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星を編む
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星を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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登場人物の全ての人がそれぞれの愛と信念を持って、成長し、時を過ごしてして、型にはまない個々人の幸せを感じてくれていてよかった。 前作の儚い哀しさが、温かみに昇華された物語でした。 前作を読まれた方は、ぜひ読んでほしいです! | ||||
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前作同様の、主人公や周辺の人々の、不運で下手くそで愚か故に救いようの無い無様な人生。 全く憧れないし全く理解できない人生ですが、「本人達はこれで納得してるんだろうな」と何故か納得でき、そんな描写に作者の力量を感じます。 | ||||
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櫂と深く関わった人たち、暁海のその後の人生。 汝、星のごとくを読んで想像した全てが詰まってた。わたしは瞳子さんがだいすきだな〜自分の人生の手綱は自分で握らなきゃいけない。それができてこそ倒れそうな人に手が伸ばせるって、そういう人になりたい。 | ||||
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あれだけ売れた本の続編なので、勝手に余韻に浸る本だと思っていましたが、ちょっと予想ができないような展開もあり、いまどこかで議論されているようなジェンダー平等への踏み込みもあり。 お見逸れしました。 とっても潔いのは、きっちり終らせていること。続々編を書く気がないところもイイ。 | ||||
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人生の節目に背中を押してくれる本。 「汝、星の如く」で激しく揺さぶられた感情の火が胸の中で暖かく灯るような感覚を覚えた。 残された人たちの時間は進む中で、どう生きていくのかを読むことができて、とても心が満たされた。 | ||||
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続編、スピンオフの話だと思ってましたが、本編に勝るとも劣らない非常に面白かった。買ってよかった。 | ||||
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楽しにしていた続編で、それぞれね人物像がとても共感でき、文章の流れと表現がなきら先生独特の綺麗さがあり、又感動です | ||||
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注:タイトルには「汝、星のごとく」スピンオフと書きましたが、原典を読まんでも普通にお楽しみ頂けます 凪良ゆうの作品には「神さまのビオトープ」から入ったクチなのだけど、愛情の形が「普通」の枠からはみ出ちゃってる人々を主役に据えた短編集から入って、その後も「すみれ荘ファミリア」とか「流浪の月」みたいなアチコチが世間一般で言う「普通」の枠に収まりきれない人々の群像を愉しんできた自分にとってはご期待通りの一冊であったと最初に申し上げておく。 中身の方は短編3作で構成されているのだけど、今回のお題というか題材は「夫婦の形」だったのかなあ、と思わされた次第。無論テーマの方は毎度おなじみの「はみ出している人々」なのだが、例外は第一作の若き高校教師・北原と教え子で大病院のご令嬢・明日美の秘密を巡る物語ぐらいのもので第二作・第三作とも夫婦の問題を前面に押し出した作品となっている。 いや、第一作の「春に跳ぶ」も「汝、星のごとく」のスピンオフとしてはめっちゃ「正しい」のよ。箱入りのお嬢様と思われた明日美が決して親からは許されない道を進む為に取ったギリギリの選択なんかは原典で一番印象に残ったやり取りを思い出す。 「瞳子さんの言うてるのは正論やん。いっつも正しい強い人間なんかおらんよ。あかんって分かってても、そっち行ってしまうことがあるやん。人間はそない単純やない」 「きみのそれは優しさじゃない。弱さよ」 この苛烈ともいえる「はみ出てもなお生きていく為の強さ」を巡るやり取りは他の大部分を忘れた今でも覚えているし、「春に跳ぶ」全編を貫いているテーマとなっている事を考えれば凪良ゆうの作品を読む上では意識から外してはならない部分なのかなと改めて思い知らされた感があった。 