ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士の評価:

4.51/5点 レビュー 131件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.51pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全150件 21〜40 2/8ページ
No.130
(5pt)

緻密に組み立てられた作品

フィクションとは言え実にソレらしく書き込まれています。そのせいか登場人物も多く名前を覚えるのに苦労。スウェーデン社会も少し分かった気がしました(笑)。登場する女性は皆カッコ良すぎ。反面パターンが同じタイプに見えちゃいました。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.129
(3pt)

いいね

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.128
(5pt)

巨悪に立ち向かうミカエル&リスベットとの再会を熱望する現時点での完結編です。

全世界に興奮と熱狂の嵐を巻き起こしたスウェーデン最強のサスペンス・ミステリー3部作「ミレニアム」現時点での完結編の下巻です。本書の中心となるのは、ミカエルと公安警察チームが公安内部の闇の組織ザラチェンコ・クラブを欺きながら犯罪の立件に向けて着々と証拠固めをする過程、リスベットとミカエルの妹の弁護士アニカが班と結託する非道な精神科医テレボリアンと裁判で対決する圧巻の法廷シーン、エリカを憎む謎のストーカーをハッキングと消去法で暴き出すリスベットの活躍といった部分ですが、全編に渡って印象的なエピソードが畳み掛けるように続き、その中で脇役を含めた人間の感情がしっかりと息づいています。私の記憶に深く刻まれた場面を記しますと、元女刑事で警備会社社員のスサンヌがエリカを助けて心を通わせる場面、運命に翻弄され苦境に立たされたエリカの潔い決断、公安警察の女刑事モニカとミカエルの熱く燃える恋、遂にミカエルを抹殺しようと敵の雇った殺し屋がレストランで銃を乱射し絶体絶命の危機に立たされる白熱の対決シーン、法廷で弁護士アニカが虐げられた女性の立場を赤裸々に訴え全員の共感を得る感情の流れと特に元後見人のパルムグレンが病身を押してリスベットの為に懸命に証言する姿に熱い感動を覚えました。そしてエピローグでは天国から地獄へ一転する展開で一瞬ヒヤリとさせて、結局はリスベットの真の実力を強烈に印象づけます。この3部作を通じて一作毎に魅力的なミステリーの趣向で楽しませてくれた著者は、生前第4部以降も更に素晴らしい構想を用意されていたに違いありません。ミカエルとリスベットの頼もしい未来を予感させる温かなラスト・シーンを読み終えた私にはこれで二人と永遠にお別れとはどうしても思えません。全世界のファンの為に惜しくも早世された著者ラーソン氏の意志を何方かが継いで頂き、いつかこの最強コンビを復活させて欲しいと熱望致します。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.127
(5pt)

最高のそれ以上!

この作品の感想はあらゆる所で見られるでしょう。私はミレニアム1に出逢えた事を幸運だと思う。ミレニアム2が読めたことに感謝し、ミレニアム3を終えてはこの世界に招き入れられ光栄に思えた。

まさに、私と共に過ごしたリスベッドとミカエルが恋しくて仕方がない。
会ったこともないスウェーデンの作家の死をこれほど悔やむとは思っても見なかった。この1カ月間の本当に無我の境で恍惚だった。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.126
(5pt)

一気読み

三作とも一気読み。
ちょっと出来過ぎの感もあるものの、突っ込むより先が気になってどんどん読み進めてしまった。
スパイ小説かサスペンスか、法廷でのやり取りも面白い。
リスベットが愛しくて、読み終わってホッと息をついた。
作者の女性に向ける優しい目線、女たちが尊厳をもって自己主張する強さが良い。
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No.125
(5pt)

届きました。

丁寧な梱包、本の状態も良く大満足です。また何かぁりましたらお願いします‼
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.124
(5pt)

届きました

ィッもぁりがとぅござぃます。
毎度丁寧な梱包、本に合わせた梱包に素早い発送、本の状態も良くもったいないさん見つけるとクリックしてしまぃます。またお願いします‼
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.123
(5pt)

