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果てしなき渇き
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果てしなき渇きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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これがミステリー大賞って・・・ そもそも伏線も何も用意されていない小説はミステリーでさえないような気がするが。 この小説の売りは、ただの高校生だったはずの娘が、いかにして裏社会を牛耳るほどの悪魔になったかというところだったはず。 それが、ただの色仕掛けと残虐性って・・・。何じゃそりゃ。 しかも娘は殺されてました。殺したのは途中に出てきた学校の先生・・・。伏線のようなものは何も見当たりません。突然私が犯人でしたと出てきます。 余りに酷いです。漫画以下の構成力です。残虐性云々ではなく単純につまらないです。 二度とこの作者の小説は読まないし、このミステリーがすごい大賞というのも読まないでしょう。 | ||||
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映画化、それも役所さん主演の作品ということで、原作を手に取ってみました。 最初は、どうなるのかな、と楽しみにしながら読んでいましたが、その「どうなるのかな」という展開への期待は裏切られました。 特に主人公に対して感情移入はできず・・・父親の娘に対する歪んだ愛、それも、自分がしでかしたことを覚えていなかったというなんとも理解できない、またそれを十分に掘り下げてもいない・・・。 それにひきかえ、異常な性の描写は細かく、いったいこれはミステリーなのか、と違和感。 そして、人間に対するまなざしも暗い。 正直、途中からその描写と暗さに疲れ、なんどか中断することも考えましたが、読み飛ばしつつ最後まで読みました。 不快感とその暗さに気が重い・・・。 読後に気が重くなる小説はありますが、こういった重さはいらないかな。好きな人もいるんでしょうが、私はダメですね。 | ||||
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ジャンルとしてはピカレスクになるんでしょうか? 主人公をはじめ人物像の掘り下げがほとんどないので共感できないし(唯一丁寧なのはいじめられている少年くらい)、設定は現実離れしている上に、背景にあるのは陳腐なセックス絡み。何よりも、主人公が過去自分のしたことを忘れたまま暴走していたというのは、読者をだましているような。 疾走感はあったので星2つですが、うーん読んで後悔しています。 | ||||
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あまりにも、さいたまをコケにしている。こんなひどい街ではない。 | ||||
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おそらく映画では、こんなえぐい映像になしないでしょうが、読んでいてなんか変です。 | ||||
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上下2巻にする必要ないでしょう。 登場人物に感情移入が出来ない。 映画化されたけど、読みたい人は図書館で借りて読めば充分。 買うのはもったいない。 | ||||
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”渇き”という題名で、役所広司主演で、映画化されるということで、 読んでみました。 行方不明になった娘を、元刑事の父が追いかける、、というもの。 娘は、美人で、成績優秀で、品行方正だったはず。 主人公の気違いっぷりというか、壊れっぷりにも、 ストーリーを読んでも、全く共感できるようなところはなし。 仮に、自分の家族をまもる、、という大義名分であっても。 娘の、ほうも、同様。 日本版エルロイとか、ノワールとかの書評もありますけど、 冗談じゃないですよ。 エルロイは、暴力的であっても、グロくても、気違いじみていても、 もうすこし共感できるような筆致があるよね、、。 まあ、訳の分からない事件がおこる世の中ではありますけれど、、。 | ||||
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分冊する理由がないです。 上下巻買うと1000円になります。1000円払うほどじゃない。 狂った登場人物ばかりで共感とは無縁。 グロい描写、レイプ描写もあります。 ノワールとしては馳星周ほどじゃなく疾走感より闇、絶望しかありません。 | ||||
