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【この小説が収録されている参考書籍】
ホーム (集英社文庫)

ホームの評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

面白かった

読ませますね、堂場様。
面白かったです。
リアルで、臨場感があり、絵空事ではなく、共感出来ました。
綺麗事ではなく、能天気なラストでもない。

物語の続きを知りたいです。
ホーム (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ホーム (集英社文庫)より
4087445364
No.3:
(5pt)

素晴らしい

素晴らしい内容
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4087445364
No.2:
(4pt)

野球小説

カリフォルニア州のバークリー。藤原雄大は元メジャーリーガー(投手)で今は所属していたフリーバーズのマイナー巡回投手コーチである。

その藤原のところに、友人で大リーグ機構上級副社長のヘルナンデスが大事な話を持ってきた。日本人の藤原に、東京オリンピックアメリカ代表監督になってほしいというのだ。しかも、オリンピックの初戦は2か月後。

藤原は迷ったが、結局引き受ける。

そして、アメリカの野球統括団体、USAベースボールの広報担当、リーに会う。リーは藤原を選んだ理由を、「日本の野球をよく知っているから」だと言う。もう一つの理由は、藤原の選手育成の手腕を高く評価したということらしい。

藤原はさっそく監督の仕事をするためにUSAベースボール(アメリカ代表チームを統括している)本部を訪れ、チームの強化案を示す。だが、幹部たちの反応は鈍い。アメリカ人にとっては、オリンピックではなくメジャーリーグこそが最高峰の舞台なのだ。

それでも、藤原は代表チームの試合映像を見て作戦を練る。ピッチャーはそんなに問題がない。問題は今シーズンの平均打率が2割5分の打線で、もう1人、決め手になるバッターが必要だ。そこで藤原が考えたのは、日本の高校野球で活躍した芦田大介という大学生の選手をアメリカ代表に選ぶことである。芦田の出身はサンディエゴで、アメリカと日本の二重国籍を持っている。両親はどちらも日本人だ。長距離打者で、高校野球では甲子園で合計12ホーマー、4割超えの打率を記録している。ただ、怪我のせいで日本代表には選ばれたことがない。ルール上はアメリカ代表にもなれるはずである。

藤原はリーを日本に連れて行き、芦田のバッティングを見せる。リーもその実力を認めたようだ。そこでアメリカ代表入りの話を芦田にしたのだが、彼は迷っていた。アメリカ代表になれば、将来日本代表入りすることは難しくなるし、日本のプロ野球界入りすることもできないかもしれない。といって、まだメジャーリーグで通用するという自信はない。迷った末、
芦田は高校時代の監督に勧められてアメリカ代表入りすることを決める。

芦田は活躍できるのか?そして、アメリカ代表は金メダルを取れるのだろうか。

選手同士の摩擦があったり、ハプニングが起きたりして、すんなりと事は運ばない。ラストが気に入った。

堂場瞬一の小説を読むのは初めてだったが、文体は平易で読みやすい。内容も、野球ファンでなくても楽しんで読める内容になっている。オリンピック関連の小説4冊のうちの1冊らしいが、他の本も読んでもいいなという気にさせられた。
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4087445364
No.1:
(5pt)

2020年、コロナ禍のなかった夏

初めに言っておく。
評者はスポーツは嫌いだ、見るのも、するのも。
ま、朝のウォーキングや古武道はやっているけどね。

そして、この「ホーム」は野球の話だ。
それも2020TOKYOのオリンピックゲームである。
暑い夏、熱帯と化した東京で、男たちが戦う。

普段、プロ野球など、テレビでも見ないのだが、
こうやって読書で野球を見るのは、すこぶる楽しかった。
「野球は筋書きのないドラマだ」とよく言われる。
そんなことはない、筋書きはちゃんとある、と、
職場の先輩に言われたことがあった。

たしかに、こうして筋書きにまみれたストーリーを読むと、
なるべくしてなるという、勝負の世界がよく分かる。
というわけで、野球の好きな人も、勝負が嫌いな人も、
コロナが襲ってこなかった日本、東京の暑い夏を、
思い切り楽しんで味わっていただきたいと思います。
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4087445364

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