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ファラオの密室
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【この小説が収録されている参考書籍】
ファラオの密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 61~72 4/4ページ
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大変高評価なので、辛抱強く兎に角最後まで読んでみましたが時間の無駄でした。(レビューが伸びない時点で気が付くべきでした。) | ||||
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面白かった。読み出したら止まらない 時間を忘れて読んでしましました | ||||
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そんなに馴染みの少ないエジプトが舞台のミステリということで、序盤は登場人物の名前を覚えるのに苦労したが、世界観など把握するに従って面白くなった。 ただ終盤のいよいよクライマックスというあたりから、これはこうだったんだからこうに違いない!など、成り行きで同行していた奴隷少女との会話のみで急ぎ足に答え合わせしてしまったのが、あっけなくて残念だった。 また今作で悪者として登場していたアテン神の結末描写についても、主人公が寝ている間にすべて片が付いていたという置いてきぼり感も拍子抜けで、終盤だけがもったいなかったように思う。 | ||||
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数千年前の古代エジプトの話。ミイラ男が難事件に挑む。時間に追われる緊張感が凄い。そして素晴らしい読後感。満足です。 | ||||
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古代エジプトやその当時の信仰を含めた思想や生活というとても遠い世界でのお話しで、とっつきにくいかと思いきや、遠い世界の話だからこそかえって客観的に素直に楽しめました。登場するキャラクタは人もそれ以外ももちろん名前は全てカタカナ(しかもどれも初めて聞く)なので馴染むまではゆっくりですが、中盤から後半にかけては、なぜか読みやすくなり終盤は一気に百数十ページを読んで気づいたら夜中でした。僕の頭の中は最初からずっとアニメーションが浮かんでいました。そんな意図は作者にはないかもしれませんがきっと読むと映像化したいメディア関係の方も出てくるように思えました。かといって終始ライトなわけではなく物語が終わりに近づくにつれてジンとするような場面やものすごい伏線のエピソードがいくつも出てきてミステリーっぽくなります。もう一回読むとさらに深みがましそう。そんな秀作です。 | ||||
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古代エジプトが舞台、さらに主人公が蘇ったミイラという、一見すると相当にとっつきづらい設定ですが、自分でも驚くほどすらすらと読むことができました。 ミイラが蘇る、冥界や神が出てくるなどのファンタジー要素がありつつも、きちんとミステリーとして成立していて、そこが破綻しておらず、リアリティラインの設定の妙が素晴らしいです。近年流行りの特殊設定ミステリの中でもここまでファンタジー色の強いものは珍しい気がするので、読んでいて楽しかったです。 読後感も爽やかなので、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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第22回『このミステリーがすごい!』大賞作の『ファラオの密室』 なにこれ!なにこの設定!?ミイラが現世に蘇るの?からの惹き込まれ感がハンパなく、一気読みです! 想像に想像を膨らませ、真相を探す中で見えてくる人間模様。誰が犯人なの?という問いも忘れ、どんどんその世界観にハマっていき、読みながら一緒に旅をする感じ。 そして、エピローグで、わー!あー!とあれやこれやを振り返り、心が温まる。 自分の人生は自分のもの。大切にしないと。 読後感がこんなに爽やかで、そして、こんなに心が温まるミステリーがあるのでしょうか!? 本当に、このミステリー、すごいですね。 | ||||
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最初、エジプトという慣れない設定なのと、人物名がカタカナなので、すぐに話が頭に入ってこず何度か読み直したが、2章あたりまで来ると、慣れてきて、内容に入り込み、逆に一気読みしたい衝動を抑えるのに苦労した。不思議なことに一気読みを我慢しても、すぐに途中からでも読み返せた。細かな構成がしっかりできているのかな?文体が自然でシンプルで、読みやすく、老眼でもすっとストーリー展開が頭に入った。 内容については、審査員の方の書評と同意見で大変楽しめたが、何より作者の登場人物と読者に対する愛情そして、既得権益への抵抗、親子関係のあり方、愛や友情とは何か、など作者の哲学も感じられ多方面で満足できた。 | ||||
