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武田の金、毛利の銀
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武田の金、毛利の銀の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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最後がよかったわ。大久保長安は土屋か。武田か! | ||||
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筆者は面白い歴史の一エピソードを見つけ出したと思います。今の政治家はどうか?地方創生などと旗を振るが、根本的に違うような? | ||||
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著者の歴史小説は全部読んでいる。 本作では、明智光秀が信長に命じられて、武田の金の産出量と毛利が支配する石見銀山の産出量を調査に行く。 信長が天下布武を推し進めれば、武田と毛利との衝突は避けがたく、戦の趨勢を決する経済状態を知っておくことが肝要だからである。 光秀に同行するのは、破戒僧の愚息と剣術使いの新九郎。この二人は、著者が初めて書いた歴史小説『光秀の定理』にも登場しており、いい味を出していた。 『光秀の定理』に登場する愚息は、十分にトリックスターであった。ところが、本作には、もう一人のトリックスターが登場する。土屋十兵衛である。 土屋家は元は猿楽師であり、信玄に召し抱えられるが、その能力を見込まれて家臣となる。 息子の土屋十兵衛は土木や鉱山開発の才能を発揮している。その武田方の土屋が、ひょんなことから光秀たちとチームを組み、石見銀山に忍び込んで産出量を調査するのである。 そして本作では、愚息よりも土屋のキャラの方が立っていて、愚息や新九郎は脇に回っている。 この光秀、愚息、新九郎、土屋十兵衛の4人のチームが、なかなかに面白い。 そして、見事に成功するのだが、その報告を受けた信長は・・・、というストーリーである。 面白いのだが、いくら何でも忍びの経験も技術も持たない光秀を、警戒厳重な敵地に忍び込ませるというのは荒唐無稽すぎる。 まあ、それを置いても読者を引き込ませるだけの筆力はあるのだけれどw そして、まあ何と最後に、この稀代のトリックスターだと思わせてくれた土屋十兵衛が実在の人物で、後には家康に召し抱えられて大物となり、かつ死去後には御家取り潰しになるという、毀誉褒貶の激しい人物であったということを、最後に知った。 この人物に目を付けたからこそ、浮かんだストーリーだったんだろう。 | ||||
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垣根涼介さん作品をある程度読んでいたら、お話の展開はスリリングながらもお馴染み 免疫つくと少し退屈とも思える でも、終盤の数十ページですよね。そんなバットエンドは嫌だ!の予感が続くハラハラ感 土屋くんのことは太閤立志伝とかで遊んでいたらお馴染みのあの人だと知る まあ、土屋くんの半生についての作品なのかな? いつも星5つけるけど、星4。面白かったけど衝撃はなかったです。定理、原理は目から鱗でしたが | ||||
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最近の戦国時代の小説は人間味があって面白い。 明智光秀を中心に描きつつも、土屋十兵衛長安がいい味を出している。 それだけに、ラストで描かれる彼のその後があっさりとしていて、もっと長安について知りたくなった。 ただ人間模様は面白いのだけど、武田の金や毛利の銀についてはあまり展開されていなく、タイトルからすると物足りなさも感じる。 | ||||
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ネタバレになるかもしれないけど、面白かったのは、信長のシーンだけかな。2章3章はほぼ旅の道中の話で、中身があまりあるとは思えない内容で、その場所の地名や風景になじみがないので、ちょっと苦痛でした。ただ、光秀の旅に同道するもう1人の十兵衛については、名前が名前だけにひょっとしてこれは?って言う思いがずっとあり、続けて最後まで読んだらやっぱりそうだった!という話でそこに関しては少しすっきりしました。もちろん信長のセリフはさすが垣根さんだなと思うセリフでしたけど、やはりそれ以外の2章3章の道中の話は正直大半が蛇足だったような気がします。 | ||||
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大きな流れじゃなくて、この「手柄」だけのピンポイントエピソードってのは 珍しくて楽しく読めました 前後に関しては「当然承知だよね?」ってのは少々不親切かもなー…と、若干思わんでもなかったが そこいら辺は色々出てるからこれ読んで興味持ったら他のも読んでくださいねー って感じなのが好感 楽しく読みました | ||||
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読んでよかった | ||||
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多少無理ある気がしますが、こういうのもありですね。 | ||||
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垣根さんの戦国物の一連のシリーズを読んでからの方が、読みごたえがあります。 登場人物や人物像が地続きなので。 内容は、いつもの(?)垣根節で、その世界観が好きなので楽しく読めました。 金山と銀山という切り口も面白かったです。 ただ、歴史の年表に沿った話ではなく多分に垣根さんの創作に依拠していて、どちらかというと純粋な小説・おとぎ話として読んだ方が良いです。昔の「ワイルド・ソウル」とかみたいな感じです。 そうすると、戦国時代なので小道具も限られますし、移動手段も限られますし、高層建築物もなく地理的にも平面なので、移動とか活劇とかの描写がちょっと単調でした。 あと、過去作と地続きなので、おなじみのキャラクターやその考え方に接すると、最初は「おっ!」と思いますが、読み進めていると、もともと新鮮味がないので興奮も冷めてきます。 そして、この作品を通じて訴えたいことというのが伝わってこなくて(もともとそういうことがあるのかどうかはともかく)、金山と銀山を題材にしてどんな世界を見せてくれるのだろうと期待しましたが、読了後は「今までと一緒だな」という感想でした。 この本が垣根さんの戦国物の初見の人なら「へぇ~、そういうモノの見方もあるのか」と発見があるかもしれませんが、どちらかというとキャラクターを知っている人向けで、他方、既読の読者としては目新しさがなく、「金山と銀山」という切り口が生きていないと思いました。 ということで、初回読了後としては渋めの感想です。 | ||||
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