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一瞬でいい
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一瞬でいいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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登場人物の絡みあって入り組んだ関係性がすごいなと思いました。でも、わかるな、と。ハラハラしながら読みました。 | ||||
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浅間山での件が 3人のそこまで人生の、場面場面で 引きずるのかなあ?? でも文章もウマいし、展開もウマいし グイグイ引っ張られながら 一気読みしました。 | ||||
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読んでいて最後迄読み続けたかった。兄に貸した。 | ||||
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3人の男女の物語。10代の時の体験が人生に暗い翳を落とし、 そんな中でそれぞれが成長していく話は面白かったです。 しかし、過去の出来事にあまりにも囚われすぎているんじゃないか? とも感じられました。ちょっとくどいかな・・・と。 それでも、3人三様の生き方が巧妙に描かれていて、とても面白かった。 | ||||
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毎日新聞の夕刊に2006年1月4日から12月28日まで連載とのこと。 あとがきに代えてに、新聞連載時に小山内仁美さんの挿絵があったとのこと。 見たかった。今度、新聞を拝見します。 話はあまりに残酷な物語。 3度くらい手が止まって、「一瞬」本を閉じた。 ごめん。これ以上読めない。 読み終わるのに3日かかった。 唯川恵は書き分けの旨い人だと感じている。 浅間山、軽井沢といえば、思い浮かぶ作家がいる。 ともに直木賞作家。 | ||||
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たまたま、レビュー読んで、よさそうだなと思って 購入しました。 偶然にも、超地元で驚きました。 場所の名前もリアルに、わかるので、 すごい物語にはいりこみました。 内容も、すごく、考えらせられました。 よかったです(^∇^) | ||||
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装丁がとても奇麗だったし、 また人気作家さんだからはずれはないかな、と手に取りました。 ストーリー自体はわくわくさせられたのだけど、 プロローグのせいで、途中で結末がよめてしまい、 わくわく度が半減。あれ要りますかね? 無い方が最後まで引っ張られたと思う。 また前半の高校生時代の4人の会話が、 どうしても高校生らしく感じられず…。 30年前の高校生だから?? 稀世が創介を「さん付け」で呼ぶのも。 幼なじみなんだよね? と最後まで違和感があり、大きな時のうねりを感じられない部分も。 繊細なストーリーだけに残念に感じました。 | ||||
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幼い頃からの仲間だった4人は高校最後の思い出に、浅間山に登りました。その時起きた友の事故死によって、残された3人の31年間のラブストーリーが綴られている。3人共「あの時自分が・・・」という思いに押しつぶされそうになりながら、それぞれが年を重ねて大人になっていく姿に共感した。また、恋愛だけじゃなく、家族の愛、家族のしがらみ、家族との関わり方にも悩み、葛藤しながら生きていく様子も描かれている。ラストだが、一般的には受け入れがたい内容だと思うが、同じ痛みを共有してきた3人だから、そして、素直に自分と向き合ってきた3人だからこそ、友情も愛情も超えた関係になれたのだと思う。読み終えた後は、カバーになっている写真のように、すがすがしく、あたたかい気持になれた作品だった。 | ||||
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浅間山への登山の途中、仲間の1人が事故死。 恋に青春に、そして夢に一番輝いていた時期に起こったその悲劇は 残された3人の人生に大きな影を落とす。 「もし自分があの時・・・」とやり場のない後悔を抱えて生きることになる3人。 この物語は残された3人の31年間を描きます。 贖罪・・・。 3人は恋なんて言葉では片づけられないほどのつながりをもつ。 大切な人を亡くすと、楽しさや喜びさえも悲しみにつながる。 人生の喜びのすべてに対して後ろめたさを抱く。 けど、3人の生き方、私は間違っているとは思わないし、むしろ好き。 最後は嫉妬も遠慮もなく、思うがままの選択をできるほどになった3人はすがすがしい。 年を取らないとわからないこと、選べないこともある。 年を重ねるのも悪くはないと思える作品だった。 | ||||
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相変わらずこの作家の文章は読みやすく、まるで連ドラのDVDを観るかのごとく、すらすらとラストまで引っ張って行ってくれます。 18歳、29歳、37歳、49歳と、30年にわたる壮大な恋愛ドラマ。一人の青年の死によって、別々の人生を余儀なくされた3人の男女。最後に訪れる安らかな関係。 過去を引きずり、決して順風満帆とはいえない中で訪れる偶然の再会や、残酷な運命。当初の英治の死についての償いというテーマからは、中盤以降離れていってしまっている感が否めませんが、「もしあの時ああしていれば…」というちょっとした岐路の選択が、その後の人生を大きく変えて行ってしまうという展開は、40代をこえた読者にはわが身に引き寄せて共感する部分も多いことでしょう。 重松清の「カシオペアの丘で」も似た感じの作品でした。男性版、女性版、という観点の違いでしょうが、私はこちらのほうがしっくりきました。 | ||||