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主人公の元警察官が壊れてます。 娘が失踪したり(ヤバい稼業を始めたのも)お前が原因じゃん。 こういう身勝手でとち狂った人間が実は好きだったりします。 娘の同級生によるモノローグも後味が悪い。 読了感は最悪ですが、最悪な人間は堕ちるところまで堕ちるしか行き場がない。 まさに因果応報です。 | ||||
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突如消えてしまった娘の行方を追う父親、というあらすじを読んで予想していた内容とはかけ離れた、救いようのない小説でした。 とにかく主人公が身勝手で最低で、最後まで感情移入なんてできませんでした。 読み返したいとは思いません。 | ||||
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上下2巻の本ですので、通勤途中しか読書時間のない自分としては読み終わるのに一週間以上かかりました。読み終えた感想としては、タイトル通り、何も得るものがありませんでした。ただただ暗くダーティーな人生を描いただけで、読者に何を投げかけたかったのだろうと、不可解な塊だけが残りました。出来ることならあの一週間を返してほしい・・・。 あとこれはどうなのかと思ったのは、女性器を表すひらがな4文字の言葉が、◯とかの「ぼかし」なしの4文字そのままで文庫本に活字として見たのは、私は本書が初めてでした。これで一気に気持ちが萎えました。言葉の暴力を投げかけられた感じでした。長い読書生活で初めてです。この辺は、出版社としてどうなんでしょう? | ||||
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もう狂っている人ばかりです。 なかでも、主人公の狂気ぶりにひいてしまいます。 一番狂気なのは、主人公である元刑事でした。 もとはと言えば、悪いのはあんただろうに。 後味の悪い作品でした。 | ||||
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もう狂っている人ばかりです。 なかでも、主人公の狂気ぶりにひいてしまいます。 一番狂気なのは、主人公である元刑事でした。 もとはと言えば、悪いのはあんただろうに。 後味の悪い作品でした。 | ||||
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馳星周の初期作品の様な救いのない話。疾走した娘を追って元警官の父が狂奔するが、その行く手には闇しか残されていなかった、という話。馳氏の影響を受けたのか、かなりのホープレスストーリーだが、単に気分が悪くなる描写も多く読後感も悪い。アクションなどの描写もそんなにないし、カタルシスを得る要素も少ない。感情移入できる登場人物も皆無なのが痛い。同氏の作品「東京デッドクルージング」を先に読んだが、こちらは軽妙なアクション小説で面白かった。昔の作品で粗削りの部分もあるのだろうが、私は好きになれなかった。 | ||||
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私は人間のダークサイドを扱った小説や映画が好きなので期待して読んでみたが、期待が大きかった分、失望も大きかった。 たとえば、暴力でズタズタにされた死体をモチーフにした芸術写真があるとする。芸術としてそれが人の心を捉えるためには、おびただしい血や臓物がつきつけてくる恐怖や嫌悪の先にあるものに触れ合えなければならない。美術作品の場合はアーティストの視点、美術的なクオリティなどの深さに作者の力量が試されるのだと思うが、小説の場合も同じような事が言えるのではないだろうか。 背徳や頽廃などダークな物語はテーマそのものが扇情的であるがゆえに、本当の意味で人の心に響かせるのはとてもむずかしいと思う。本作が追いつめられた人間のどうしようもない悲しさや、破滅しか救いのない孤独などを描こうとされているのだとしたら、残念ながら私には伝わってこなかった。そこに美しさを見いだせなかった。悲しすぎる事の、また壊れていく事の美しさを見つける事ができなかった。もし美しさなど感じてもらおうとは思っていないということならば、私はいったい何をこの物語に見いだしたらいいのであろうかと考えてしまう。 言い方が悪いが青年漫画週刊誌のバイオレンス物のような表層的な感じがした。 | ||||
