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魂の歌が聞こえるか
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魂の歌が聞こえるかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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音楽制作を手がけるカノン・ミュージックでA&R(アーティスト・アンド・レパートリー)として、担当アーティストのあらゆるサポートを引き受けるパートナーとして仕事をする芝原修。 デビュー15周年を迎えるが落ち目となっているベテランミュージシャンを担当して様々な調整を行いつつ、新規アーティストの発掘も欠かさず忙しい日々を過ごす中、ベイビーバードという素晴らしい新人を発見する。 しかし、ベイビーバードは顔や名前を出すことは望んでおらず、デビューすることが決まっても喜んでいるように見えず、何かを隠している様子。 本書はそんな新人バンドの謎を解き明かすとともに、A&Rとして音源製作、宣伝、広告、映像、販売、営業、マーケティングなど、忙しく立ち回る芝原の立場から音楽業界を描いた話だった。 実際に、音楽業界では音源を製作する以外にどんな仕事をしているのか知らなかったので楽しめた。 A&Rの仕事はものすごく大変そうだが、それ以外にもイベンターや照明、音響、車両、会場警備など、多くのスタッフがいて、初めて興行が成立してライブができるということがよく分かる内容だった。 本書の肝は、ベイビーバードが隠している秘密と、それをいかに守っていくのかということだと思うが、物語の後半は秘密を暴こうとする週刊誌が出てきて、リアリティのある展開となり読み応えがあった。 ベイビーバードのメンバーの絆と、会社とベイビーバードの板ばさみに合いながらも、ベイビーバードを信じ続けた芝原の想いに胸が熱くなった。 ただ、序盤に登場したベテランミュージシャンの御堂の盗作疑惑が浮上した件は結局真相が謎のままだったのが気になってしまった。 | ||||
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