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2024年『このミステリーがすごい!』大賞受賞作なのだけれど、正直なところ、どこがすごいのか私には少しもわからなかった。 密室の主要トリックは、綾辻行人『水車館の殺人』などでも使われている、人体消失トリックの定番だし、しかも少し考えるならば、それが物理的に実行不可能なことがすぐにわかるという典型的な駄目パターンだった。☆1にしたかったのだけれど、ミイラが主人公という、ラノベとして読み始めればそれなりに楽しめるかもしれないので、おまけで☆2。 せっかく「最古の宗教改革」とされている時代を舞台にしているのだから、昨今の世界情勢からして、もっと思想的な深掘りが欲しかった。 今の大賞の選考委員達は、狭くて長い穴を鉛直方向に真下から真上に矢を射た場合、どこにも刺さらなかったらどうなるかを考えてみる気もないのだろうか? 私的には、この衝撃の事実が「ミステリー」だった。 | ||||
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古代エジプトという変わった舞台を設定したことは評価しますが、ツタンカーメン王墓は王家の谷に作られているのが常識だし、その時代のエジプトではもう王墓としてピラミッドは造りません。また、ピラミッドを奴隷に作らせていたというのも数十年前の知識レベルの設定で、巻末にあれだけ参考文献を並べていながら一体何処を読んだの…? という疑問が残ります。詳しそうに見える呪文やヒエログリフの部分だけ丸写しですかね。 そうした歴史としてのおかしさを除いても、ピラミッドの玄室を密室とするトリックが貧弱で、そもそもこのトリックが本当に成立するのなら「空気穴」ではなく「天窓」では? しかも墓は一度閉じたらもう開かないのが普通のはずで、出入りできてしまっているのはどういう構造なのか。断面図まで載せているだけにおかしさが目立ちます。また序盤で出てくる胸にナイフの顛末もあまりにも適当。 暑い国で薄着のエジプトで男性になりすます方法とは。意味深に出てきた犬もさほど役に立たず、主人気候をかばって殺された友人や神官のフォローは無し。 各キャラクターが単なるその場しのぎの「駒」として扱われている感じがして、読了後に後味の悪さが残りました。 期待して読んだだけに残念です。ミステリならせめてトリック部分を頑張ってほしかった。 | ||||
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エジプトを舞台にした本格ミステリー。主人公セティは崩落事故で一度は死に冥界へ行くが、心臓の欠けがあるため審判ができず、ミイラのまま現世に復活する。限られた時間の中で事件の真相を探る。エジプトの宗教観や奴隷社会の闇、ピラミッドの建設など世界観は斬新で面白い。 日本人は一人も登場しないが、思いのほか世界観に入っていくことは容易。単純にエジプト×ファンタジー小説として読めば読後感は爽やかである。 一方本格推理小説としてはトリックに新しさやどんでん返しはなくやや物足りない。 トリックを解く物語ではなく、主人公セティが得た手がかりに沿って参考人物やさまざまな場所を訪れることを繰り返すうちに、自然とそのトリックに行き着いたというような印象である。 | ||||
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古代エジプトのミイラが事件を調査していく設定が奇抜で、序盤の展開は戸惑うところもありましたが、「第二章 石を運ぶ奴隷の少女」から俄然面白くなってきて、最後まで一気に読んでしまいました。 特殊世界もののミステリーいうんかな。 「第一章 死者への試練」では、主人公セティの調査が、シミュレーション・ゲームの〝探偵なんちゃら犯人当て〟の人物がしていく感じでいまいちかな思ったんと、王墓(ピラミッド)の密室トリックも、さして驚くほどのものじゃなかったかなと。 でも、先述したように、異国からエジプトに来た奴隷の少女・カリが登場する第二章から話がぐっと面白くなって、そこからはわくわくしながら頁をめくっていきましたわ。 床屋さんに置いてある全国紙の広告見て、「なにこれ。なんか変わってて、面白そうじゃん」みたいな軽い気持ちで手にとったんですが、予想以上に私は楽しめましたよ。 難を言わせてもらえば、単行本めくったところの金ピカ見開き頁(ピラミッド内部の宝物をイメージしてるのかも)が手に貼りつく感じで馴染めなかったのと、「主な登場人物」欄に 〈アハブ〉‥‥神官長メリラアの警護役の老兵 〈アミ〉‥‥奴隷少女カリの主人 〈スゥ〉‥‥カリの愛犬 〈アイシャ〉‥‥カリの属する班にいる奴隷の女性 は、入れたほうが良かったんちゃうかな思いました。 | ||||
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