前2部を超える最高級のエンターテインメント

第二部は第一部より遙かに面白かったというのが、私の感想であったが、この第三部は更に面白く充実した内容になっている。急逝
した著者のスティーグ・ラーソンの驚くべき筆力に脱帽するしかない。第二部の最後で、ザラや、ニーダーマンとの激闘の末に瀕死の重傷を負う
リスペットが病院に運ばれるところから第三部は始まる。黒幕中の黒幕と思われたザラに代わって、この第三部での黒幕は、スエーデン
公安部のあるグループだ。彼らがソ連の大物スパイザラの秘密を守るために、リスペットの人権を蹂躙してきたことの秘密が暴かれていく。
後半は迫力ある、裁判シーンがどんどん読者を物語に引き込んでいく。この三部作を通じて言えるのは、多くの人物が登場するが、
かなり鮮明に善人と悪人を選別し、その人物像を描くことで、読者に読みやすさを感じさせていることだ。また、また全三部を通じての
作品のテーマは男性の暴力に苦しめられてきた女性の戦いであり、その意味でも、三部を通じての主人公はミカエルではなく、リスペットで
あることもはっきりと分かったと思う。いずれにせよ、この三部作は最高級のエンターテインメントである。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上より
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No.122
(5pt)

前2部を超える最高級のエンターテインメント

第二部は第一部より遙かに面白かったというのが、私の感想であったが、この第三部は更に面白く充実した内容になっている。急逝
した著者のスティーグ・ラーソンの驚くべき筆力に脱帽するしかない。第二部の最後で、ザラや、ニーダーマンとの激闘の末に瀕死の重傷を負う
リスペットが病院に運ばれるところから第三部は始まる。黒幕中の黒幕と思われたザラに代わって、この第三部での黒幕は、スエーデン
公安部のあるグループだ。彼らがソ連の大物スパイザラの秘密を守るために、リスペットの人権を蹂躙してきたことの秘密が暴かれていく。
後半は迫力ある、裁判シーンがどんどん読者を物語に引き込んでいく。この三部作を通じて言えるのは、多くの人物が登場するが、
かなり鮮明に善人と悪人を選別し、その人物像を描くことで、読者に読みやすさを感じさせていることだ。また、また全三部を通じての
作品のテーマは男性の暴力に苦しめられてきた女性の戦いであり、その意味でも、三部を通じての主人公はミカエルではなく、リスペットで
あることもはっきりと分かったと思う。いずれにせよ、この三部作は最高級のエンターテインメントである。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.121
(3pt)

話の展開が何でも上手くゆき過ぎ、甘いです。

第一作が素晴らしかっただけに、後の2作はそれなりの佳作なのに、やはり少々辛い評価となるのはやむを得ないかもしれません。西欧の作家だけに、背景の描写には詳細を尽くします。脇役である人物さえも、懇切丁寧にその経歴と人となりを説明するのには、少々退屈を感じるのですが、あとがきでの翻訳者の説明では、それが著者の人間観察と描写長所のように書いてあります。
 評価の分かれるところですが、兎も角話の展開がまだるっこく感じるのは確かですし、そのせいでもないでしょうが、あまりに都合よく筋書きが展開します。主人公の一人であるミカエルが少々スーパーマン的になってしまい、その思惑通りに周囲の人間も警察等の捜査当局さえもが、考え動くと言う都合の良さがあり過ぎます。よってストーリーの行き先が読めてしまう。
 又、第二作からも言えることですが、主人公リスベットをハッカーにおいたことはまだしも、その仲間とその能力の万全ぶりが、「コンピューターでなんでもあり状態」を物語の展開の中に持ち込んでいるのが安易さを生みだしています。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上より
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No.120
(3pt)

