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オイアウエ漂流記
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オイアウエ漂流記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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無人島サバイバル小説に荻原さんが挑戦するからには、きっと新しい仕掛けがいくつもあるはず。その予想は見事に当たった。まず一つ目は、ニッポンのサラリーマン社会をそのまま無人島生活に持ち込んだこと。パワハラ部長、部長に盲従する課長、課長と不倫していた過去のある主任、ヒラで主人公的な位置づけの賢司、アホボンの取引先副社長。それぞれの関係が、会社での役職など何の役にも立たないサバイバル生活でどう変わっていくかが見ものだ。もう一つの新機軸は、環境問題を持ち込んだことだ。もはや人間は何をしても許されるという時代ではない。そのことが無人島生活にも一定の規範と制約をもたらす。現代社会ならではの無人島小説の誕生だ。 | ||||
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普通の会社員(会社というヒエラルキーを含め)や、不安定な新婚カップル・少々惚けたじいちゃんと孫と、サバイバルと全く無縁だった彼らが、ひょんな事から無人島生活を余儀なくされたなか、どのように彼らが自然と闘い、人間関係にあがき、そして日本帰還という悲願を勝ち取る事ができえるのか? パイロットが連れてきた犬も、重要なアクセントとなっている。 | ||||
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飛行機が墜落するまでが正直長く、こんなに些細なことを細かく書いているからページがだらだらと長くなるのでは…?とすら思っていたのですが、無人島に漂着してからはすごくおもしろかったです。 思わず声に出して笑ってしまうところもあり、あっという間に一気読みしていました。 漂着した人数が10人と多かったので、目立つ人もいれば忘れそうになる人もいて平等に把握することはできない印象でしたが、殺し合いのような物騒なことも起こらず、基本的に現実ではあり得ないようなくらいみんないい人で、ドロドロとしたリアルな愛憎劇などもなく、面白く読めました。 | ||||
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飛行機事故で南太平洋上の無人島に漂着した10名の男女の物語。 登場人物は、サラリーマンの上司・部下・取り引のお偉いさん、新婚カップル、じいちゃんと小学生の孫、国際指名手配の外国人(そしてセントバーナード犬)という個性的な面々だ。 乏しい水と食料、いっこうに現れない捜索隊に彼らは絶望の淵に立たされる。 社会生活の中で培われたヒエラルキーやルールが徐々に崩壊していく様が、面白おかしく描かれている。 結局、どんな事があっても人間は生きていくしかない。時にいがみ合い。時に助け合い、そしてイイ感じになっていく、笑いのツボをおさえたハートウォーミングな作品となっている。 ロビンソンクルーソー的サバイバル術に興味津々。彼らのその後が気になるね。 | ||||
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荻原先生はやはり面白いです。全作コンプリートしたいと思います。 | ||||
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ここ数年で読んだ小説の中で最も面白く、何回も読み返した一冊。 | ||||
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ロビンソン・クルーソー漂流記が書かれたのが1719年。それから290年も経っているのに、何故それよりも進化どころか退化してしまうのか?600頁以上の文庫本のほとんどが食い物の話。確かにまずそれが大事だろうが、見知らぬ人間たちが、いきなり無人島で暮らして行くにはそれなりの人間模様があるはずだ。生きるか死ぬかの集団生活だ。しかもコンビニもDIYもないまさに原始の生活だ。しかし都合よくみんないい人で、悲壮感なんてほとんどない。まるで無人島体験パックの旅行者にしか見えない。1/3くらいの枚数であれば、飽きる前に終わったのだろう。そして筏を流し続けると言うところで終わってくれれば、少しは余韻を残してくれたのに、最後の1ページはヘリコプターの中。どこまでもおせっかいな小説だ。 最後に一言だけ褒めるとすればオイアウエと言うトンガ語を紹介してくれた事だ。最初アイウエオ漂流記と勘違しして買ってしまったくらいで、地球の反対側に同じ言葉があった事に本当に驚いた。本当は無印したかったのだが、それで星ひとつ。 | ||||
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大勢の人間性が出て、変わっていく様がとても面白く読めます。 最後まで楽しめますので、ぜひ、読んでほしいです。 | ||||
