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サーキット・スイッチャー
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サーキット・スイッチャーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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完成度の高いSFである。テンポよくスリリングなストーリーが展開し、読むものを魅了する完成度の高いSFである。 だが、本書の魅力はそれに止まらない。同時に、AIが抱える社会的問題にも踏み込んでおり、興味深い。 主人公は自動運転システムを実用化したベンチャー社長エンジニアだが、事件に巻き込まれる中で、技術の行先を見届ける義務を自身に課す。 嘗ては「原子力がもたらす明るい未来」を純粋に信じることのできる時代があった。反対派はやがて孤立し、時代遅れとして憐みの対象となった。そして実際に発生した惨事は「予想外の出来事」とされた。歴史は繰り返すだろうか? AIの安全性神話を疑いつつも、受容の道を選んだ場合、どのような立場を取り得るだろう?著者は、主人公の口を借りて、「行先を見届ける義務」を自身に課している。 LLMの可能性を見定めてから動こうとしたGoogleはOpenAIにしてやられた。なので、ビジネスの鉄則は、不透明を先送りしつつ、先に進もうということだ。だが、果たして人間社会はAIを人類の幸福に貢献する技術として制御し切れるだろうか? 不透明な中、惨事を予想外と呼ぶ不誠実は許されないだろう。そこで「行先を見届ける義務」が誠実さを失わないための行動規範となる。 義務は安全運転に限定されない。ありえる様々な社会問題を見届ける義務があり、一部は本書で触れられている。 著者には、触れられていない課題も含め、義務を全うして欲しい。というより、AIという時代に生きる私たち全員は、義務から免れない。The future is in our hands | ||||
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一番読まないジャンルですが、安野さんの書くものであれば挑戦したいと思い、読みました。 面白かったです。すぐに読み終わってしまってもったいない気持ちになりました。読んで良かったです。 他の作品も、読んでみたいと思います。 | ||||
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自動運転車をテーマに、従来とは少々切り口が異なる「現代版トロッコ問題」に回答を見出していくストーリーです。AIvs人間の設定でよく見られる、倫理感や正義感を問うような心情的なアプローチではなく、設定に沿った合理的なアプローチで結末を導くため、フィクションでありながらも、「なるほどね~」と、うなずかされながら結末まで一気に読み終えました。 設定されたルールのわかりやすさと、ルールの裏を突くことで展開されるストーリー、そして近未来的な世界観は、トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート」見た後と同じ感覚を得ました。 | ||||
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都知事選でお名前を知ったので読ませていただきました。 途中まで、どこかの映画で見たような展開かな…と思いましたが、犯人の人格がわかってくるあたりで(多分著者の思惑通り)ぐっと引き込まれました。 ただ、最後の主人公の選択は、それによってどのような影響が出そうなのか(悪用する人が出そうな気もするし、技術の透明性によりみんなが監視できていいような気もするし…)正直わかりませんでした。まあ、主人公自身もよくわからない、というお話でしたが。 著者が選挙で標榜していた「デジタル民主主義」は非常に大事なことかと思いますし、AI活用のまっとうな方向のように思います。知事にならなくても貴重な能力を活かすことはできると思いますので、ぜひ熱意を持ち続けてほしいです。 | ||||
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東京都知事選で好感を持った安野さんの小説『サーキット・スイッチャー』。 仕事がシステム開発業界で、サスペンス小説好きで、安野さん好きの僕にはトリプルで面白かったです。 本書は、近未来SF小説、サスペンス・ミステリー小説、AIのビジネス・哲学書の色々な側面があるけど、AIビジネスや自動運転の技術的・倫理的な問題・課題をエンターテインメントとしてまとめあげていてスゴイ。作家さんとしての才能もあるなんて多才すぎる。 本書を読んだ後、ブラックボックスで中身が見えないAIの問題・課題をちょっと考えてみました(AIに限らないものになってしまいましたが)。 ・開発者がいくら完璧かつ公平に作り上げても、別の第三者の修正により開発者が意図していない動きになったり、公平性がなくなる可能性がある。アルゴリズム開発者だけではなくサービス提供者全体の技術、倫理を高めていく。 ・ヒトや社会が選んで受け入れた製品/アルゴリズムが正解になってしまう。弱者が不利になる可能性がある。提供者だけでなく選ぶ側の技術、論理を高めていく。 ・サービス提供者が経済的合理性を優先すると、社会倫理から外れる可能性がある。一方からは社会倫理が外れてるように見えても、違う視点からだと正解になる場合がある。アルゴリズムが選択・決定するための優先順位を提供者・受益者で議論して更新していく。 本書を読んで、考えたり議論したりするのはAI倫理の教育にも良さそうです。 | ||||
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都知事選出馬をきっかけに興味を持ち、読んでみました。 自動運転車をテーマにしたSFで、映像がリアルに浮かぶようで面白い。 今後の多方面での活躍に期待したくなる一冊です。 | ||||