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主人公たちはものすごい苦労をして生きていますが、平和に楽に暮らすのと、一体どちらが幸せなのかな?って思いました。3人の主人公それぞれに、そのたびごとに感情移入して読みました。想像以上に読みごたえがありました。 | ||||
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軽井沢育ちの希世と英次、東京から毎夏、別荘に来ていた創介と未来子。子供の頃に知り合い、毎年一緒に夏を過していた。高校三年生の晩秋、高校生活最後の記念に浅間山に登る事に。しかし、突風に煽られ滑落し足を骨折した創介の救助を求め一人下山して帰らぬ人となってしまった英次。自分が足を痛めたために英次を死なせたと思う創介、無理はしないという約束を守らず頂上を目指した自分のせいだと思う未来子、創介と英次の想いに揺れながら下山を急かした自分のせいだと思う希世。残された三人がその後辿った30年の人生。アメリカに留学しジャーナリストになる夢を捨て高校卒業と同時に放浪の旅に出た創介のその後。予定通りパリに留学した未来子と家族との関わり。そして英次の死をきっかけに人を助ける仕事をと看護師になった希世。が、その後も英次の死が三人の人生に影響を与え、やがて突然の再会。大人になった三人は・・・。 | ||||
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浅間山噴火の昭和48年から始まるこの物語は、18歳の男女4人が登山に行く回想から始まる。 474頁にも渡る長い物語は、30年にも及ぶ人生の不思議なつながりが、読んでいくうちに引きこまれて一気に読めた。 登山によって亡くなってしまう英次 その英次の死によって残された3人、創介、稀世、未来子は大きく人生を変えてゆく。 あの瞬間が取り戻せない時間だからこそ、まだ若い18歳の傷は3人に大きな影を落としてしまう。 でもこの物語が暗くならないのは、唯川恵が最後まで逸らさなかった優しさや慈しみが中心にあるからに思う。 3人が懸命に生きた30年は、何もかものみこんで、こういう人生だったのだと納得させるのだ。 「男というのは、もしかしたら背負っている重荷があるからこそ、生きてゆけるのかもしれない」緒沢のこの言葉は、逃げることなく生きてきた老年の男が漏らした言葉だが、人生を振り返った時、男女いとわず感慨にふける心境をいい得ている。 懸命に生きたからこそ、過去を一掃出来るすがすがしい本に、心が優しくなれた。 | ||||
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浅間山が舞台となった4人の物語。時が経ち、人の気持ちが変わっても浅間山はそこに変わらずにある。浅間の麓に住む人なら誰でも感情移入して読める物語です。 | ||||
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目を通して、一冊の本を見る。数百ページの本、明らかに本という形がひとつの空間を占めている。その中には、主人公たちの人生が、それぞれに生きている。個別に、そして、連環をもって。本を開き、栞を離すと、目を通じて、自分の日常の世界から、主人公たちの世界と時間軸に引き込まれて行く。同世代の作家の小説と思い、本屋で手にした。買って良かった。読んでよかった。そして、創介、稀世、未来子のそれぞれの年代に出会えた。各々の主人公たちは、今も、精一杯生きているんだろう。人生って、自分の満足感とは別な次元で、実は、幸せなはずなんだって思いながら。作家の思いに触れたような気がする。 | ||||
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東京からの別荘族の子どもたちと地元軽井沢で暮らす子どもたちは、 お互いの立場や環境の違いを知りつつも、健やかな友情や秘めた恋心をはぐくんでいた。 そんな彼らが、高校の卒業を前にして、噴火した浅間山に 興味を持ち、ともに登ることにした1973年の冬。 しかし、その登山は彼ら、彼女たちの運命を大きく変えてしまう。 この、18歳のときの出来事を胸にそれぞれの場所で生活していく2人の女と1人の男の 軌跡を、29歳、37歳、そして49歳…と、繊細に綴った長編小説。 実際の出来事(昭和48年のオイルショックやその頃の学生運動、 バブル崩壊にITブーム、親の介護問題など)を背景に、 仕事、結婚、その他さまざまな人間関係を通して、時には投げやりに なる瞬間もありつつも、誠実に自分らしく精一杯生きようとする 主人公たちにとても素直に好感が持てる。話の運びも素直だ。 しかし、単調ではない。 今まで自分は、通勤電車やお風呂などの時間つぶしに良い意味で ぴったり(素直で読みやすい文章と判りやすい話とちょうどいい軽さの 読後感。これが例えば桐野夏生あたりだと電車で酔ったり お風呂でのぼせそう)、と、その軽さ、読みやすさで唯川恵を読み続けて いたが、今回の作品は、ワインが熟成するように、この物語の主人公たちが 高校生から50歳に手の届く大人に成長したかのように、重厚な 味わいと洗練された物語性を持っていて、何かの片手間に読むことは できなかった…というか、軽く出だしを読み出したら止まらなかった。 ものすごく失礼な言い方になってしまうけれども、実際、自分が 唯川恵で徹夜するとは思わなかった。嬉しい誤算だった。なので 読む方は十分な時間とゆったりできる空間を用意してから、というのが お勧めです。 | ||||
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またまたすばらしい作品を上梓された、恵さんの新刊です。・・・ここには、ほんとうにたくさんの恋愛エピソードがあります。そしてまた、書き留めておきたい言葉もたくさんあります。数ページ読んでから眠ろうと思っていたのに、徹夜で読了してしまいました。ラストには賛否あるかも知れないけれど、不自然な流れではないと思います。 | ||||
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