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閃光スクランブル
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閃光スクランブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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エンタメとして非常に面白い。 現役男性アイドルが書いた女性アイドルということで、こういうことが本当にあるのかもと思わせるバイアスがかかるのが良い。加藤シゲアキが自分の立場を巧妙に使って作品を作っていて魅力的な作家だ。 | ||||
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最近加藤シゲアキの作品に凝っていてもうかなりの作品を読ませて頂いたが、私の中ではこの作品が一番読みやすく、テーマも解りやすい作品ではないかと思う。お互いの弱さを理解しながら、パパラッチとアイドルが追いつ追われる立場から、一緒に逃避行を始めるという簡単にいえば、大本の筋はそのようなものなのだが、その中にもいろいろな人間関係が渦巻いている。その1ヶ月にも及ぶ逃避行の中で、アイドルは自分のアイデンティティーを確立し、過去に不慮の事故で妻を失い全色盲となったカメラマンは、色を取り戻し写真の世界に身を投じていくという最後で締められているが、これを毎日忙しくテレビに出ている加藤シゲアキさんが書いたことに大いなる賛辞を送りたい。作品としては、二度目の直木賞候補となったなれの果ての方が出来はよいかも知れないが、私はこの作品の方が好きである。 | ||||
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私は学生時代に映画を撮っていて、映画の作法やプロットを学ぶうち、小説家に憧れるようになった。 若くして吉川英治文学新人賞をとり、円熟期に直木賞をとる…これが勝手な青写真だった。 そのコースで評価された作家の作品はすべからく面白く、かつ読みやすい。そして、数年後には震えるような傑作をものにし、巨匠と言える存在となる。そんな例は枚挙にいとまがない。 しかし、私はすぐに自分の甘さを悟った。少し文章が上手いだけで小説家にはなれない。まず、行間が埋まらないのだ。セリフ以外の風景描写にも必然性をもたせながら、プロット以外の箇所を埋めていく、そんなことを考えるにつけ、ますます筆は重くなった。 夢は夢か…そうして私は現実的な仕事についている。しかし、そんな私の夢を10年目の「オルタネート」にて、ものした若者が、newsのメンバーだという。そんな馬鹿な… 彼のデビュー作「ピンクとグレー」を耳にはしていた。ただし、伝え聞く内容から私は先入観を持っていた。誤解を恐れずに言うと、グループのセンターでない中で、色々考えたことを投影したのだろうと。なるほど、私小説風ならば一冊くらい書けるものを持っているだろう。しかし読むまでもないだろう…はずだった。それが、10年も続けられていたなんて。 かなりモヤモヤしたなか、たまたま入手した、閃光スクランブル。私はいま、心地よい敗北感にある。 多くの作家は、一作目にすべてを吐き出す。第二作こそが職業作家としての適性を示すと言えるだろう。であるならば、これは紛れもなく職業作家の作品である。 ストーリーや文体が新しいわけじゃない。 しかし、いやだからこそ、加藤シゲアキの読ませる力、構想力は「本物」だと感じた。 先入観を持っていた自分が恥ずかしい。 これはオルタネートも、読まねばなるまい… そして、女子大生作家からもはや巨匠の域まできた角田光代のように、いつか震えような傑作をものしてほしい。 羨望を通り越して、すっかり応援団なのであった。 | ||||
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正直、1回目に読んだ時には、序盤だけ目を通して読むのをやめてしまいました。 でも、折角買ったし…と思い、改めて最初から読んでみると、読み進めるほど内容が興味深くなってきて、続きが早く読みたい!とまで思えるほど、良い作品でした。 クライマックスからエピローグにかけては、書籍内で解説されていた人の意見とほぼ同様の感想でした。 私は自分が作家を目指したこともあって、書く才能は自分に全くないことを熟知していますが、読む感性はそこそこ磨いてきたつもりなので、正直タレント活動をされつつ、ここまでの小説を執筆された著者の人には脱帽させられました。 | ||||
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私の名前は亜希子です。この本を開いた時に連絡していた人はカメラマンの巧さんで、あまりの偶然にびっくりしてしまいました。好きな映画監督もアキカウリマスキ。えー?えー?って思いながら読んでいました。 ストーリーの展開の速さにもっと過程を知りたいって思いましたが、あっという間に読んでしまいました。 通勤電車で思わずせつなくて涙ぐんでしまいました。 また次も次も読みたいと思いました。一冊一冊大切に読みたいと思います。 | ||||
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本を読むにおいてアイドル云々は作者に失礼であるので、純粋に作家加藤シゲアキの作品として読んだ感想です。残念ながら、文章力、構成力、人物造形、描写力、どれをとっても本を読むということを楽しむことができる最低ラインに届いていないように思われました。過去を背負った主人公二人の再生物語であるはずですが、設定も描写もあまりに類型的で既視感たっぷりなために、二人の心の叫びが深いところまでどうしても降りてきてくれません。私には薄っぺらい内容の本となりました。 | ||||