ただ、「汝、星のごとく」の様な情熱的な若い人々を主役に据えた作品はこの「春に跳ぶ」だけでこれ以降はもう少し年代が上の世代、それも既婚者を主役に据えているせいか作品のカラーが大きく異なっているという印象を受けた。なんというかこう、登場人物がしなやかというか強かな点で受ける印象が随分違う物だなと、妙な感心のしかたをしてしまうというか…… こう書くと随分大人しい物語なのかと思われるかもしれないが、むしろ「大人としての落ち着き」みたいな物を備えているからこそ強烈な印象を残す事もある。特に第二作・男女二人の腕利き編集者を主役に据えた表題作の「星を編む」なんかは女性編集者・二階堂の「理解ある夫」裕一の存在感だけでも唸らされるものが。 働く女性、それも激務の編集者である妻のキャリアにも配慮し、家事も応分にこなして手を抜かず、口調は常に冷静で論理的……まことに「夫」の像としては理想的ではあるのだけれども、これが全く人間に見えない、何か異界の存在が人間の表皮だけを纏っている様にしか思えないような違和感の塊なのである。 作中で二階堂がかつて付き合っていた作家・白尾が吐いた台詞「社会性を前提とした『こうあるべき』って表向きの姿を家の中でまで続けているイカれた奴」こそがこの裕一というキャラの怪物性を見事に言い当てている。「すみれ荘ファミリア」の青子の時にも感じた事だけど凪良ゆうはこの手の「人の形をした怪物」を描かせると本当に上手い。 もっとも夫が怪物である事に気付かないくらいに仕事へと過度に入れ込んでいる二階堂も世間から求められる「夫婦」の枠には収まりきれない女性である事は間違いない訳で、生きていく上で何を得て何を斬り捨てるか(あるいは何から切り捨てられるか)の問題を突き付けられる時点で作者の過去作の登場人物と似た様な問題を抱え込んでいると言えよう。 これが第三作の「波を渡る」となると更に登場人物がしなやかで強かになるのだから恐れ入る。物語の方は「汝、星のごとく」にも登場した瀬戸内海は今治沖の島が舞台になるのだけども、原典の冒頭で描かれた「夫が他の女性の所へ行くのを見送る妻」という強烈な構図が生まれる過程を描いたのが原典だとすれば、本作は「彼らのその後」であってある種の後日談になっている。 生まれ方も無茶苦茶で「家族って、夫婦って何だっけ?」と頭を抱えそうなややこしい疑似夫婦が数十年をかけて折り合いを付けるまでを描いた短編なのだけど「自分らしくありながら、夫婦を家族をやっていく」という難しい問題に登場人物たちを真正面から向き合わせている。 この短編の良い所はともすれば激しく陰鬱な物語になりそうなテーマを人間の愚かしさとバカバカしさを強調する事で逆に気楽に読めてしまえる作品に仕立て上げている部分かなと。特に「勢いだけで決めちゃう女」結のコメディリリーフ的な存在感には随分と救われた。 無論一番大きいのは原典では若い女の子といって良い年齢だった暁海が恋人であった櫂との死別を経て「それでも続く人生」の中で次第に強さを手に入れ、落ち着いた女性へと成長していく様を掘り下げられた点だろうか?長い時間をかけたとは言え、色んな意味で「普通」に収まらない夫婦がこうまで落ち着いた関係に収まるのかと人間の不思議さと強さを見せ付けられる……そんな人生模様を短編で描き切った作者の構成力もお見事。 自分らしく生きるという作者のテーマといまだに「世間一般ではこれが理想とされている」部分が大きい夫婦の形とう題材を組み合わせてどうなるかと思わされたが読み終えて見ればキャラの立ち方からテーマの掘り下げまで抜かりの無い作品であり、良いスピンオフって原典となる作品の内容をスコンと忘れていてもきっちり楽しませてくれるのだなあと変な部分に感心させられた一冊であった。 | ||||
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読み進めるほどのめり込んで続きが知りたくなる | ||||
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前作もスッと物語が入って来ましたが、今回は前作に出て来た人達を中心に描かれています。 なんかまた会えた嬉しさで、もうずっと心が満たされているような、懐かしさも感じるような不思議な感覚でさくさくと読み進めました。 家族の形や、目に見えるものだけが正解だとは限らず、本人達しか知らないことも沢山あるんだなと思える作品でした。 どの作品も大好きです。 私もレモンのお酒を飲んだら手作りの美味しいご飯を作ったりしたくなりました。(作らないけど) またこの人たちに出会えたことが本当に嬉しくなる作品です。 | ||||
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とても良かった。 読むなら、是非前作から読んでみてください。 | ||||
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