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(短編集)
黄金蝶を追って
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黄金蝶を追っての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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とても面白かったです。オナジの存在感、AIがどんどん身近になる世界、色々考えさせられました。 そして最後にそうつながったのか!となりました。 個人的には「ハンナのいない10月は」の続編を期待しています! | ||||
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SFは久しぶりに読んだが、味わいのある話ばかりで没入感が半端ない。 小説の役割は、没入することで厳しい現実を忘れさせることにあるとすると、この本はとても素晴らしい。読み終わるのが惜しいと思った。 | ||||
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書店をぶらぶらして知らない作家と出会うことを楽しみにしていたんだけど、kindleでも同じ事ができて安心している。 この作家もkindleで出会えたひとり。 本の内容は、教えないよ~(笑) | ||||
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平凡な日常の近傍に潜む小さな不思議を描いたSF短篇集。 「有り得ない」と言えばそうであるし、「ちょっと先の現実世界」と言えばそうも思える、日常と非日常の絶妙なバランスに酔わされる。 進化しすぎた2つのAI物語。ちょっとした繋がりと、感情を持たないと思われているAIの行動から垣間見える絆の様なものに、何故か安堵した。単純に効率的な方に転んだ結果だったのかもしれないが、人はそこに理由をつけたがり、救いを求めてしまう。人間の弱さが逞しく描かれていてとても良かった。 表題作「黄金蝶を追って」では、描いたものが紙から飛び出す魔法の鉛筆を通じ、不思議な距離感で育んだ少年たちの友情の形が印象的だった。 自分だけの「一日」が追加されたりと、求めているものに近付く「魔法」を得られても、使い道次第で大きく変わる。「黄金蝶を~」は本来の使い方と違う気がするが、寧ろ一番正しい使い方の様な気もして、発想にただただ驚かされた。 奇抜な発想なのに現実味が伴った温かさがある物語たちにどっぷり浸かれる、満足の一冊。 | ||||
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どの話も良い終わり方で、読み終わったあとも余韻に浸れました。人それぞれ好みが違いそうで、それもまた良いですね。著者の他の作品も読もうと思います。 | ||||
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いかにもなSFらしさのある作品、子供時代への郷愁を交えた熱い友情の物語、ちょっとシュールで笑ってしまう生き霊の同居人と、一冊で非常に幅広い味わいの作品が楽しめる。 | ||||
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その先が知りたくなる話ばかりで、面白く読ませてもらいました。こういった物語が作れる方ってやはり特殊能力の持ち主何でしょうね。 | ||||
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登場する主人公達は皆、人生が上手くいっているわけではないけど、迷いながらも心の気高さのようなものを保っていたり、または失いつつあったそれを取り戻したり、そういった心の変遷が描かれているように思えた。 総じて、どの短編も(ストーリーの状況的にはアンハッピーエンドで終わるものも含めて)、読み終えて心が洗われたような感覚で、清々しい気持ちになれました。 | ||||
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純文学よりのSF短編集と感じた。表題作は、魔法の鉛筆を使った二人が一人は絵を描く仕事で成長し、もう一人は自分の意思を貫きながらも誤った道に進む。最終的には魔法の鉛筆が二人を結びつける。気に入った作品は、日曜日と月曜日の間にある特殊な時間の恐怖を体験する「日曜日の翌日はいつも」、AIの進出による恐怖と人間関係の恐怖を味わえる「星は沈まない」の2作品。でも、どの作品も読みやすいし、純文学作品のように心の奥に何かが読了時に残るような感覚がある。 | ||||
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本書には6編の短編が収められているが、どれも引き込まれる作品ばかりで、久しぶりに素晴らしい短編集を読んだ。 ごく普通の日常生活が描かれていると思っていると、気づけば非日常の世界に足を踏み入れるような作品が多いが、次にどのような展開になるのかが読めず、どんどん頁をめくってしまった。 自分が特に気に入った作品は表題作の「黄金蝶を追って」と「日曜日の翌日はいつも」だが、それ以外の作品も含めて、登場人物が少し屈折感を抱えている人物が多いせいか、ちょっと切ない気持ちにさせられることが多いが、でも読後感は爽やかという絶妙なバランスが気に入った。 | ||||
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アンリミテッドのよいところは、まったく未知の作家の本を適当に選んで読めること。多くはがっかりするだけだが、たまにはこういう出会いがある。1箇月に1冊こういうのに当たれば、もとは取れる。どれもよかった。15分~20分あれば1作読めるから、昼食を一人でとる人におすすめ。 | ||||
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偶然手に取ったのだけれど、どれもおもしろい。こんな小説が読みたかった。こんなことを思いつくのか、そしてそこに落としてくるのか、と舌を巻くばかり。でもそのおもしろさ、語り口の良さの中に、ずっと人への慈しみのまなざしがずっと感じられて心地よい。どの主人公も不思議な設定ではあるのに、実在するような感覚を持てる。短編なのに、どの物語もその世界観に入り込めて良い意味ですごく長く感じられる。久々読んで満足度100%。 | ||||
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日常と非日常のはざまに潜む奇妙で素敵な世界。静謐だがユーモアのある筆致で見事に描いている。 いいなあ。後味もいいし。無理に私のベストスリーを選ぶなら「ハミングバード」「日曜日の翌日はいつも」「黄金蝶を追って」かな。ちなみにSFと歌舞伎を融合させた「シュン=カン」は「冷たい方程式」の新しい解ではないか。ご興味のある方はぜひ。 いろんな引出しがありそうな作家だから、次作がどんなテイストを持つか予想は付かないけど、一層楽しみです。 | ||||
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と言ったらほめ過ぎかもしれないけれど、他の日本人作家にはない独特なテイストだった。 どの作品も世界全体がスレンジになるのではなく、主人公の日常の中にそっとストレンジが入り込んでくる感じ。でも、それぞれの主人公はそんな状況に戸惑いつつも、受け入れ、次第に日常とストレンジが同化していく。 特に「ハミングバード」はすばらしい。胸がすっと軽くなって、明日からも笑って生きていこう、と思える快作。主人公にはある暗い過去があるのだけれど、そこに拘泥しないのがいい。これからもときどき読み返す作品になるだろう。短いし。 表題作は「黄金蝶を追って」は、もっともケン・リュウ味を感じる作品。いいよね。こういう物語。「紙の動物園」とか「文字占い師」とかああいった雰囲気で。 あとがきには英語圏でも高く評価されている作家だと書かれていたけど、なるほどと納得できた。 | ||||
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