ネメシスの哄笑
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ネメシスの哄笑の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸川乱歩賞最年少最終候補者の肩書でおなじみの小森氏による出版芸術者から出した初期の3作目。 一般読者をおいてけぼりの珍作揃いの氏の初期作の中でも特に珍作度が高い一作で、タイトルにもなっている長編ミステリーの作者を巡る謎の連続殺人を描いており、自身や編集者などが実名で登場し、本書の出版元の出版芸術社が舞台となるメタミステリー趣向だ。 特筆すべきは本書発表時点でマイナー出版社から数点作品を出しているだけのマイナー作家であったにも関わらず、メイントリックが小森氏の過去の全著作の内容と氏の作家としての経歴と出自を読者が把握しているという前提で書かれているという究極の自己陶酔メタミステリーである点である。 文中で自分で自分の事を端正な顔立ちと書いているのがギャグなのかマジなのかよく分からない。 この時点で一部の好事家である初期小森ミステリーのマニア以外にはさっぱり面白さが伝わらないという非常に読者を限定した小森マニア向け作品である。 勿論私自身は小森マニアなので、結構楽しませてもらった。 構成は劇中作謎志向の王道とも言える構成を取っており、ミステリーとしてもしっかりとまとまっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者はデビュー当初メタ・フィクションを何冊か続けて出した。 その後スピリチュアル系の作品が増え、近年はメタ・フィクションとは すっかり無縁になってしまったが・・・・・・。 近年の円熟味を増した作品とは別の若々しさにあふれた作風がかえって新鮮。 投稿者にとっては何度読んでも面白く、電車の中で読むのに、 つい笑いそうになるのを堪えるのに苦労した。 作者と同じ名前の人物が登場する作品を書いている作家はずいぶんいる。 登場の仕方も探偵役だったりワトスン役だったり。この作品の中の「小森健太朗」は? 一端話が完結したかに見えるのに、終幕で大逆転。さらに、続くあとがき・・・・・・。 メタ・フィクションの醍醐味を十分に堪能できる傑作。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|