結局は「都合の良過ぎる筋書きと展開」に終わってしまいました。

第一作が傑作だっただけに、後の2作はどうしても評価が厳しくなります。前作から続いていることですが、第三作に入って極端に物語の展開が甘くなりました。即ち主人公ミカエルとリスベットの都合の良いように、周囲と警察、政府機関までもが迎合してくる。あまりに話が上手過ぎます。これではミカエルはス-パーマンであり、ハッカーの天才リスベットはパソコンさえあれば何でも出来ます。従って二人に有利なように物語も裁判も展開するのは当たり前で、ある程度予想できる退屈な筋書きとなっています。
 それにしても西欧の作家らしく、政治小説の要素があるとはいえ、脇役に過ぎぬ公安の責任者の描写を通して、憲法問題に関しての長舌をふるうのは誠に退屈でした。(もっともこの傾向はペン書きではなく、パソコンで文章を書くようになってから一層激しくなったようで、最近の日本の作家にもよく見られることですが。)しかし、この作家がこれだけの三部作を書きながら、発表以前に亡くなったのは本当に気の毒であるとしか思えません。なんにしても第一作はモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパン「813」を思わせる大傑作でした。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.119
(3pt)

話の展開が何でも上手くゆき過ぎ、甘いです。

第一作が素晴らしかっただけに、後の2作はそれなりの佳作なのに、やはり少々辛い評価となるのはやむを得ないかもしれません。西欧の作家だけに、背景の描写には詳細を尽くします。脇役である人物さえも、懇切丁寧にその経歴と人となりを説明するのには、少々退屈を感じるのですが、あとがきでの翻訳者の説明では、それが著者の人間観察と描写長所のように書いてあります。
 評価の分かれるところですが、兎も角話の展開がまだるっこく感じるのは確かですし、そのせいでもないでしょうが、あまりに都合よく筋書きが展開します。主人公の一人であるミカエルが少々スーパーマン的になってしまい、その思惑通りに周囲の人間も警察等の捜査当局さえもが、考え動くと言う都合の良さがあり過ぎます。よってストーリーの行き先が読めてしまう。
 又、第二作からも言えることですが、主人公リスベットをハッカーにおいたことはまだしも、その仲間とその能力の万全ぶりが、「コンピューターでなんでもあり状態」を物語の展開の中に持ち込んでいるのが安易さを生みだしています。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792554
No.118
(5pt)

一気に読める三部作

色々推理小説は読んできたが、これほど面白いのに出会ったことはない。 作者が亡くなってしまったのはもまことに残念。 ご冥福を祈るのみ。 ただ、時間の無い方にはお奨めしません。 離れられなくなりますよ。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下 Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下より
4152090499
No.117
(5pt)

英語訳と合わせ読みで楽しみました。

5,6年前に英語訳で3部作を読みました。今回は新たに記憶を呼び覚ましながら読めたので。複雑なプロットと登場人物の人間関係をおさらいできた。この3作目を読むことで、1,2作目と合わせ全体像が繋がる感じ。もう1度前の2作を読みかえしたい。しかし、邦題の付け方はちょっつとセンスがないのではないかしら?
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上より
4152090480
No.116
(3pt)

水戸黄門的な予定調和の面白さ

まあ面白かった。ただスリルやサスペンスのためではなく、事件を解決する過程を読む面白さ。いわば水戸黄門的な予定調和の面白さ。「正義」が勝つのはガチガチで間違いない。その過程を読ませる本。リスベットが黄門様だとすると、ミカエルが助さん、その他もろもろが角さん役だ(それにしても「悪代官役」がまぬけ)。もうおなかいっぱいという感じ。
それと、シリーズを通して作者のリベラルな姿勢にうんざり。この本の「リベラル」は「建前」の意味がぴったり。
あまりに絶賛のレビューが多いので書いたが、たしかにページをめくらせる力はある。正直たいしたものだとは思う。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.115
(5pt)

英語訳と合わせ読みで楽しみました。

5,6年前に英語訳で3部作を読みました。今回は新たに記憶を呼び覚ましながら読めたので。複雑なプロットと登場人物の人間関係をおさらいできた。この3作目を読むことで、1,2作目と合わせ全体像が繋がる感じ。もう1度前の2作を読みかえしたい。しかし、邦題の付け方はちょっつとセンスがないのではないかしら?
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792554
No.114
(3pt)