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面白く読ませてもらいました。 文章もすごく上手だと思います。 私が決定的に気になった点をレビューに書いておきます。 ①例えばある100ページの文章を書く時に、 A、B、C、D、E、F、G(間違った結論)、H(正しい結論) という文章の構成要素があったとします。私個人の場合の文章の書き方としては、 まず「起点(=出発点A)」「終着点H(=正しい結論H)」を決めます。 一瞬で起点、終着点を決める事もあれば、 長い時間をかけて起点と終着点を決める事もあります。 この起点と終着点を決める作業に労力の8割を費やします。 ②あとは起点から終着点に到達するまでの道のりを 「自分の頭の中だけでわかっている状態」から 「他人にわかりやすく説明する状態」にまでランクアップする作業 =100ページの文章を書きあげていく作業。に取りかかります。 ③大きな紙と鉛筆を用意して、大まかに 「AはBです」「BはCです」「CはDです」「DはEです」「EはFです」 「FはH(=正しい結論)です」「つまり、A、B、C、D、E、Fという6つの要素の全部を 総合的に検討した結果、結論はH(=正しい結論)になったんです」という 流れを紙に書き殴ります。 ④あとはパソコンのキーボードの前に手を置いて、 流れるように文章を書く作業に入るだけです。→終了 ⑤ ところで、話は変わりまして。 文章を書く作業も、お医者さんの病気の診断も似たような作業だと私は思うんです。 「患者さんを診察した結果、A、B、C、D、E、Fという6つの特徴的な症状があった。 この6つの要素を総合的に検討した結果、結論は患者はHという病気(=正しい結論)である。」 といった具合です。ところがこれが、 「患者さんを診察した結果、A、B、C、D、E、Fという6つの特徴的な症状があった。 この6つの要素を総合的に検討した結果、結論は患者はGという病気(=間違った結論、誤診)である。」 という具合になってしまうと、 間違った診断&間違った病名→間違った薬の処方→間違った手術→患者の病気の悪化。 つまり医療事故、医療ミスになるんですね。 ⑥ 結果として、最終的に「G(=間違った結論)」を選択してしまうクセがある人は、 医者には向いていません。医者に必要なのは、自分の頭の中で ★「A、B、C、D、E、Fという6つの要素を総合的に正しく検討する能力」 ★「Hという病気(=正しい結論)であると診断する」 ずばりこの2つ(=★)のスキルです。 この2つのスキルはどうやったら身につくのかと言うと、 翻訳作業を通して、正しい結論をすぱっと持って来ている文章に数多く触れてみる事ですね。 正しい結論が書ける人の文章から多くの事を学べば、正しい結論が出せるようになります。 ⑦加藤さんは「G(=間違った結論)」を持ってくるクセがあるようなので、 その点だけが決定的で致命的な欠点だと私は思いました。現時点では医者に不向きです。 逆に「AはBです」「BはCです」といった、部分的な文章を書く技術はすごく優れています。 | ||||
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やはりファンだから何でもプラスに見えてしまうのでしょうね。 読み終わってからそんな感想を最初に抱きました。 別に文章は読みやすいし、テンポもいい。ここぞというところは読ませてくれます。決して他の新人の作家さんたちと比べても引けを取るような文章ではないのですが、読んでいて何度も思考が止まりました。 リアル感というか、いわゆる突っ込みどころです。 主人公のセリフが30代に思えない。学校を卒業してそのままフリーのカメラマンになって売れていくって…そんな上手い話があるわけない。毎回2~3万のギャラでどうやって生活できるのだろう。ヒロインと不倫する大御所俳優との出会いから恋愛に至るまでの過程が安易過ぎて気持ちが入らない。最後の方でやっとパパラッチをする真相?が明かされましたが、どうにも上辺だけでにしか聞こえない。探偵とバトルするシーンが何故殺し合いになるほど真剣になるのか? その後の仲直りも納得が行かない……例を挙げればきりがありません。 おそらく作家自身がアイドルという特異な仕事、言ってみれば浮き世離れした生活を送っているせいで、こんな首を傾げる説明しか書けないのでしょうか。 いずれにしても他のレビューを読んで期待して買ってしまった分だけ、実際の内容には落胆しました。 この本を買う方は、ほとんど全てのレビューがファンの手によって応援レビューになっていることを心して買うべきだと思います。 | ||||
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主人公と同じく一眼レフを持っていますが、持っているだけで大して詳しくないので、最初の数ページは『なんだ、カメラマンのお話か…』と面白みを感じなかったが、下火になりつつひとりの女性アイドルが、このカメラマンを通して新たな活路を見出そうとする必死さが面白い。最後のシーンは本のタイトル通り、閃光スクランブルが現実的に見えた気がしました! | ||||
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情景が鮮明に浮かぶし美しい。テンポも良く一気に読んだ。物語の内容も大変共感出来、感動した。 | ||||
