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強運の持ち主
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強運の持ち主の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 21~40 2/3ページ
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特に大きなどんでん返しがあるような展開があるわけではなく、小さな幸せを紡いでくれるような本です。 | ||||
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面白かったです。 軽い気持ちで読みました。後味も良くて、楽しみました。 | ||||
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ショッピングセンターで占いをしているルイーズ吉田の元に、 小学生の賢二という少年が一人やって来た。 どちらのスーパーで買い物をすればいいのか? という質問の答えを聞いて帰って行ったかと思えば、 一週間後、 クラスでの係は図書係か掲示係のどちらがいいのか?など、 おじいちゃんやおばあちゃんからもらったお小遣いを使っては、 そんな他愛ない質問のためだけにやって来るのだった。 そして帰り際、少年は不思議な顔をして、「お姉さん、いい匂いする」 「ずっと昔に僕のそばにあった匂い」そう言って帰って行った。 翌週、またも少年はルイーズの元にやって来た。 今度は神妙な面持ちで、 「あのね、お父さんとお母さんどっちがいい?」 これは両親の離婚問題だと思い、 ルイーズは色々と考えながら対応していたのだが、 最終的にじっくり占ってみるということを少年に伝えて、 後日に答えを持ち越した。 只、少年が言っていたことで一つ気になることがあった。 それは「お父さんとお母さんが一緒だったら占えないの?」という事だった。 ルイーズは、少年の将来が掛かっていると思い、 詳しく少年のことを調べてみるのであった。 右往左往した結果、少年が何を聞きたがっていたのかをルイーズは知る。 堅二は小さい頃から父子家庭だった。 父親が抱いても泣き止まない子だった為、どうすればいいのか悩んだ挙句、 堅二が求めているのは母親だと気付いた父親は、カツラを被り、 母親の着ていた服を着て堅二に接した。 すると堅二は泣くのを止め、心から嬉しそうに笑ったのだった。 それ以来父親は、会社から帰宅すると女装して過ごす様になった。 しかし堅二はもうとっくにそれが解る年齢になり、 堅二なりに分からない振りをしていたのだが、 父親は未だに堅二が自分の女装姿を、 母親だと思っているのだと信じ続けていた。 ルイーズは堅二の家の近くで帰り際の父親を呼び止める。 そして堅二との関係の一連を父親に話し、父と子、 お互いが遠慮しながら、芝居をし合っていた事を理解してもらう。 最後にルイーズは、 手に持っていた袋からあるものを取り出して父親に渡した。 「これ差し上げます。ニベアです。 堅二君がお母さんを恋しそうにしていたら、これきっと役に立ちます」 そう、堅二が占いの帰り際に言っていた、ずっと昔僕のそばにあった匂い、 それは生前、堅二の母親も塗っていたであろうニベアだった。 父親はそれを受け取り、 「ありがとうございます」と丁重に頭を下げて帰って行った。 後日、ルイーズは占いの答えを聞きに来た堅二に、 「どっちでもいいじゃない、どっちでも同じでしょ?」ときっぱり。 すると堅二は、「あれ、知ってるの?」と目を丸くした。 そして「そろそろ解放してあげてもいいかもね」というルイーズの言葉に、 「うん、そうする」とにっこり笑い、 「じゃあ、ばいばい」と手を振って帰って行った。 その手を振る堅二からは、ニベアのやわらかい匂いがするのであった_ 脱OLから占い師へとなって3年、ルイーズ吉田の元に訪れる人々の、 普通の様でちょっと変わったお話短編集。 じんわりと和みます。 | ||||
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これは、いい意味で、期待外れというか、瀬尾さんのファンなら必読の一冊ですね。占い師という形で、描かれるなにげない日常。でも、スリルと温かさが伝わってきますね。本の帯にもありますが、まさに絶賛の一冊。瀬尾さんワールド全開で、とっても満足です。 | ||||
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強運、それは、自分を信じる能力ということではないだろうか? 人気占い師ルイーズ吉田のカウンセリング短編4話。 何気ない日常の中にも、人は迷い、後押しを求める。 じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。 主人公の経歴や背景が面白い。 元OL・営業職。 生活費稼ぎに始めたアルバイト感覚の占い師。 占いでは強運の持ち主と診断された彼氏は、平凡な公務員。 そんな彼女の元に訪れる相談者。 「田舎の診療所の医者みたい」 相談者の答えは決まっている。 最後の決断をしてほしい、後押しして欲しい、手段を教えて欲しいのだ。 それが、人情味あふれるルイーズ吉田の魅力。 相談者のことなら、ずばり回答するのに、 自分のこととなると、あたふたする。 そんな彼女だからこそ、さらに人間味が増して魅力的だ。 強運。それは、動じないこと。 創作料理を作り続け、美味しそうに食べる道彦みたいに。 温かい気持ちになれる、ほんわりした読後感に包まれる。 | ||||