水戸黄門的な予定調和の面白さ

まあ面白かった。 ただスリルやサスペンスのためではなく、事件を解決する過程を読む面白さ。 いわば水戸黄門的な予定調和の面白さ。 「正義」が勝つのはガチガチで間違いない。 その過程を読ませる本。 リスベットが黄門様だとすると、ミカエルが助さん、その他もろもろが角さん役だ(それにしても「悪代官役」がまぬけ)。 もうおなかいっぱいという感じ。 それと、シリーズを通して作者のリベラルな姿勢にうんざり。 この本の「リベラル」は「建前」の意味がぴったり。 あまりに絶賛のレビューが多いので書いたが、たしかにページをめくらせる力はある。 正直たいしたものだとは思う。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792562
No.113
(5pt)

英語訳と合わせ読みで楽しみました。

5,6年前に英語訳で3部作を読みました。 今回は新たに記憶を呼び覚ましながら読めたので。 複雑なプロットと登場人物の人間関係をおさらいできた。 この3作目を読むことで、1,2作目と合わせ全体像が繋がる感じ。 もう1度前の2作を読みかえしたい。 しかし、邦題の付け方はちょっつとセンスがないのではないかしら?
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792554
No.112
(5pt)

面白い、止まらない、読みやすい

すさまじい早さで全3巻を読み終えた。
表向き主役はミカエル・ブルムクヴィストだが、これは語り手である作者スティーグ・ラーソンが物語に入りこんだに過ぎない。
真の主役であるリスベット・サランデルを通して作者のライフワークである女性の人権問題をジャーナリストとして「報道」しているのだと感じた。
彼は憂えている現状を嘆き、どのようにあるべきかを夢見て、その解決法を自分が考える最もドラマチックな方法で描いているのだと思う。
この根深い社会問題を彼はおそらくもっと語りたかったのだろう、構想ではミレニアム10まで続くと考えていたようだ。皆さんおっしゃる通り、続きが読めないのは残念でならない。
とはいえ、ミレニアム3部作でとりあえずの完結としてもおかしくないほどの完成度である。
様々なドラマ、ミステリーがちりばめられているが、すべてが一つの結論に向かってつながっている。読んでいるうちはハラハラ、そうか、えっの連続、クライマックスに向けて爽快感が次から次へと訪れる。
全世界で6000万部という驚異的なベストセラーであることは読んで納得です。
全3巻、6冊、2700ページの大作であり、手に取ることに一瞬戸惑ったが、この本に出会うことができて本当に良かった。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.111
(5pt)

戦う女性への讃歌

三部作を一気に読んだ。至福の読書タイムだった。ここまでの長編を、飽きることなく読ませる物語は古今東西なかなか見つからない。それだけでもこの作品は稀有だと思う。

『ミレニアム』の根底に流れるのは、第3巻で主人公の一人が発言している通り、そして多くの読者の方が指摘している通りに、戦う女性への讃歌である。これになにかしら共感を持つ方と、まったく響かない方とで『ミレニアム』の感想は異なってくると思う。

第1巻を読み終えた直後に思ったのは『これはスウェーデン版犬神家の一族だ』だった。いわくありげな一族の業は、どこの国でも物語にされがちなのだろうか。それに、短ページで激しく場面を移り変わらせる手法は、映画化が珍しくなくなってきた時代において、特に海外ミステリによく見られる。あまりに頻繁にされると船酔いする感じがして私は少々苦手だ。

この物語を書くために作者は膨大な資料を集めて、練りに練り、長年かけて執筆したらしい。その仕事を否定する気はない。ミステリや社会派、スパイものの衣装を纏ってはいるがこの物語の本質はフェミニズムである。作者の、戦う女性を称える力強い声がページから聞こえてくる。

フェミニストを誤解して受け止める、そして真のフェミニストが不在の日本で、この物語のエールが正しく解釈されるのは難しい。(程度の差はあれ、どこの国でも同じかもしれないが)。ハリウッド映画の広告を通してこの物語を知ったけれども、読了して、映画は見たくないなと思った。ハリウッドがこの物語をどう解釈して調理したのか、映画業界の噂を聞くにつれて知りたくなくなる。
ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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