっと怖いとか、奇妙な話を書いてほしいと思いましたね。でもこの本は何回読んでも面白いですよ。だって私はもう8回読んだんですから。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.41:
(5pt)

乙一最高傑作

 乙一の作品はほぼ全て目を通しているが、このZOOに収められた短編はどれも秀逸。冒頭のカザリとヨーコから才能のすさまじさを見せてくれる。最終的に待ち受けるどんでん返しと、それに伴う充足感。まさしく天才。 乙一は小説というメディアの力を最大限に活用している。これほどまでに小説の力を引き出せるのは、他に舞城くらいだろうか。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.40:
(5pt)

十徳ナイフ

乙一氏の持っているグロ、せつなさ、ネタ等の要素を全て含む一冊です。乙一のさまざまな側面に触れられるお得な一冊です。十徳ナイフみたいなもんです。「SEVEN ROOMS」は、AAA+のグロさです。後味の悪さも一級品なので、常に爽やかな気持ちでいたい人は見ないほうがいいかも。「陽だまりの詩」はかなりせつないですね。キュンっとしてため息をついてしまいます。「落ちる飛行機の中で」と「血液を探せ!」がネタ担当です。どちらも登場人物の動きと言動が怪しく良いですね。一番のお薦めは表題作でもある「ZOO」です。恋人を殺した犯人を探す話なんですが、ぶっ飛んでます。全てがぶっ飛んでます。初めて読んだ時は、「なんて、ぶっ飛んだ話を書く人だ」と軽くカルチャーショックを受けました。そんな変な話です。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.39:
(5pt)

生きること、愛すること。

科学的な何かじゃなく、感覚的に「死ぬ」ということを、実感したとき人間は眠れないほどの恐怖に襲われる。わたしは、小学生のときに「自分もいつか死ぬんだ」と実感して、あまりの恐れに震えが止まらなくなったことがある。その発作は今でも変わらないし、とある病気の告知をされたときに、わたしは死ぬことを目の当たりにさせられてしまった。この小説にある『陽だまりの詩』は、その誰もが恐れることを、描こうとした小説だと思う。ぜひ、読んでほしい。そして、愛することと、死ぬこと、そして憎むことを考えていきたい。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.38:
(4pt)

おもしろい、けど…

映画化されたということで、おもしろそうで買いました。とりあえず発想がすごい。描き方が他とは違っていて、「何なんだこれは」ってほんと、その通りです。だけどそれにまた趣を感じられる。特に「ひだまりの詩」と「SO-far そ・ふぁ~」と「カザリとヨーコ」は良かったです。先が読めなくて、とくに後者二つは終わり方にはっとさせられました。そういうことか!と。ですが、血液を探せ!などは、ちょっと途中で飽きてしまいました。好みの問題なんでしょうが、間延びしているように思えてしまって。でも本当にこの人の書く文章には、他とは違う何かがあるような気がします。
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4087745341
No.37:
(4pt)

おもしろい、けど…

映画化されたということで、おもしろそうで買いました。とりあえず発想がすごい。描き方が他とは違っていて、「何なんだこれは」ってほんと、その通りです。だけどそれにまた趣を感じられる。特に「ひだまりの詩」と「SO-far そ・ふぁ~」と「カザリとヨーコ」は良かったです。先が読めなくて、とくに後者二つは終わり方にはっとさせられました。そういうことか!と。ですが、血液を探せ!などは、ちょっと途中で飽きてしまいました。好みの問題なんでしょうが、間延びしているように思えてしまって。でも本当にこの人の書く文章には、他とは違う何かがあるような気がします。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.36:
(5pt)

短編集です

乙一氏の短編集。そのほとんどが小説すばるに連載されたものであり、連載時期を見ると驚きました。1998年に書いたものもあれば2002年に書いたものもあります。この作品は、氏の4年間の作品が詰まっています。が、この作品は「乙一でも読んでみるか」という人にとってあまり最適な短編集とは言えないと思います。なぜかというと、氏の作品の中で最も文章が拙く、ネタだけの作品のように見えてしまうからです。その面で「乙一でも読んでみるか」という人は「平面いぬ。」あたりが最適でしょう。前置きが長くなりました。ホラーであり感動もある「SEVEN ROOMS」は大傑作、叙情SF「陽だまりの詩」のテーマは死、家族のテーマの「SO-far」はあざやかなどんでん返し、超能力少年の「神の言葉」は残酷などんでん返し、「Closet」は本格、グロイ問題作「冷たい森の白い家」、表題作「ZOO」は意味不明さが味、奇妙なコメディ「落ちる飛行機の中で」「血液を探せ!」、虐待と生きる力の「カザリとヨーコ」。と、この順番で好きです。全体的には面白く「SEVEN~」「陽~」だけでも五つ星をあげたいくらいです。というかあげます。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.35:
(5pt)