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私も「かほひめ」さんと全く同意見です。 とにかく、暴力シーンや性的描写がきつく、父親の藤島が救いようのない人間に思えてなりません。 それでも、先へ先へと読み進めてしまうのは、どこかに必ず救いがあるはずだと思ったから…加奈子の心の奥が知りたかったからです。 そういう意味では、読者を惹きつける作品ではあると思いますが、心がへこみ気味の時に読むのは止めておいた方がよいかも。 | ||||
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何人かの方が書かれているとおり、救いがなく、後味の悪い小説です。それはいいのですが、作者の力量不足か、登場人物の背景描写がまったくなく、強引にストーリーが進んでいくだけで面白くも何ともありませんでした。その原因は、 ・登場人物(主人公以下全員)の背景描写がなく、ただただ暴走する獣みたいで現実味ナシ ・ストーリー展開にまったくヒネリや意外性がない からです。 こういうダーク系の小説は、いかに日常と狂気の境を設定するかが重要だと思うのですが、人物描写がうすっぺらいせいで、何のリアリティも狂気も感じません。例えば主人公にしても「敏腕刑事だった」と一言書いてあるだけで、それを裏付けるエピソードがない。行方不明の娘にしても、「頭が良い」らしいのですが、それを裏付けるのは「国立大学進学を希望していた」という事実のみ(笑)。過去のエピソードから人物を浮かび上がらせ、かつそのエピソードが事件の伏線になっている、というのがこういうミステリーの基本だと思うのですが、この小説はただ暴力シーンだけが詳細に描写されるのみで、まったく二流以下のミステリーです。こういうタイプの小説が好きならば好きで、出来の悪さに愕然とするでしょうし、嫌いならば尚のこと読む価値なし、という感じです。 | ||||
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最後まで読むことが出来なかったです。藤島と元妻の桐子の会話がなんか嫌な感じです。 このミス大賞受賞作ってことですけど、なんでこの作品が大賞なのかよくわからないです。 志水辰夫の『行きずりの街』と文体がよく似てると思うので、志水作品が好きな方はこの作品がおすすめです。 | ||||
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まず内容はともかく、文章がぶつぶつと途切れていて読みにくい。言葉の使い方が合ってないところも幾つか。 元警察官の父親が娘を探す話だけれど、父親が何でもありのヒトで、 同じ父親を持つ娘としては、彼女の堕ちていった理由が分かるような…あんなお父さん、嫌です(笑) それでも最後まで一気に読んでしまいました。 読後に爽やかさを求める人は、この本は読まないほうがいいと思います。 | ||||
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第3回(2004年度)「このミステリーがすごい!」大賞受賞作 「果てなき渇きに眼を覚まし」改題「果てしなき渇き」 著者名古川敦史を深町秋生に改名。 とても後味の悪い小説です。 元刑事藤島が、行方不明になった高校生の娘加奈子の行方を追うのですが その過程で、娘の知らない面がどんどん明らかになっていきます。 基本的な文章が下手なんですよね。一人称がたびたび入り込む三人称が 主体なのですが、よく主語がわからなくなります。 また人物造形も薄い。主人公の元刑事の藤島は、職人のような刑事だったと 設定されていますが、それがひとつも感じられません。 過去のエピソードなり、現在の行動からそれをうかがわせることもない。 ドラッグを見つければそれに溺れ、女を見れば犯し、拳銃を手にすればぶっ放す。 彼がどんどん壊れていくのも、よくわからない。 さらに娘の加奈子は、皆が一様に「頭がいい」というが それもそれほど頭がいいとは思えない。 ストーリーも、人の心の闇に迫るフリをして、掘り下げていかない。 また加奈子の心が壊れてしまう原因もあまりにも陳腐。 それに対する父親としての藤島の行動も不可解。 プロットは藤島が、行方不明になった娘を追うストーリーと 3年前加奈子に関わった中学生のストーリーが交互に語られ これは巧みに練られています。 この小説を最悪にしているのは、藤島をはじめ登場人物の暴行・レイプシーン。 正直、もうこの小説を読みたくない、と何度も思いました。 しかし読者にその感情を抱かせるのが、もしもこの著者の狙いだとしたら これほどの描写力もないだろうと思います。暴行シーンだけはうまい。 | ||||
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