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果てしなき渇き
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果てしなき渇きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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「ヘルドッグス」の原作者と同じだと分かり、映画版が視聴済みであったこちらを購入した。 展開が早く、激情に揉まれるのが好みの方にオススメする。 先の展開も、とても気になる作り。 個人的には疲れてしまいました。 | ||||
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「ヘルドッグス」の原作者と同じだと分かり、映画版が視聴済みであったこちらを購入した。 展開が早く、激情に揉まれるのが好みの方にオススメする。 先の展開も、とても気になる作り。 個人的には疲れてしまいました。 | ||||
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馳星周の小説とかに通じるノワール系の小説で正直暴力が過多過ぎてインフレしてるんじゃないかと感じる(同様のこと馳星周にも感じる)。 主人公の元刑事は最初は家族を取り戻そうと奮闘する孤独な愛に飢えた男に見えたが、段々やばくなっていき途中からまったく感情移入のできない暴力に狂った男に成り果てていく。 狂った男が狂った娘を追い求める物語。正直、男の行動も娘の行動も理解し難くいまいち納得がいかないかな。 | ||||
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乾き。 の映画を見て分からない所が多すぎてもっと知りたいと思い原作の果てしなき乾き。を購入しました。 映画では父目線ばかりでしたが、こちらの本ではいろんな目線からの思いが描かれている為、あの時こうだったのか!と理解できるものが多々あります。 映画の中では映像化できなかったのでしょう。そついう細かい点がこちらにはひしひしと綴られていました。 多分原作を先に読んでいればこの映画を見ることもなかったのかと思います。 それくらい映画より詳細や情報があり読んでいるだけでも気分が悪くなる事がありました、、、 映画では精神科に通っていたことや、こまかい設定を省かれていた為にびっくりしました。 だからあのシーンでこうなったのかと。 チョウとかも映画では名前でしか聴かなかったので悪い人ってのはわかりましたが誰?ってなってましたもん。 映画を見た方はこちらの原作を読んでよりかなこの心理状況や父親の心理状況を把握して欲しいなと思います。 少女にここまで狂わされてしまう友達、父親や政治家、チョウなどのことが特によく小説にはかかれてました。 ただ、現実味がなさすぎてちょっとやり過ぎやろ!っと思ってしまいましたが.. 両親ともにどこか自分の娘を守るというより育てる事に放棄していたのかと捉えられます。 お互いが自分で必死になっていく様などもかなりリアルに書かれてました。 父親がなんせリアルに描かれていて最終的には映画には書かれてなかった父親とチョウの関係だったりで本当にびっくりさせられることばかりでした。 GOOD POINT 表現が浮かぶほどえげつない。 いろんな視点での見方がしやすい。 娘に許して欲しいとでも思っているのか単に今更に父親をやり直したいのか目的は掴めないが娘に対しての父の行動力。 大げさではあるがかなこの企みと行動力。 当事者の心理が完全には伝わらない分、読者があれこれ考えて個人の視点で解決する所もある。 映画ではなかった父に対してかなこからの制裁があったことから父に対しての復讐でしょうか?そんなものがあり物語の収まりがよかった。 BAD POINT 父、若者と視点切り替えで綴られているため、どの場面で起こっていたのかがわかりにくく、2つの視点のリアルタイムが掴みにくい。 厚手の本ですが正直そこを細かく書かなくてもいいんじゃないの?って思う点がたくさんありました。 かなこと関わる人達についてはもうリアル味が欠けてしまい、読んでる最中にそんなわけあるかいっ。となんどかつっこんでしまうほど。 あくまで個人的ですが私は2日で読みきりましたが映画を見た後は後味の悪さがありましたが、この本を読んですっきりできた為に星3です。 | ||||