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ちょっと辛いことや疲れが続いたので、気楽にほっこりできる本が読みたくて買いました。 思ったとおり、ほっこりする本でした。 特に劇的にドラマティックな展開などはなく、半分くらいまで読んだらその先がなんとなく読めてしまうような話ばかりでしたが、害がなく純粋にほっこりしながら読める本でした。重いミステリーとか悲しいノンフィクションとかが続いた時にこういうのを挟みたくなります。 この感じがずっと続くとちょっと退屈でつまらないな~と思えるものの、でも嫌いじゃない、なくなってほしくはない。っていう感じの、実家みたいな本でした。 | ||||
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4話構成になっていてサクサク読めました。占いに来る人ってある程度の答えは出てるのかもしれないけど背中を押してほしいとか納得する答えをだしてもらって安心したいのかもね。人間生きていればちょっとしたことでも不安になることもある。日常生活の中で人それぞれいろんな悩みを抱えその問題を主人公のルイーズが解決していく物語。個人的に好きな作品です。 | ||||
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遠くに離れている娘に購入しました。アマゾンは、送料無料で日本国内どこにでも送ってくれるので、海外勤務者にはとても便利です。 | ||||
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占師を職業とする主人公が占いを通して多くの人々の悩みを占いではなく自分の経験を基に解決していきます。一番望ましいのは占いでの結論ではなく一番自然で一番しっくりくる普段の行動なのかもしれません。笑いあり、考えさせられる面がありで盛りだくさんの割に肩肘張らずに読める本です。 | ||||
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お話では「ニベア」が1番好きでした。 何も言わずニベアをプレゼントするところがかっこいい! 人付き合いが苦手だったり、休みの日どこかに行きたいと拗ねてみたりするルイーズに共感する部分もありました。 でも、結局ダイエーとかでいいってゆうところも似てるかな(笑) 結構ルイーズはさっぱりした感じの人かなと思ったけど、恋人との仲をおしまいにしないように頑張るところは やっぱり女性らしくて可愛いです。 瀬尾さんの作品はエッセイ以外今のところはずれがないです。 | ||||
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すばらしい話術ですね、この作者自身が。 ついついつられてどんどん読んじゃって。 4つの話のどれもこれもが温かくて、ユーモラスな 人物にあふれていて、サイコーでした。 主人公がささやかに変化していくところ、それを取り巻く 周りの人々の空気がみんな違っていて、これぞ小説という 感じ。 笑いもこぼれちゃいそうな巧みな文章で、特に第三話から登場する 関西弁の男の子はものすごくおもしろい人ですね。 おすすめ! | ||||
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活字が苦手な私ですが(本屋で)本を開いて目に飛び込んできた"占い"や"星"の文字。 元々占いが好きなのもあり、興味を惹かれ購入しました。 "読むとスキッとする本"という部類で売られていたのですが読んでいてもスキッとはせず微笑んでしまったり心にじーんときたりしてましたが、それは読み終えたあとにやってきました。本の中の人物の悩みが解決しスッキリすると同時に私の心までもなぜかスカーっとスキッとしたのです。もやもやが晴れたようなそんな気分。私の悩みが解決した訳ではないのに…と思ってしまいました。 持ち歩き暇があれば読みたくなってしまいます。 ぜひ色々な人に読んでいただきたい一冊です!! 迷っているなら即購入を!! | ||||
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日常生活の中で、自分の中では結論が出ているのに、行動に移せないでいるということが多々ある。 そんな時、人は無意識に背中を後押ししてくれる人を求めているのではないだろうか。 占いを信じない私は、当初、“ウソくさい”と思いながら本書を読んでいた。 しかし、どんな人にしろ、自分の気持ちを考えて親身になってくれる人がいることは心強い。 最後まで読むと、ルイーズ吉田の元に足を運ぶ人が絶えない理由が分かる。 | ||||