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加藤さんの作品はデビュー作から順番に3冊読みましたが、私はこの作品が一番好きです。主人公の二人は、アイドルとゴシップ写真のカメラマンという非日常性の中で生きている人達ですが、二人それぞれの苦悩が無理なく描かれ、そのせつなさに非常に共感しました。題名通りの「閃光」が随所にいろんな形で描写され、その美しい情景がまぶたに鮮明に浮かび上がります。その筆致は、肩書きの「ジャニーズ」という冠をすっかり忘れさせてくれるような、本格的なエンターテイメント小説と言っても過言ではありません。小説家がたまたまアイドルもやってます、くらいの才能あふれる加藤シゲアキ が芸能界の光と陰を、見事に表現しています。 今後も、加藤さんの作品を楽しみにしています。 | ||||
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綺麗な状態の本で内容も、じゃにーずで、イケメンで、頭もよく凄いなあ | ||||
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本当にこうゆうことありそうって場面があって、 芸能界に興味がある人には面白いんじゃないでしょうか。 ゴシップ小説みたい。 キャッチーで刺激的な内容なので、 まるで映像を読んでいるようです。 小説を書くとき、まず映像を頭の中で作ってから それを描写してるのかなって感じがしました。 描きたいのは人間の心なのか、印象的な映像なのか。 映像の世界で感性を磨いてきたのだろうなと感じます。 小説家より脚本家でもいいんじゃない? 小説が読みたくなるのはそうゆう映像的なものから 離れたいってゆうのもあるので、 これならドラマ化されるの待ってるほうがいい。 | ||||
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加藤さんの短編が面白かったので、長編も読んでみました。 ちょっと表現が硬かったり、設定が凝りすぎなとこもありますが、物語としては 楽しめます。安易に恋愛に持っていかなかったところもいいですね。 アイドルを題材にしているということで、女の子の心理描写は朝井リョウの武道館を 思い出しました。まあ、アイドルの頭の中を想像するとこんな感じなのかな。 | ||||
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楽しんで読めました。 他の作品も読みたくなりました。 ありがとうございます | ||||
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この本を読もうと思ったのは、テレビで紹介されていたピンクとグレーを購入しようと本屋へ行ったところ、並べて売られていたこちらの方が面白そうな気がしたからです。ジャニーズでアイドルとして人気のある人が書くのだから、大衆向けで読みやすいだろうと思っていました。 ですが、予想は外れました。が、面白い。 本の内容には他の方も書かれてますので省略します。 前半は内容を紹介するためのようで話のテンポは緩いです。突然、○○が~というように人物が出てきますので、何の知識もなく物語を途中から見させられてるような不親切さを感じます。ですが、話が進むにつれて人物の紹介や関係性が出てくるので、読みにくさは少ないです。 後半はパタパタと場面も話も進みます。飽きることなく読み進められるので、エンタメ小説と銘打ってるのも分かるし、これがアイドルが書いたのか?というくらい話の見せ方がうまいというか。素晴らしいと思いました。 アイドルが書いたとは考えにくい位にしっかりとした文章や物語の決してキラキラしたアイドル感からは離れた内容は才能としか言えませんね。 ここまで絶賛しかありませんが、あえて気にするとしたら物語に出てくるものに関して固有名詞が多いということでしょうか。商品名など。車は車種がキッチリ決まってます。そこが、想像をさせにくくさせます。ただ差して重要じゃないものは固有名詞出てきません。どうせなら全部そうしちゃえば、と思う。それが作風といえば許せる範囲です。渋谷が舞台なので、行ったこともない、地理がイマイチな人は微妙に掴みにくいところがあるかも知れません。 あと、私がこの小説の人物に対して思ったのは、みんなどこか冷めていて諦めていてそれをベースに生きてるような感じがしました。 何にせよ面白かったので読んでみては! | ||||
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Good! 写真で見るだけで不安でしたが、とても満足いく商品でした。 | ||||
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面白かったです。 ジャニーズの方が書いたってことを、読んでいるうちにすっかり忘れていました。 スピード感があるから読みやすいし、続きが気になって一日で一気に読んでしまいました。 ジャニーズという先入観はなしにして、一度読んで見ていただきたいと思いました。 | ||||
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面白い。前作同様,芸能の世界の話だけど 完成度も高いし,読みやすい。朝井リョウを 思い出しました。 前作に比べて明らかに成長してる。 加藤さんは自分もアイドルの世界に身を置きながら こんな事考えてるんだね。 これからが楽しみ。 | ||||
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タイトルと表紙に期待して購入。最初の章だけなら読める。あとはさぶい。人を動物に例えてそれを呼び名にするとこも安易。おいら、と自分を呼ぶ少年とかダサい。都合のいい展開が都合のいいときに起きるくだらない小説だった。表現、例えば「諦念」という単語にしろ、どんだけ語彙力がないのか知らんが乱用しすぎ。小説の体をなしていないこの小説を褒める人たちはたぶん、本当の小説を読んだことがない。 | ||||
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