ミレニアム2 火と戯れる女

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評判

ミレニアム2 火と戯れる女の評価:

4.05/5点 レビュー 140件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全172件 121〜140 7/9ページ
No.52
(5pt)

身悶えせずにはいられないラスト

面白すぎる。
1部でミカエルの調査を手伝った、強烈な個性を放ったリスベットの過去の真実がこの2部で明らかになる仕掛けが巧妙。
加えてリスベットの疑惑に伴い登場してくる胸糞悪い人物たちもいいスパイスとなり、下巻から読む手を休むことが出来ない。
しかもラストの終わり方が、読者としては3部を走って購入しに行きたくさせる悶絶もの。
リスベットの調査能力を知るにつれ、「もう少し時間ができたら」と、彼女がリストに加えるパターンにも嵌ってきて、読者としてつい期待してしまう愉しみがある。
比類なき孤独を背負うリスベットを応援せずにはいられない。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.51
(4pt)

第3作にも期待

スウェーデンのサスペンス小説の第2弾。前作にはまり、出版されたばかりのこの第2作もあっという間に読み終えた。
前作の主人公のひとり、女調査員の秘められた過去が明らかになる。
それにしても、かなり荒唐無稽な感じは否めないし、いまさら旧ソ連の話などとは思うけど、ヨーロッパではいまだソ連の話は題材になりうるのかな。

衝撃的なラストシーンは第3作への興味をそそる。もしかして、今年中に翻訳されるのかしら。第1作は映画化もされたということだし、話題になりそうなシリーズ。でも、著者が50歳の若さで亡くなったとは、残念だ。

しかし、第1作ではあんなに女性と寝ていたもう一人の主人公の記者は今回、まったく寝ていない。かなり第1作とは異なる硬派な雰囲気。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792546
No.50
(5pt)

ミレニアム 1 と ミレニアム 2 早く3を読みたい

著者の早逝で3部作しか無いのが実に残念。力作でスエーデンのミステリーを初めて読んだが世界各国で翻訳が相次ぎ、ベストセラーになっているのが当然。素晴らしいド迫力、予想を超える展開で、訳者の才能もあって素晴らしい作品。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792546
No.49
(5pt)

前作を子供じみて生易しく思わせる血も凍る恐ろしさのバイオレンス大作です。

天才リサーチャーにして腕利きのハッカーのヒロイン、リスベットの魅力が炸裂し息を呑む衝撃の結末に向けて突っ走る「ミレニアム」第2部の下巻です。著者は人身売買組織を追うダグと恋人ミアの殺害直前に二人を訪ねたリスベットの描写を途中で打ち切り、すっかり消息を絶たせて読者を心配でやきもきさせます。警察はリスベットを殺人犯と断定し指名手配に踏み切りましたが、どうしても彼女の仕業と信じられないミカエルは警察とは別に調査を開始し、警備会社社長アルマンスキーも疑念を抱き自社の精鋭社員を警察に協力させて真相を探ろうと動き出します。本作では予想を裏切り前作のミカエル&リスベットの良好な協調関係には程遠く、辛うじてPCを通じ文字で会話するのみですが二人は徐々に真相に肉薄します。また、登場人物も多彩になり特にリスベットの女友達ミリアム・ウーと元プロボクサーのパオロ・ロベルトが2mを越す無敵の金髪の巨人と繰り広げる決死の勝負が印象的です。今回の推理・謎の解明は犯人自身の独白や事情を知る関係者からの聞き込みによりもたらされ、真相もそれ程仰天するような内容ではありません。これは前作でも同様ですが、著者は常に異常な不自然さを排して如何にもありそうな物語を構築し、徹底してリアリティー重視の姿勢を貫いています。ここまで読んだ結果から著者の本質は謎解きミステリーには無く、大迫力のサスペンスにあると断言して良いでしょう。ラスト近くで明かされる謎の老人ザラと金髪の巨人とリスベットの関係に驚かされ、そして情け容赦ない生死を賭けた対決は、前作が子供じみて生易しく思える程遥かにバイオレンス色の濃い血も凍る恐ろしさに満ち溢れています。真面目な姿勢を崩さず正道を歩むミカエルに対し、次の行動が予測不可能な野性味溢れるリスベットは警察にも目をつけられ今後どうなって行くのか?不吉な予感に震えながら興奮と戦慄の完結編に期待しましょう。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.48
(4pt)