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営業で鍛えた話術を元に、占い師に転職した元OLの物語です。 占い師なんですが、どうやら彼女に言わせると、占いとは「良い結果と少しの悪い結果」を「いかにもそれらしく」話してやること、なのだとか。メインなのは、相手の話を聴くこと。一種のカウンセラーみたいなものですが、そういうスタンスで占いに臨んでいる彼女が、面白く思えました。 結局彼女は、体裁上一応相手の生年月日と名前を訊きますが、実際は直観で占いをしています。洞察力があるのでしょう、それがまた、よく当たるのです。 占い師が占い師ならば、客も客。一癖も二癖もある客がやってきます。 著者の書き方が上手く、何も考えずに読んでいると、何度も主人公と同じ勘違いをすることでしょう。謎が解けた時、それは非日常の出来事なのですが、それゆえに物語としての面白みがぐっと増すように感じられました。 一編一遍は、割と独立しています。まるで連作短編のように。 | ||||
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電車の中で おもわず笑みを浮かべながら あまりのコミカルさに一気に読み終えてしまいました。 私の前の席に座ってたおばさんが 不審げにチラチラと顔をのぞき見ていましたからね。 相当、表情豊かに読んでいたのでしょう。気持ち悪がらせてごめんなさい(苦笑) 4編からなるお話。 他人のことはサバサバしているのに 自分のことになると急に慌てだす、ギャップが魅力的な主人公。 彼女の職業は、人気占い師。 占い師の全員が全員、こんな人たちだったら、 笑いごとじゃすまんよな、と思わなくもありませんが、 案外、現実の占い師たちも、似たようなものなのかもしれません。 それぞれの作品に出てくる人物、全員が魅力的。 その中でも一番心に残っているのは、最後の章に登場する竹子さん。 この賞の序盤のやりとりの描写は素晴らしいです。 文章から、その現場の画像がクッキリと頭に浮かんでしまいます。 当然、一番、笑ってしまったのも、この場面でした。 「強運の持ち主」 この本を読むことのできた 強運に感謝、感謝です(笑顔) | ||||
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瀬尾さんの本は初めて読みました。 転職した女性や好きな男と暮らしている女性は、世の中たくさんいると思います。 けれど、転職した先が占い師であるとか、好きな男も、占いの仕事をしていて得た とかになってくると、現実とは違うお話の世界に引っ張り込まれた感じがしました。 さらに、…私自身は占いをしてもらいに行ったことかないので、そこでどういう話が 実際に繰り広げられているのかは知らないのですけど…本当に、こんな相談や占いが あるのかな?という愉快で不思議な物語が描かれていました。 年に一度くらいの間隔で、「ああそうそう、この本…」と読み返してみたいなと 思っています。 | ||||
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一見、適当ともいい加減ともいえる占いが返って現実的。 占いは嫌いだけど、ルイーズにならみてもらいたい。 | ||||
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この本は面白かった〜。 主人公は営業の仕事を挫折した占い師。 1話完結で全体としてストーリーは繋がっていて、主人公のルイーズこと吉田幸子が成長していくお話。 恋人のキャラクターも面白いし、先輩占い師も面白いし、途中で出てくるナニワの男の子も面白いし、個性の強い人々の楽しくも本人たちはいたって真面目なユニークさがたまらない。 読者の私も大阪人なので、「あげさんって薄揚げ?」「関西では薄揚げはえらいらしいよ」とかいうやりとりを笑いながら、わぁーこれ書いた人絶対関西人やわ!と思ったらそのようでした。 瀬尾まいこさん。 この本を読んで、瀬尾まいこさんの本を全部読もうと思ったり、占い師になりたい!と思ったりした影響を受けた本でした。 | ||||
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なんか心地よい。 劇的なことは特にない。 でもなんだろう? 止められなくなる。 いろいろな人間のエピソードが面白い。 読み終わりにじんわりといろいろな人たちの人生が 上手くいけばいいなぁ〜って 優しい気持ちになれる。 | ||||
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ルイーズと通彦(恋人)との関係がとても素敵だと思いました。 普段ぼーっとしていて、せっかくのデートも「ダイエーに行こう」というような彼だけど 2人で過ごす平凡な日常が、心地よくて幸せに感じられる。 そういう関係にとても憧れます。 占い師のルイーズを巡る4つの短編集です。 どの登場人物も皆優しくて一途で、心があたたかくなります。 個性的な相談者たちによって、少しずつ成長していくルイーズの姿が見どころです。 この本も含めて、瀬尾まいこさんの独特の世界の雰囲気がとっても好きです。 わたしも瀬尾さんやルイーズのように、誰かの心にあたたかい光を灯して、 少しだけそっと背中を押せるような、そんな人になりたいと思いました。 | ||||
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