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個人的には荻原浩の最高峰。相変わらず見事な伏線回収でファンの方なら思わずニヤリとしてしまうはず。 登場人物に魅力的な人物をちりばめて、「普通」な主人公を場面によって際立たせるのは真骨頂ですよね。 自分の中ではここ数年の彼の作品では間違いなく最高です。 | ||||
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ユルくてラストがサッパリしてるのが荻原作品の特徴です。そして、どこかノンビリしていてデジタルでなく完全なアナログストーリー!この作品も僕は評価します。他の作家では、小細工に走って・・このユルい味は出せないでしょう!そしてキャラ設定がとても上手であり、また他作品に登場していたキャラにカブる人物を出てくるのも、荻原作品の楽しみです。この作品の主人公と主任は(サニーサイドエッグ)のロシアンブルーと黒猫かなぁ?面白いですよ!! | ||||
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悲壮感が全くないパニック小説ですね。無人島の生活ぶりはユーモア小説ですね。会社の上下関係を持ち出したりなど登場人物の場とずれた会話が面白かった。ただ、ダラダラと長いなあという感じですね。 メンバーは以下の10人+1匹 ・リゾート会社の部長(河原)、課長(安田)、主任(菅原)、平社員(塚本) ・スポンサー企業の副社長(野々村) ・新婚旅行中の夫婦(薮内昌人、白川早織) ・祖父(喜介)と孫(仁太) ・外国人男性(サイモン) ・機長の犬 | ||||
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面白いです。 リアルとコメディ、どちらつかずの中途半端さはありますが、ところどころクスリと笑わせながらきちんきちんと話を進め、キャラクターも丁寧に描き成長させ、読後感も爽やかと、面白い小説の基本をきっちり押さえています。 もちろん迫力では、ノンフィクションである「無人島に生きる十六人」や「エデュアランス号」には及びませんが、数が多い割に「コレジャナイ感」漂う作品が多い無人島モノにおいて、それなりに夢中で読めるレベルの作品にまで叩き上げた作者の力量に敬意を表し、星五つです。 | ||||
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九死に一生を得て無人島に漂着、なんてことはたぶん一生ないだろうから(ないことを祈る)、リアリティーとかわりとどうでもいいです。フィクションとして、エンターテイメントとして面白かった^^ クドカンの脚本とかで映画化かドラマ化してほしいです(笑) キャラがたってるんだよね、荻原浩の作品は。 サオリさんのキャラに笑った。仁太もかわいいし、部長でさえ憎めない、みんな人間臭くて欠点だらけなのに読んでいていやな気持ちにならない。 生きる為に食べる、命をもらって命をつなぐ、全てはギブアンドテイク、働かなくていい人なんかいない、現代社会では見えにくいシンプルな真理がわかりやすく堅苦しくなく描かれている。もちろんファンタジーなので細かく重箱の隅はつつくのはヤボというもの(笑) あっさりしたラストは、非常時の恋のその後の行方を想像せずにはいられない、もっと続きを読みたかったなーっと余韻に浸れるくらいでした。 | ||||
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無人島、個性的なキャラ、意味不明な題名、帯の「10人と1匹がゆくサバイバル小説の大傑作」と、これだけそろえば、自ずと期待が膨らんでしまいます。案の定、読み始めて前半は、確かに面白い。何度か爆笑してしまいました。荻原氏の感性というか書き口に感服です。が、無人島にでの生活が進むにつれ、読んでいて普通に面白いのですが、当初の爆笑シーンも減り、ひたすら無人島生活のくだりが進み、いったいどういう落ちがあるのか最後まで期待していましたが、あっけなく終了してしまいました。当初散りばめられたと思われる伏線が何もなく終わった感が拭えません。賢司の彼女、操縦士、カボチャなどなど、その後のメンバーのくだりも書いてほしかったです。個人的な満足度は、100点満点中69点といったところです。期待が大きかった分だけ、満足度は下がってしまったのが残念でした。でも面白い作品でしたよ。(^-^) | ||||
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タイトルから察せる通り、漂流のお話しです。 まだ、読了してない人のためにあまり多くは語れませんが、かなりツボに打ち込まれた作品でした。 男なら一度は憧れるサバイバル生活。やはり登場する日本の平凡なサラリーマン達が、無人島で右往左往します。 とにかく笑えて泣ける作品、荻原浩のユーモアセンスがうねります。キャラが立ちまくっている、娯楽作品として一級品です。 荻原浩の作品には、生活のために時間と健康を投げ売る事に疑問を感じない、サラリーマン社会への皮肉が数多く含まれます。そして、哀愁を必ず残していきます。 できれば、二十代後半からの男性にオススメしたい。人生に悩むときにも、暇なときにも読める良い本です。 真面目な文学が嫌いなあなたにオススメ☆ | ||||