エンターテインメントの要素をふんだんにもりこんだ、ノンストップ・ミステリー

全世界で800万部以上を売り上げたという、スウェーデン発驚異の三部作の第二部。この第二部は、「スウェーデン推理作家アカデミー最優秀賞」を受賞している。

本書は第一部のような、36年前の閉ざされた孤島からの少女失踪事件、大富豪一族の闇といった、壮大なスケール感と謎解きの興趣はないものの、第一部で強烈な個性を持って登場した“ドラゴン・タトゥー”の刺青の女性リスベット・サランデルの衝撃的な「過去」がメインストーリーとなり、読者を惹き付ける。

これに、人身売買と強制売春の問題をフリージャーナリストから提案され、とりあげることとなった月刊誌「ミレニアム」がからみ、お馴染みの面々が登場し、そして連続殺人事件が発生し、リスベットとミカエル・ブルムクヴィストとの接点となるのだ。

殺人の容疑者となって全国指名手配となるリスベット、難航する警察の捜査、捜査陣の足並みの乱れ、彼女の無実を信じて独自に調査を開始するミカエルとリスベットの雇い主アルマンスキー、新登場する金髪の巨人や犯罪組織の謎の黒幕ザラ、最後まで明かされないリスベットの12才のときの“最悪の出来事”。たったひとりで、自分の「つくられた過去」に縛られながら敵に立ち向かう“女を憎む男たち”を憎むリスベット。

本書は、これらエンターテインメントに徹した要素をふんだんに取り入れながら、映画のカット・バックの手法を取り入れたスピーディーな展開で、さながらノンストップ・ジェットコースターのごとく描かれていく。

そして、圧倒的なリーダビリティーを持ったこの第二部は、いよいよ第三部『眠れる女と狂卓の騎士』へと続くのである。

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No.47
(5pt)

うまくやられた!

ラストシーンが全てだと思う!実に上手い終わり方、というより、上手く演出されてしまった。ので、早く「ミレニアム3」が出版されることを切に願う次第である。
 ストーリーは、注目の女性リスベットを中心に展開していき、期待通りに運んでいく。そのめまぐるしい動きは魚が川を泳ぐように活き活きしている。
 しかしながら、もっともっとラストの描写を膨らませてほしい!!!という心憎い終わり方で幕。これには本当にシビレた!
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No.46
(5pt)

この上なく素晴らしい!

あっという間に第2部の下巻まで読み終えてしまった。
第1部を上回る迫力と興奮。まさに近年、稀に見る傑作だと思う。
様々な人物が登場するが、いずれも心理描写が巧みで驚くほどキャラが立っている。
本作で明かされるリスベットの生い立ちを知るにつけ、その孤独の深さに涙が溢れた。
変わり者だが、誰もが愛さずにいられないヒロインだと思う。
そして、全3部におよぶ長編にもかかわらず、活き活きとした美しい文章を紡ぎ続ける
翻訳者の力量につくづく感服した。
引き続き、第3部に期待したい!


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4151792546
No.45
(5pt)

最高の作品、「ミレニアム」三部作

「ドラゴン・タトゥーの女」と比べると、本作「火と戯れる女」は、どちらかと言えば、冒険・アクション小説の要素が強く、謎解きのおもしろさという点では若干劣るように思う。「ザラ」と呼ばれる、事件の背後にいる人物を追っていくのだが、ミステリ好きの読者ならば、ザラの正体は容易に想像することができるだろう。とはいえ、「登場人物の次の行動が読めない」という場面も多く、私はハラハラしっぱなしだった。クライマックスの「リスベットとザラとの対決」シーンでは、ページをめくる手が震えた。

「火と戯れる女」は、前作以上に、人物描写がより重厚で丁寧なものになっており、そこが見逃せない。リスベットのミカエルに対する想いは、どうしようもなく複雑で切ない。とまどいながらも、ミカエルに心を開き始めてしまう彼女の姿はとてもいとおしい。

第一部からの登場人物も多いので、ぜひ先に「ドラゴン・タトゥーの女」を読んでから本書を手にとっていただきたい。こんなに続きが気になる作品は今までなかった。第三部が待ちきれない。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.44
(5pt)

『2』の方がより傑作

オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。

この下巻になるとストーリーの展開は正に『ジェット・コースター』で、読み終わるまではとても眠れない面白さだ。リスベット・サランデルの映像記憶能力ではないが、筆者は『映像写実能力』が極めて高い。まるで映画を観ているように読んでいる気がした。一般的に『2』の場合『1』を再構成して、続きを作る場合が多いがこの作品の場合既に『1〜3』を俯瞰したカタチで作られているな、と思った。