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読みたい→ 面白そうだな → え? → 読みたくない! エグすぎる! → 読みたくない! こいつもこいつも最低すぎる! →読 みたくない! 思っていたよりもさらにエグすぎる! → 読みたくない! ひどすぎる → 読みたくない! オチがひどすぎる! そんな感じで、読みたくないのに最後まで読ませられたのは、作者の力量と作品に込められた圧倒的な悪意の熱量によるものだろう。 物語の基本は「行方不明になった娘を、家族から疎外された父親が捜す!」というもので、探偵小説みたいなものかなと思って読んで行ったのだが、途中からものすごくエグい方向性へ舵切りしていく。父親は最低最悪と言ってよい、傲慢で暴力的な、野獣のような存在。娘は・・・。たくさんの人間が巻き込まれ、無残に、陰惨に死んでいく。血と暴力と狂気の小説だ。生々しい暴力とどす黒い感情の連鎖。韓国映画を見ているような感じだろうか。しかし、今まで見てきたどの韓国映画よりもエグい。吐き気がするほどおぞましい瞬間の連続なのだ。ホラー小説でもないのに、よくもここまでどす黒い世界を描けるものだ。作者は普通じゃない。 作者に「衝撃的なイベントを次々に配置するサービス精神やバランス感覚」「未体験の最悪世界の語り口」「勢いのある、熱をおびた文章」など読ませる力があるので、嫌々ながら最後まで読んでしまった。 ただ、この小説、竜頭竜胸竜胴蛇尾なのだ。最後の20ページくらいで、納得いかない杜撰さが露呈する。なんじゃそりゃとツッコミたくなる点が5個くらい連続して出て出てきて、納得行かないまま終わる。せっかく500ページもエログロに耐えて読んできてこれかよ、といった感じ。ここまで暴力や性があれば、何かとてつもないラストと、テーマ性を見せてくれるものだと期待するのに、なんだか平和で、地味に幕を閉じる。変なの・・・。どクズ主人公が、あそこまで娘に執着する理由や背景がよくわからないまま終わったのもがっかり。スピード感はあったし興奮しながら読んだが、詐欺にあった気分。 文章が悪いと言われているが、そうは思わない。不親切な悪文はノワールの基本だと思っている。心情描写や比喩、生々しさを感じさせるエグい表現が上手いと思った。 違う作品も買ってあるので、楽しみ。 | ||||
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行方不明になった女子高生「加奈子」 すごい美人ですごく頭がいいらしい・・・ を、父親の元刑事の藤島が探すうちに、 とんでもないことが判明するんですけど。 とにかく暴力、暴行の描写が延々と続いて 非常に気持ち悪いです。 かつ、出てくる登場人物が全員気持ち悪いです。 「加奈子」はとても頭がいいらしいけど。 どこがいいのか良くわかりません。 加奈子がそこまで壊れる必然性がちょっと理解不能。 父親の藤島はとにかく嫌な男。 で、この小説、今年映画になったそうですが・・・ うーん。。。 これだけ気色悪いのをどんな風に映像化したのか 激しく気になる(笑) | ||||
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普段多くは本を読まないのであくまで読書素人の意見です。 映画化され、(映画は見てませんが)、小説が気になり読んでみました。 確かに続きは気になり、ざざっと最後まで読んでしまいました。スピード感はあると思います。 あまり推理もせず読んでたので、結末はそれなりに楽しめました。 しかし娘がグレた原因など、単純さも否めない。しかも娘は彼氏と実際どういう関係だったのか、最後までよく分かんないで終わってもやもや。なぜ娘がそこまでのことが出来たのか、彼女の二面性もよく分からない。ただのぶっとんだイカレタ少女だったんだな、という印象。 娘だけでなく、みんなの心の闇が理解できないまま終わる。 抽象的な表現でなく、もう少しそこを書いて欲しかった。 反対に、無駄な強姦シーンなどがあって不快。残虐描写がある作品は数あれど、必要性が感じられない暴力描写が多い作品だったように思います。 他の方が仰るように文章が下手…かどうかは分かりませんが、確かに、今誰が喋ってるのか、順番にゆっくり見ないと分からないところもある。 | ||||
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…悪くないかな、とは思ったのですけれど、他レビューで書かれているような文章レベルの低さ、登場人物の掘下げの物足りなさは確かにあります。 それでも物語を展開してゆく力はあるかな、と思いました。 ただ致命的な欠陥と言えると思うのですが、主人公の父親の娘、加奈子に対する思い入れが随分勝手なところです。 というか、離婚してほっといてた娘に対して急にこだわり始めて、その動機が希薄。 「主人公が勝手」というよりは著者が描くべき動機づけが書かれてない、ということだと思います。 | ||||
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救われたい、救いたいの押し問答。 人物に対して深く書かれてないが読者に想像の含みを(細かく書き、その人物が限定的になるのを避けるため、又他者を把握する事は出来ないため)、状況描写や人物の感覚は読者に想像しやすく書かれ、兎に角衝動性に比重を置いている。 展開は波乱だらけで良いがもっと文を混沌とさせてほしかった。 | ||||
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映画化ということで初めてこの作者の単行本を買いました 個人的にはこういうノワール系の話は平気だったのですが、合わない人は合わないでしょう 今流行りのエンタメ系ミステリだと思って買った人はご愁傷様 物語の中心であるヒロインが「天性のサイコパス」とも「ある程度同情できる歪んでしまった被害者」ともどっちともつかない中途半端な立ち位置だったのは残念 他にも主人公をはじめとして設定としてはおもしろそうなのに浅い描写で終わってしまったキャラクターも多く(やむをえず殺人を重ねるうちに殺人衝動に目覚めてしまったかもしれない刑事とか)、登場人物と組織は多いのにあんまりそれら同士の駆け引きや対決における高揚や虚しさが感じられない等、同系統のノワール小説の旗手である馳星周さんと比べると一枚落ちる気がします | ||||