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トンガ王国からラウラ諸島へ飛び立った飛行機が、 雷雨に巻き込まれ墜落。 飛行機はたぶん15人乗り程度のプロペラ機。 機長は墜落後救助ボートに乗る際に、 副機長?として載せていた愛犬が救助ボートに乗っていないことに気づき その犬を救ったために帰らぬ人に。 残された乗客は、出張中のサラリーマンと取引先の御曹司。 老人と孫の少年。そしてとっても怪しげな外国人。 成田離婚確実か?と思われる新婚カップル。 そんな10人が最初はすぐにでも救助が来ると、危機感0の状況から、 次第にバラバラの中にも協力体制をひきつつ、 救助が来るまでなんとか生き延びようとする物語。 果たして、10名は無事救助されるのか? 話としてはかなりハチャメチャな部分もあり、 このような状況で本当にこんなにある意味暢気でいられるのか?と 呆れることもしばしば。 でもそんな中に生き延びようといろいろ工夫をする姿や、 自然や動物に対する人間の身勝手さを赤裸々に描いたり、 戦争が人にどんな影響を与えるのかということを思わせる部分など、 考えさせらるところもあり、それなりに読み応えはあると思う。 さて、私がこのような状況に陥ったら、 一番怖いのは『一人生き残ること』 だから絶対に、みんなとめいっぱい力を合わせて共に生きるか、 生きられないときには一番最後にはなりたくないと思いました。 | ||||
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リゾート開発会社の一行と新婚旅行のカップル、元帝国軍人とその孫、謎の外国人、それに機長の飼い犬。南太平洋を行くオンボロプロペラ機が洋上に墜落、流れ着いた無人島で始まったサバイバルと、チームワーク形成の過程の物語。 荻原流のエピソードの回し方は相変わらずなのだけど、これが評価の分かれる原因。荻原初読者には面白く見えるものの、長く親しんでいる者からすれば「もうわかったよ」状態。ドラスティックな場面転換がしにくい無人島であることがワンパターン感を助長させています。上陸の時点ですでに「ずっとこの調子で読まされるの?」という不安につながりました。 無人島ものの割には汚い表現が少なく、終盤に向かってチームらしくなっていくところが見所ではありますが、回収されていない伏線が多数ある上に、ラストの処理が大いに不満。荻原作品では初めて「騙された感」が抜けません。 | ||||
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この本、どこが面白いのだろう。 ユーモア・センスがあるの?これ?? 終始一貫、ただ、ただ、無人島・サバイバル生活を茶化して小説にしただけ。 作者含め、この手の“ユーモア小説”、好きな層がいることに驚き。 本屋の紹介でも、巻末の解説でも、「無人島に持っていくならこの1冊」とあるが、これこそまさにユーモア。 感動も無ければ、クスりとも笑うことすらできず、時間潰しどころか時間の無駄だった。 唯一、流行のタレント使って、時間枠つぶしの2時間ドラマの脚本/原作ってなら理解できるが・・・ 久しぶりに無駄金使った。 | ||||
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ストーリーそのもの自体は、よくある話で、飛行機事故によって無人島に漂着した 何名かがそこでなんとか生き延びていこうとする様を描いた小説です。 なので、ただ単純に考えると飽きてしまいそうな感じなんですが、 登場人物が、相変わらず極端にデフォルメされたような人が多く、 単純な話が、笑いあり、涙あり、怒りあり、の起伏のできた小説に仕上がってます。 思った以上に、無人島での生活が長く、確かに少し間延びしてしまう時も あったが、全体的な方向性が善で進むため、よく無人島物語でありがちな 凄惨なサバイバルゲームにはなっていないところがほっとします。 ネタバレになるのであまりかけませんが、エンディングが少し淡白 なので、もう少しページを割いて欲しかったのが唯一残念な部分です。 しかし、同じ無人島でも、桐野夏生氏の「東京島」にあった 人間が隠し持つエゴを全面に出して生存競争を行なっていく物語とは 真逆で、読んでいても疲れない幸せを感じる、優しい漂流記です。 方向性が違うだけでどちらも面白いのですが、本書は、今回も著者特有 の「人生そんなに悪くない」って部分が散りばめられている本なので、 最近疲れている方にお薦めできます。 | ||||
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非常に読みやすくユーモアたっぷり。 でも・・・。 こんな終わり方?途中で疲れて書くの止めた? 賢治の彼女の話は?どこに繋がってる? 買う価値はない。 | ||||
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