トマス・ハリスより怖くて、ジェフリー・ディーヴァーよりジェット・コースター。この『2』は映画化された『1』をも凌駕する大傑作だ、とぼくは確信した。
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792546
No.43
(5pt)

リスベットがどうなるのか怖くて、次の行に移るのを止め、何度も休憩した。

第1部が謎解きをメインにしているのに較べ、本書はスリルとサスペンスに重きを置いているので、どういうシチュエーションでどう陥穽に嵌り、そこをどういう風に抜け出すのか、まさにスリリングな展開に息を呑む。

とりわけ上巻の後半で連続殺人事件が発生し、警察が介入する辺りから場面が多層的になり、そこにリスベットの過去が明かされていく過程はページを繰るのももどかしくなる。

また本書は随所に活劇(格闘)シーンがあり、そのヒヤヒヤ感と爽快感もたまらない。

そしてラスト辺り、主要登場人物たちを断片的に語った後、一転して壮絶のクライマックスに突入させる手法は見事というしかない。

実際のところ、リスベットがどうなるのか怖くて、次の行に移るのを止め、何度も休憩した。
ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.42
(4pt)

舞台は世界を駆けめぐる

第一部から引き続き、舞台は北欧から中米からロシアへと、自由に動いていく。地図の情報を見比べながら読み進むのが楽しい。翻訳の流麗な日本語も素晴らしい。
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4151792538
No.41
(5pt)

ミカエルっ!2


ミカエル、あなたって人はまったく…
リスベット、あなたの判断は賢明です!

それにしても、みんなそんなに珈琲飲んで、胃悪くならないのかしら。


それはさておき、1に続き2も文句無しにとっても面白いです!

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4151792538
No.40
(4pt)

前作でリスベットに惹かれてしまった人は、もう読むしかない

リスベットの過去が明かされる、『ミレニアム』三部作、激動の第2部。
前作でリスベットに惹かれてしまった人は、もう読むしかない。
世界を相手にひとりで戦うリスベット。
たしかに激動ではあるけれども、なんだか話がひとりでに大きくなって、よくありがちな安っぽい展開になってしまったように感じた。
間延びしているというか、第1部にあったスピード感がうすれてしまった。
話が壮大なわりには、あまり伝わってくるものがない。メッセージが希薄化している。

第1部に比べたら劣るものの、それでも面白い。夢中になって読んだ。
特に、最後の展開にはびっくりした。はー、びっくりしたよ。

そして、物語は明らかに続いている。第3部にも期待です。
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4151792538
No.39
(4pt)

面白かったけど。。。

1の方が面白かった。ちょっと間延びしていたような気がする。
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4151792538
No.38
(5pt)

信頼

一見孤独にみえるリスベットサランデルであるが、その実、圧倒的不利な状況にあってもミカエル、アルマンスキー、ロベルト(+読者全員?)は確信を持って容疑(の大半)を否定する。サランデルに魅了されており、よくもわるくもサランデルの本質を理解している。驚異的な才能もうらやましいが、むしろ、それ以上に周囲にそれほどの信頼を勝ち得ていることに嫉妬する。
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4151792538
No.37
(5pt)

1も3も直ぐ読みたい

2005年に発売されるや否や驚異のベストセラーという文句が、反対に食わず嫌いになり読まないままでいましたが、知人から執拗に薦められて途中になる2から手を出しました。
読後一番の感想は「1も3も直ぐ読みたい」です。
もちろん1を読んでないせいか、上巻の前半は手探りでいくしかなかったが、上巻の後半から惹きつけらる。
女を憎む男たちを憎むリスベットの行動に目を離せない。

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792538
No.36
(5pt)

読み出したら止まらない

とにかく面白いの一言。
前作では、その天才的な調査能力と強烈な個性で存在感を発揮していたリスベットだが、この作品では、謎に包まれていた彼女の過去が明らかになる。そして、それは想像を絶するものだった。
読み出したら止まらない。明日仕事のあるような日に読むと、読むのを止められなくて、間違いなく寝不足になってしまうだろう。

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792538
No.35
(4pt)