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物語は、事件の現場である自動運転車内と、その様子を配信するMeTubeの運営元であるGoogum社内の二つの舞台で主に展開します。冒頭から最後までハラハラする展開が続き、結末は予想できませんでした。アルゴリズムやリポジトリなどの専門用語が登場しますが、読者を置いてけぼりにすることなく、非常にわかりやすく噛み砕かれています。しいて言うなら、人物の描写が少々弱いと感じましたがので次回作は長編を期待したいです。 | ||||
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Chart gtp 流行りですけど、トロッコ問題をみんな知っているのでしようか? | ||||
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皆さんと同様,都知事選の影響で,この本を購入。 いやぁ〜面白かった。 先が読めないストーリーと、個性的な登場人物。 映画になるんじゃないかな。 | ||||
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自動運転車が主流の設定の近未来SF小説。自動運転車が寝た切り老人用、出勤利用の女性用など様々で、車内のディテールが具体的で実際にあれば便利な内容でまだ存在していないのにまるで実際にあるようで違和感がなかった。 ストーリー展開も早くてぐいぐい読めてしまう。科学が進化した時の問題点やトロッコ問題も組み込まれており考えさせられる。 エンタメとしても楽しめるが、未来への問題提起もなされていて層の厚みを感じる。 面白いので一気に読めてしまうが、何度も読み返してみた方が良い小説だ。 | ||||
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都知事選を通して安野氏を知り、他立候補者との対談を見て彼にとても興味がわき購入してみました。 結論から言うと面白かったです。 自動車の自動運転に関する基礎知識はほとんど持ち合わせておらず、自動化の程度を『レベル4』とか数字で示されるということをぼんやり知っている程度でしたがこんな社会問題を内包しているものだったんだな、と。 若き天才プログラマーが大手自動車メーカーと手を組んで完全自動運転の自動車を開発。 その若き天才を誘拐した誘拐犯は、過去に当メーカーの完全自動運転の自動車が起こした人身事故の関係者であることが分かってきて… 完全自動運転がトロッコ問題に直面した時、様々な場面、緊急事態をさばく正義とは? 過去の事故を起こした完全自動運転には一体どんなアルゴリズムが載せられていたのか? 複雑な社会において、様々な立場の正義が存在し、社会の変化や利便性の向上にはその陰で何らかの形の〝犠牲〟があるものなのかもしれないな、と教えてもらいました。 ミステリーというよりは、ライトな社会派小説という印象。 | ||||
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あい変わらず人間ってエゴの塊なんだと感じた トロッコ問題がなぜ起こるか理解できなかった 松木社長が話す「大量に人を救う」理論は正しいと思う | ||||
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自動運転車両が普及したらこういう世界が待っている、こんな問題が生じるというシナリオを小説化したように感じた。背景を理解するための描写の量が膨大かつ2/3くらいまで読まないと核心に迫らないため、気軽な読み物としてみると若干疲れるのと、キーマンとなる3人が超人的すぎて他の登場人物がモブになっている(特に警察官3人)点がマイナス1。それにしても、ソフトウェアエンジニアの傍らでこれほどの作品が書けるなんて凄いですね。 | ||||
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自動運転のAI技術を題材に、今後起こるであろう課題を含め、最新のAI動向も興味深く、非常に楽しめる近未来小説。AIが身近になり、社会が便利になって来たと言えるが、同時に課題も生じる。自動運転が普及した時に現実に起きそうなことであり、大いに考えさせられる。 | ||||
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大変おもしろかったです。 ただのおもしろいにとどまらず、社会やその中での人間のありかたにもついてもうまく描かれています。 最後の一行、とても染み入りました。 | ||||
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近未来的な描写も含めて、著者の今のポジションをベースに、最先端の世界をうまく表現してると思います。小説として読むより、これから起きる未来予測として面白く読ませて頂きました。同時に、世の中における、デジタルデバイド化が凄く進んでいるように思いました。 | ||||
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都知事選で安野さんが気になり購入しました。 まだ途中ですが、面白いです。 未来ですね、完全に。。 | ||||
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面白いすぎて一気読みでした。 自動運転が現実味を帯びてきた現在、 避けて通れないテクノロジーの課題を題材にして、デジタルサイエンスと社会問題や人間事をうまく絡めて書かれたSF小説。緻密さに、感心しながら世界観に溺れてしまいました。 | ||||
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映画スタンド・バイ・ミーのように、たった1日の経験で人生の見え方が変わってしまう主人公のおはなしです。 | ||||
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自動運転は素晴らしい技術だが、このシステムを運用するのは人間であり、 その意味で最も問題なのは人間で有る事が改めて分かった内容。 | ||||
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