乙一氏のミステリ集大成

 読後、正直に言うと、「何なんだこれは」という感想しかでてこなかった。 特にラストのseven rooms。客観的ミステリと言ったらいいのだろうか、このストーリーはおぞましく、背筋が凍りつくような恐怖がとにかく淡々と描かれている。そして最後まで読者を不快にさせたままぷつりと終わるのだ。突然の裏切りに、まさに「何なんだこれは」、である。初めはわざわざこの物語を描く理由がわからないと感じた。しかしこの唐突な終焉こそ乙一氏の味であり、読めば読むほど私は彼の描く巧みなストーリー展開に関心するばかりである。 
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.34:
(5pt)

感想は、「やばい」の一言

この本を読んだとき、友達に感想を訪ねられました。そのときに頭に浮かんだのは、「やばい」の一言でした。 いや、他になんか言うことないのかよ!? とか思うけど、実際それしか浮かびません。 特に私がお薦めするのは、sevens room です(あれ?もしかして違うかも・・・?)あれほど驚いた作品はこれが初めてです。 乙一を読んだことがある人も、ないひとも、ZOO はお薦めです!!
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.33:
(5pt)

短編の名手

乙一先生がそう評される証明とも言える一冊です。どの話もそれぞれのよさがあるのですが、気に入ったのは〔SEVEN ROOMS〕。根本的な謎が解明されないまま物語は進み、完結するにも関わらず、全てが納得のいく展開と結末になってます。先生が、別の本のあとがきで触れられていた、映画〔CUBE〕に通じるものを感じました。〔CUBE〕が面白いと思えた人は、気に入ると思います。目新しいのに、ただ驚かせたり混乱させたりするのではなく、物語として成立させる技術は才能ですね。短くても上質なミステリ(ホラー?)は書けるということを示した話です。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
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No.32:
(5pt)

とにかく驚きの連発。

「え!うそ?!」っと言いたくなります。私のお気に入りは『そ・ふぁー』と『陽だまりの詩』です。『そ・ふぁー』のほうは、一回「そうなんだ」と悲しくなり目が潤んでしまいました。ですが二回「え~」といってしまいそうでした。『陽だまりの詩』はとってもすきです。まずはあの人の生きている時間で驚きました。そんなに動いていたんだなぁと。主人公(?)の女の人がだんだん人間らしい行動と意識を持っているのに感動しつつ、ラストは思わず涙が出てきてしまいました。「カザリとヨーコ」ではカザリの思考に思わず笑ってしまい、最後まで読むと「明日も頑張ろう」って思えたのが不思議です。気分転換に一度よんでみてはいかがでしょうか?
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.31:
(5pt)

またしても騙された!!

乙一さんのファンになって読んだ2冊目の本。やっぱ乙一さんってすごい!と実感した本でした。私が一番好きなのは「Closet」です。だってまさかあの人が犯人だとわね。。思いませんよ!もっともっと乙一さんの本を読んでいきたいです!!
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.30:
(4pt)

乙一的、ZOO

乙一ワールド全開といった感のある、短編、中篇の作品集。相変わらず彼独特の、ある種異世界、また限りなく現実と、入り乱れる迷宮を堪能出来ます。一体彼の頭の中にはどんな脳細胞が納まっているのでしょうか? ただしすべての読者層に受ける作品では無いのでその点はわかって読みましょう。これが面白くないなと思ったら彼の世界へは入れません。あきらめて退場しましょう。 しかし、この作品は不運な名作になるような気がします。というのも彼はこの本の前に例の「GOTH」を出しているのです。あの作品のインパクトたるや、デビュー作である「夏の花火と私の死体」以来の鳥肌ものでした。 いやがおうにも次回作には期待が高まります。イコール、過度の期待。前作と比べてあまり良い評価をしない人が多いと思います。仕方ないことですけどね。 只これで乙一ファンは絞られると言うことで多少ニンマリです(笑)。誰だって自分だけの楽しみは取っておきたい。彼の小説は自分だけが秘めておきたい、って人多いんじゃないでしょうか。そんな魅力を持つのが彼の作品です。今回は彼自身による著者略歴がありませんでした。これが少し残念。毎回楽しみにしていたのに(笑)。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.29:
(4pt)

異色

乙一さんの作品は暗くて、外界とは離れている。GOTHを読んだときに、「人殺したことあるのかな?」と思いました。ZOOものめり込むように読みました。グリナウェイの映画とは少し(だいぶ)違って安心しました。乙一さんの作品たちは読者のストライクゾーンが狭いけど、ミットに入れば体も突き抜けます。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341

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