エンターテインメントの要素をふんだんにもりこんだ、ノンストップ・ミステリー

全世界で800万部以上を売り上げたという、スウェーデン発驚異の三部作の第二部。この第二部は、「スウェーデン推理作家アカデミー最優秀賞」を受賞している。

本書は第一部のような、36年前の閉ざされた孤島からの少女失踪事件、大富豪一族の闇といった、壮大なスケール感と謎解きの興趣はないものの、第一部で強烈な個性を持って登場した“ドラゴン・タトゥー”の刺青の女性リスベット・サランデルの衝撃的な「過去」がメインストーリーとなり、読者を惹き付ける。

これに、人身売買と強制売春の問題をフリージャーナリストから提案され、とりあげることとなった月刊誌「ミレニアム」がからみ、お馴染みの面々が登場し、そして連続殺人事件が発生し、リスベットとミカエル・ブルムクヴィストとの接点となるのだ。

殺人の容疑者となって全国指名手配となるリスベット、難航する警察の捜査、捜査陣の足並みの乱れ、彼女の無実を信じて独自に調査を開始するミカエルとリスベットの雇い主アルマンスキー、新登場する金髪の巨人や犯罪組織の謎の黒幕ザラ、最後まで明かされないリスベットの12才のときの“最悪の出来事”。たったひとりで、自分の「つくられた過去」に縛られながら敵に立ち向かう“女を憎む男たち”を憎むリスベット。

本書は、これらエンターテインメントに徹した要素をふんだんに取り入れながら、映画のカット・バックの手法を取り入れたスピーディーな展開で、さながらノンストップ・ジェットコースターのごとく描かれていく。

そして、圧倒的なリーダビリティーを持ったこの第二部は、いよいよ第三部『眠れる女と狂卓の騎士』へと続くのである。

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.34
(5pt)

前作より更にパワーアップしたスリルとサスペンスの超大作「ミレニアム」第2部です。

スウェーデンで発表され世界中を震撼させた超話題のミステリ3部作「ミレニアム」第2部上巻です。前作でミカエルとリスベットが対決したのは猟奇殺人鬼や悪徳経済犯で犯罪者としては素人でしたが、今回の相手は情け知らずの手強い犯罪組織のプロでその分謎解きの面白さは減った物の更にパワーアップしたスリルとサスペンスが堪能出来ます。本書はヒロインのリスベットが完全に物語をリードし、頑固で人と打ち解け難いけれど時折内に秘めた優しさを垣間見せる人間性の魅力がたっぷりと描かれます。まさに嵐を呼ぶ女リスベットが旅行で訪れたグレナダの地で本物のハリケーン‘マチルダ’と遭遇し、単独で怪しげな事件に立ち向かう第1章のエピソードは独立した中編小説として楽しめます。続いて前作に登場したリスベットの知人達、警備会社社長アルマンスキー、最初の後見人の弁護士パルムグレン、女友達ミミとの再会の場面は感動的で胸にじーんと来ます。一方、ミカエルは月刊誌「ミレニアム」の次の企画として、人身売買組織を追うジャーナリストのダグと恋人ミアを会社に迎えるが、やがて調査の過程で凄惨な殺人事件が起きる。本作は前作の平和な流れに反し、恋に破れたとひとり決めしたリスベットがミカエルと完全に訣別し別の道を歩み、ミカエルの愛人で共同経営者のエリカにも辛い決断を迫らせるといった全く予想外の展開となり、他にもストックホルム県警のブブランスキー警部補を中心とする本格的な警察捜査が描かれる等、作品スタイルをガラリと変えて成功しています。悪玉では懲りない悪党の後見人ビュルマン弁護士に加え、新たに謎の男‘金髪の巨人’、犯罪組織の黒幕ザラとそれぞれに無気味な存在感を示します。事件の大きな鍵を握る12歳の時に遭遇した ‘最悪な出来事’の恐るべき全貌が明かされ、人生最大のピンチからの凄まじい逆転の猛反撃が見られそうな下巻でのリスベットの活躍に期待しましょう。
ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151792538
No.33
(5pt)

先が読めない。

ミレニアムシリーズ第2弾!
 冒頭より淡々と新展開が続くのであったが、リスベットを囲むように陰謀が渦巻き始める。
 と、その直後に急展開を見せて勢い良く物語がコロコロと転がり始める。
 全く先が読めないのに、ストーリーに無理やり引っ張られる感じで、上巻は終わってしまった。
 ん〜ん、この後どうなるのでしょうか?下巻に期待が膨らみます。
ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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