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先に八神純子シリーズを読んでいたので少し残念な内容でしたが、まあまあでした。 | ||||
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分冊する理由がないです。上下巻買うと1000円になります。1000円払うほどじゃない。 狂った登場人物ばかりで共感とは無縁。 グロい描写、レイプ描写もあります。 ノワールとしては馳星周ほどじゃなく失踪感より闇、絶望しかありません。 | ||||
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衝撃的なプロローグから胸をえぐられるようなあらゆる暴力のオンパレード。「このミス大賞受賞」という帯にひかれて買ってみたものの、何度途中で読むのをやめようと思ったか。 元刑事の藤島は元妻からの連絡で行方不明になった娘を捜し始めます。しかし、元刑事とは思えないほどあまりに常識はずれで暴力的で、しかもなんだか性欲の固まりのようなこの男にまったく共感ができません。親ならもっと他の心配の仕方があろうかとも思いますが、離婚したのも警察を辞めるはめになったのも自業自得だと納得するほどまあ中身はぼろぼろの男ですね。 しかも描かれているのは、世の中の悪という悪を集めたかと思えるような裏社会。こんなものがほんとにあったらどうしよう、あるとするなら、死ぬまでそんなものとは無縁でいたいと思う、言葉では表現しきれない不快感があります。 それでも読んでしまったのは、娘の加奈子がどうしてそんな裏社会とつながりをもつようになってしまったのか、どうしてそこまで冷徹な人間になってしまったのか、二人の子をもつ親として興味があったからかもしれません。 この小説の行き着く先は、どこかにほんの少しでも救いはあるのか、吐き気がするほどの暴力描写に耐えながら(笑)最後まで読んで・・・ ああ、全てはこの最後のページのためだったんだな、と納得しました。この父親はとんでもない馬鹿で救いようのない親父だと思いますが、この男なりに娘を愛していたんだとわかりましたよ。 激しい暴力描写はとてもとても、と思う方にはおすすめできないんですが、ただ、読み始めたら最後まできちんと読んだ方がいいと思います(途中でやめると不快感だけが残るので)。最後まで読むと、ほんのちょっとだけ気持ちが持ち直しますよ。 | ||||
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父親が娘を女として求める心理描写が生々しい。確かに展開は早く、読み進めるのに困難はないが、最後まで救いを予感させるものはありません。 | ||||
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これ以上ないほど暗い、登場する人たちが誰一人救われない、希望のかけらもない物語。 馳星周の書く『不夜城』を初めとする作品ジャンルを「暗黒小説」と呼ぶことがあるが、本書こそ、その呼び名がぴったりと来る作品。 次に掲げる著者からのコメントがすべてを物語っている。 「私の青春は暗かった。『果てしなき渇き』では、そんな過去を嫌々思い出しながら書いた。これは孤独と憎悪に耐えかね、疾走する人間達の悲しみを描いた作品である。友愛や和気を著しく欠いているために、激しい拒否感を抱く方もいるだろう。けれど同時にこの小説の世界に共感を覚える方もきっとどこかにいてくれるはずだとも思う。なぜなら慈愛に満ちた世界を疎み、燦々と輝く太陽に向かって唾を吐きたいと願う人間は、私だけではないはずだと、固く信じているからだ。」 私が思うに、本書が「このミス大賞」を受賞したのは 1.もうひとつの大賞受賞作『サウスポー・キラー』とバランスをとるため。『サウスポー〜』一作品だけではインパクトに欠けるため。 2.文章力、表現力が新人離れしているため。短く切り詰めた文体で次々につむぎだされてゆく文章は、物語の内容はともかくとしても、「読ませる」。失踪した娘を現実の時間軸上には一度も登場させずに、その実像を徐々に浮かび上がらせてゆくテクニックも優れている。 | ||||
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人が不幸になっていく様が読めます。 どんな破滅が待っているのか、 それが気になって読み進めてしまいます。 暴力的かつ(不快感を伴う)性的な表現が多く、 免疫を持たない人には薦められません。 本当にダークな物語を読みたい人はどうぞ。 確かに馬鹿なオヤジの暴走劇としては圧巻です。 | ||||
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