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サーキット・スイッチャー
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サーキット・スイッチャーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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第9回 ハヤカワSFコンテスト 優秀賞作品 自動運転車両のトロッコ問題を扱った近々未来SFサスペンス オチが半分読めてしまえちゃうこじんまりとまとまった作品だけど、構成も文体もまとまっているので読みやすい。 明らかに元ネタが分かるGoogleやYoutubeやAndroidをもじった固有名詞ががんがん登場するのに、日本を代表する自動車メーカーが現実世界にはつながらないマツキ自動車という名前なのは、なんでかなーって思ったけどなるほどこれはもじれないわね。 マツキ社長のいう「新しいチャレンジをする時に、ゼロリスクを要求する文化」、現代社会が抱えるジレンマだわね。 ラスト5頁はちょっと切なかった。主人公坂本の最後の言葉で吉岡が前を向けたことを願う。 | ||||
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冒頭から映画「スピード」のような疾走感にまず圧倒されます。停止すれば自動的に爆発する設定をされてしまった完全自動運転車は、安全な技術を開発した社長を人質としたうえで犯人も同乗して首都高速を周回します。 犯人の動機、社長のコミュニケーション障害、警察組織の傲慢さ、その中でも一人で強引に動く捜査員と都合よく助けてくれるIT専門家。そしてその先に待つより悪辣な存在などエンタメ系小説としても十分に楽しめました。 もう少し人間味、というか因縁や業の深さがあったほうが小説としてはより深みが増すかもしれませんが「技術」と「倫理」の関係を中心に据えていますのでこれで成功していると思います。 | ||||
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