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川のほとりに立つ者は
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川のほとりに立つ者はの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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| タイトルの意味を勝手に良い物だといつも思っているんだなと気付いて、少しショックで、綺麗事が好きなタイプか?自分はと思った。 天音さんが怖くて嫌な奴過ぎる!と思っていたけど、清瀬さんに対して言った言葉のほとんどに言い返せないなと分かって、生きる術を自分で見つけた人なんだと納得してしまった。でもやっぱり怖くて、温度を感じない人はそばにいて欲しくないなと思った。 努力が必要な事はみんなそれぞれ違うけど、それがどれだけ自分を辱める事なのかで、全然意味が変わってくる。私は字を書けないって訳ではないけど綺麗じゃないから、領収書を書く時の、変な力みとお腹の痛みと汗ばんだ感覚をすぐに思い出せる。それがさらに強くて小さな時からずっとなら、辛いだろうなと心と感覚で想像した。 人を助ける時、そこにはかなりの勝手な思いや考えがあるとか、あまり考えた事がなくて、天音さんの言葉の全部がかなり痛かった。感謝すべきだと私はずっと思っていたから。 明日がよい日でありますように。これは誰にとっても素敵な言葉で、何となくスッキリしない読後感の中でも、ほっとする場所になった。 自分も誰しも偏った見方をする所は必ずあって、それで誰かを傷付けても来たんだろう。大切な人にはそれが無いようにと思うけど、絶対しないって言う自信はない。でもそれが良い関係に繋がると思いたい。 心がぐるぐるしてるけど、何だかスッキリしないけど、良い視点を持てた気がしてる。読んで良かった。違う作品も読んでみたい。 寺地はるなさん、ありがとう。 | ||||
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| 幸せや正しさも人それぞれ…受け入れられないけれど、あなたはそうなんだねって否定しないことができたら、自分も少し楽に生きられるかもしれない。 読んでそう思いました。 | ||||
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| この小説の登場人物の何人かは、発達障害の傾向を有する人です。ADHD(注意欠如・多動性障害)や 学習障害の一つであるディスレクシア(発達性読み書き障害)です。発達障害の範ちゅうに入らないに しても親からの愛情を受けずに育った人物や、弱みを持つ人を探し当てることに長けて、その人を利用 しているようでいて本来の自分を持てない人物など。 小説の語り部である主人公は、主要登場人物の中では唯一「標準」的な特性を持っているかのように 描かれて物語は進行していきますが、その主人公ですら「あなたはわたしのことをどれだけ知ってい る?」というセリフに代表されるように他者との距離感を測りかねています。 今の時代を生きる私たちの「標準」者の他者とのつながりが、次の言葉で言い表されています。 〇〇さんにしか話せないことはたくさんある でも、〇〇さんには何でも話せるかというとそういうわけでもない 物語りの最後で、一番 ”やっかい” で ”嫌な人” として描かれている人物の別の(素の)一面を見て、 常識の世界で生きてきた主人公は、その ”嫌な人” の心に流れる暗く深い川に気づきます。 それに気づいた以上は、「川のほとりに立つ」傍観者で居続けることはできず、「水底に沈む石(感 情や思い)を数」えずにはいられなくなります。 それは人に優しくなるということではなく、自分の価値観に縛られて他者を分類したり排除するのでは なく、違う価値観や特性を持つ相手をそのまま受け入れることであり、他者から見るなら自分も異質な 人として受け入れられていることを知ることです。 どこまでいっても分かり合えないという諦めから始めるからこそ、他者とつながれるのだということを 知る作品です。 | ||||
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| ネタバレありです。 どんな展開になるのだろうと興味津々で一気に読了しました。 清瀬や松木の考察に感心したり、職場での微妙な問題に頷いたりしながら、初めて気づかされることも多かったです。 清瀬の呼び方やキーホルダーの話は妙にリアルで、読んでいてドキドキしました。 天音は正直ホラーでしたが、怖いと思う根底には天音ほどではなくても身近にそういう人がいる、そして自分もまったくそうでないとは言い切れないからだと思います。でも恵まれてないから何をしても良いということにはならないような。 松木が清瀬にあまり家族のことを話さなかったのはまだ引きずっていたからなのでしょうか。問題なのは両親の方なんだから清瀬にぶっちゃけたらよかったのに。 いっちゃん、松木、天音…改めて親の責任というものを考えさせられました。 | ||||
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| ページをめくる手が止まらない、久々の小説。 謎解きの手法で進んでいくから目が離せない。 寺地はるなにしては珍しいタッチ。 怖くて厄介な現実が「清瀬」をとりまく。 憔悴しつつも「清瀬」は目を凝らし、 現実から真実をつかんでいく。 でもやっぱり、寺地はるな。 誰もひとりにはしなかった。 最後には希望が、あった。 | ||||
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| ディスクレシア(発達性読み書き障害)の樹と親友の圭太が喧嘩をして歩道橋から転落し、意識不明になる。圭太の恋人の清瀬が謎を追っていく、という物語。 謎を解くというプロットだけど、登場人物たちの心の揺れが細やかに描かれている。他人の無理解を怒っていた清瀬が、最後に、人助けをしようとして拒否され、「せっかく助けてやったのに」と相手を非難することは、最初から助けようとしないよりも卑しいことと思う。清瀬自身の成長の物語であり、お互いの気持ちを思いやる共感力こそが人間同士の絆をつくる、ということをしみじみと感じる小説。 タイトルは、川のほとりに立つ者(主人公の「清瀬」という名前が象徴的)が川の底の石がわからないように、他者の気持ちはわからない、受け入れるしかない、という比喩のようだ。 寺地さんの本、この本が初読だけど、他の小説も読んでみようと思った。 | ||||
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| 日々の人との関わりを見つめ直しながら又日々の生活を生きていく。一言も漏らさずに感じながら考えながら物語が進んでいく。大切に読まさせて頂きました。又繰り返し読みたい一冊です。 | ||||
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| 「あんたが男を利用せずに生きていけるのは、あんたが私より優れてるからじゃない、ただ私より恵まれただけ」天音が清瀬に放った言葉はこの小説の中で重要なひとコマで衝撃的だった、細やかな心理描写、いくつもの光景、男女の機微、そして人の思いの純粋さが巧みに描かれてる、中味の濃い作品というのが読後の感想である。 | ||||
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