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コミケ殺人事件
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コミケ殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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最年少江戸川乱歩賞候補者の肩書でお馴染みの小森氏の本作はもともと出版芸術社から出た商業デビュー作となるミステリーだ。 いきなり600枚という長編で本の間に物語で取り上げられている同人誌が挟み込まれているという小森氏らしい凝った構成だ。 コミケを舞台にした設定も珍しいが、作中作ネタとしてはオーソドックスながら、いかにもマニアにしか受けないであろうニッチなスキマを狙った本格メタミステリーである。 最後の落ちを含めて、普通のミステリーファンには全くお勧めできないが、一部の小森マニアには楽しめること請け合いだ。 | ||||
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2006年現在、ミステリー作家・評論家・翻訳家としてマルチな才能を遺憾なく発揮している 小森健太朗のプロデビュー作品。 作者の自家薬籠中の同人誌とコミックマーケット(コミケ)の世界を舞台に、 アンチ・美少女戦隊・ミステリー「月に願いを」の中の密室殺人と 同人誌サークル内での連続殺人が複雑に交差するメタ・フィクションの絶品。 「月に願いを」中の短編群はテイストの違いが楽しめ、特に小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」に対するオマージュ「黒石館の殺人」が秀逸。 この「黒石館の殺人」完全版はアンソロジー「贋作館事件」(原書房)に収録中。 凄惨な連続殺人も犯人の「告白」から事件は解決したかに見えたが・・・・・・。 ラストどんでん返しに次ぐどんでん返しで息をもつかせぬ急展開に。 なお、本書を読む際には「コミケ殺人事件外伝 ルナティック・ドリーム」(原書房)を併読されることをお薦めする。 | ||||
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