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滅茶苦茶
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滅茶苦茶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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コロナが蔓延している時に、極一部の人はこんな感じの生活をして鬱積していたのかも、と作者は考えたのかな。暗い気分が徐々に増していくが、意外なラストで救われました。 | ||||
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図らずも足を踏み入れてしまった、あの「コロナ社会」。2020年を境に、世界は激変した。多くの感染者が記録され、各国はこぞって対策を打ち出したが、「コロナ」という言葉はいつしか耳に馴染み、どこか社会に順応してしまったようにも思える。 この物語は、そんなコロナによって人生を狂わされた三人の男女に焦点を当てている。 彼らは元々、順風満帆な人生を歩んでいたわけではない。不安定な社会の中で、精神的にも物質的にも、何かに縋るように生きていた。しかし、その「何か」は、コロナによって粉々に打ち砕かれる。彼らは抗う。自分を保とうとし、日常を取り戻そうとする。だが、気づけば心は取り返しのつかない場所まで流されていた。もはや、進むことも戻ることもできない。 登場人物たちの行動の変化は、果たしてコロナのせいなのか?それとも、人間の深層心理が、外的要因によって露呈し、自らを破壊しただけなのか。きっかけはたまたまコロナだったが、それが他の災厄でも、結果は同じだったのではないか──そんな問いも立ち上がってくる。 俯瞰してみれば、コロナというウイルスは、身体的距離だけでなく、精神的な隔たりも生んだ。不正受給、孤立、コミュニケーションの断絶……社会の綻びが次々に露呈した。そして、その“ウイルス”は、やがて人の心にも感染していく。静かに、しかし確実に、心の内側を蝕んでいくのだ。 人は、困難の中でどう抗うのか。社会の異常に、どう向き合うのか。それを、コロナ社会が私たちに突きつけてくる。 三人の登場人物は、そんな問いに対して、それぞれの形で答えを出そうとする。 彼らの物語を追いかけてほしい。 きっと、その“滅茶苦茶”の中に、ひとつの笑いが見つかるはずだ。 | ||||
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途中気分が悪くなったが結果的に読んでよかったと思わせるのは染井さんの文章力かと思います。 | ||||
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コロナ真っ盛りの2020年夏、運命のあまりにも早くて悪意ある展開に翻弄される男女3人。ちょっと 自分勝手だがなかなか仕事の出来る30歳後半の女性美世子。中学校時代は成績優秀だったが 高校に入って落ちこぼれ的存在になっていく少年礼央。ラブホテルを経営する中年男性茂一。 それぞれがコロナに間接的な原因があるトラブルに巻き込まれ、それが大きな犯罪にまで発展して 行く。筋の流れは奥田英朗の「最悪」や「邪魔」を彷彿させるジェットコースター的展開だ。面白くてページを めくる手が止まらない。彼ら3人にまったく罪がないとは言わないが、どんどん犯罪に巻き込まれて 行く様は気の毒というか哀れというか。この人間の破滅に向かっていく描写がこの作品の一つの テーマであることは事実だが、巻末に作者があとがきで述べているように、コロナによって大きく 日常生活を歪められた人々の悲喜劇がここにある。この登場人物3人ほどではなかったにせよ、 コロナによって生活、いや人生が変わってしまった人々も少なからずいるだろう。そういった 「コロナ狂騒曲」を些かデフォルメしているが、なかなか鋭い社会風刺でもある。面白い作品だ。 | ||||
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タイトルのとおり、滅茶苦茶で、面白いですが 最後のほうは駆け足といいますか、むむむっという感想です。 | ||||
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最初からスラスラ読めるものの、特に引き込まれることもなく進みました。途中で他の方のレビューを参考にしながら、「このまま読んで面白いのかな?」と確認しつつ読み続けましたが、8割あたりから一気に面白くなり、そこからは爆走状態でした。立ち止まることなく、一気に読むことを強くおすすめします。 また、この作品はミステリー小説のように伏線が巧妙に隠されているわけではないので、途中で失速しそうになったら、斜め読みでも構いません。とにかく最後までたどり着いてほしいと思います。 星5にした理由は、世の中の、地味で、不運とも言える選択をしてしまう人たちの思考が丁寧に描かれていたことです。それでも、不思議なことに、どこかで誠実さを持っていたら意外とハッピーな結末が待っているんだな…と感じさせられ、自分まで救われたような気持ちになったからです。 | ||||
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笑いあり、涙あり、怒りあり、ほっこりあり。題名通り「滅茶苦茶」なストーリーだった。コロナ禍に、コロナ感染ではない不幸に襲われた3人。独身女性、高校生、家族持ちの親父。家族を守ろうとする親父の気持ちは感情移入できた。誰にでも「魔が差す」ということはあるのだろう。ジョハリの窓。自分も、他人も知らない領域。あるんだろうな。 | ||||
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内容的にはコロナで凄く身近な感じで読みやすかったし、ラストの方はめちゃ面白くて声出して笑ってしまったわ | ||||
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読みやすい | ||||
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この作品には3人のキャラが登場しますが、タイトル通り、無茶苦茶な生きざまをたどり、サクサク読めます。(笑) 息抜きには、ぴったりな本だと思います。 個人的には、作者の作品は大変、気に入っています。 以上です。 | ||||
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あの2020年。 コロナというワードを耳にはしない日はなかった。 心のコロナは、エスカレーションして、ついにパンデミックに。 リモートワーク、オンライン授業、休業給付金。 がまんは限界を越え、どんどんと奈落の底へと。 Face To Face、コミュニティの場は大切だよね。 | ||||
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珍しく、最後はコミカルな感じで終わります。コロナ禍で、コロナのせいで色々と滅茶苦茶に落ちていく3人が面白く描かれています。 | ||||
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コロナの悲惨さが全面に現れてて、心が痛くなりました。 2年くらい前のコロナの時の感情が蘇りました。 | ||||
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「悪い夏」で生活保護とケースワーカーを見事なリアリティで小説に書き上げた染井為人は、その後も、東日本大震災でのNPO法人を「鎮魂」で、逃亡者市橋を思わせるような話を「正体」でリアルに描いている。私もそこにがっつりはまった。本書も、コロナでのいろんな問題をリアルに描いている。おもろすぎて、引き込まれ3時間一気に読んでしまった | ||||
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30代のキャリアウーマンで独身の今井美世子、進学校に通うが周りのレベルについていけな二宮礼央、3件のラブホテルを経営していて3人の子の父親である戸村茂一。 この3人がコロナをきっかけに、それぞれトラブルに巻き込まれて生活が滅茶苦茶になっていく話なのだが、どんどん問題が大きくなっていく様子が楽しめた。 詐欺や被害の種類は異なるが、自分の知らないところで事態は悪化していってどうしようもなくなっていく。 3人ともに窮地の状況に追い込まれ自暴自棄になる中で最期は3人の物語が交錯していく。 終盤まではとても楽しめたが、最後の終わり方があっけなくて残念だった。エピローグとして登場人物たちのその後を描いてほしかった。 | ||||
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銀座の覆面強盗は、白昼堂々大胆過ぎてビックリですが、これが成立したのはコロナの影響であると思います。つまり、世の中がマスク社会となって、顔が隠れていることに違和感がなくなったのではないかと。むしろ、顔を剥き出している方が目立ったりして。 なんでしょうね、口元が見えないと表情が読めないから、強面でなくてもなれます、犯罪者。 そんなことを感じさせてくれたのが、この作品です。誰にでも起こり得るホラーなのでありました。 | ||||
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皆さんも読んでみて‼️ | ||||
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