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本番台本
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本番台本の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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それはカーの乗る旧型機に行われた威嚇行動から始まったこと… 一触即発を避けるためカーは政治にはくみしないことをモットーとしてました。 だけれども、友人から引き抜きをされそうになったり、 はたまた撮影という名目でとんでもないことをやらされる羽目となったり。 事態は圧倒的に不利で、 時に思わぬ事態がカーを窮地に追い込みます。 決定的な武器がないカーたちは 敵機を追い込むために突拍子もない行動に出ます。 もちろん華もありますし、 ほんのちょっぴりのロマンスもあります。 ちょっとあっさり目なのはご愛敬。 | ||||
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最近B25が飛んでいるのを見かけてこの本のことを思い出しました。家の何処かにあるのですが見つかりません。根気よく探すしかないですね。 以前に子供の学校のイベントで、小型機から学校のグラウンドにいる子供たちの写真を撮影する役目になりました。英語圏の友人とその話をしている時に、shoot kids on the growndといいかけ、あわててtake picturesと言い直して笑われたのですが、原題のshooting scriptはそういうことですね。 | ||||
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飛行機が好きなぼくが読んだ中で一番の航空小説です。 小型輸送機ダブのオーナーパイロットである主人公が、映画撮影の手伝いのつもりが小国の内戦に巻き込まれ、空撮用のオンボロBー25を駆って空軍の全戦力、12機のバンパイアジェット戦闘機隊と対決するはめになります。 主人公のほか、ジョン・ウェインを思わせる映画俳優、勝気な女弁護士など登場人物が限りなく魅力的です。 主人公の生き様、自己のルールにこだわって生きる様子がかっこいい。 敵の戦闘機隊長は主人公の朝鮮戦争当時の友人で、彼との対決がクライマックスですが、その前にダブに乗る主人公を一機のバンパイアが脅しに来たシーンで、主人公の名手ぶりが明らかになるのもいいです。 ぼくは読んだ後に、Bー25のプラモデルが欲しくなり実際に買ってつくりました。 飛行機が好きな人には絶対のおすすめです。 | ||||
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名作「深夜プラス1」の主人公ルイス・ケイン(カントン)は元英国情報部員であったが、本作の主人公キース・カーはかつて空軍に属し朝鮮戦争を経て空輸パイロットとなりカリブ海の上を飛んでいる。かつての仲間達とある国の革命に荷担するという痛快な物語。設定されている中南米の国は架空の国なのだがチェ・ゲバラを思い出すまでもなく政治的に揺れ動く地であることとラテン系の熱い人間模様がこの物語を面白くさせているように思う。ライアル自身がパイロットだったせいかなのか飛行機野郎を描かせると秀逸で活き活きとした展開を繰り広げる(この点「もっとも危険なゲーム」の主人公ケアリもパイロットだ)。儚い夢を追いストイックでありながらどこか惹き寄せる登場人物たち。夢を追いかけ飛行に奮闘するキースの胸を突くような姿は男の本懐だろう。冒険小説という枠組みを超えて愉しめる小説である。入手しずらい本なので是非多くの人が読めるよう復刊していただきたい。 | ||||
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そうか「巻き込まれ型」というジャンルがあるのだなと、前の方のレビューで学んだ。本書はその典型である。 車でいう「車検」が迫っているのでちょっと稼いどこうかと首を突っ込んだ映画撮影の仕事、気がついたときには南米の小国の革命騒ぎに首までどっぷり浸かっているって、こういうの大好きである。幾ら内戦やるのが精一杯の弱小国でも、戦闘機12機の空軍てありなのか? 一番気に入ったのは、航空機のたぐいというのはここまで使い回されるのだ、というのが嫌と言うほど書かれているところ。老嬢ミッチェルさん、よく飛んだ!! | ||||
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冒険小説なのに、危険な事が嫌いで、 冒険しない男を主人公にした斬新な作品。 朝鮮戦争で敵機を撃墜したこともあるが、 厭戦思想に目覚め、 軍は辞めて輸送機ダヴで運び屋になった男。 人殺しはもちろん、ギャンブルもしない真面目な彼だが、 カリブの某独裁政権と革命軍の争いに巻き込まれ、 愛機ダヴを取り返す為に、 オンポロのB25でジェット戦闘機を駆逐しなければいけない羽目になる。 飛行場に駐機しているところを爆撃すれば、 人殺しせずに目的は達成出来る。 だが爆弾は官憲に見つかり押収される。 戦後民間輸送機に改造されたB25なので機銃は撤去されている。 正規の四分の一の発射速度しかない機銃を一丁据え付ける事は出来たが、 目標の戦闘機は12機。 主人公は任務を果たすことが出来るのだろうか? 航空機の細かい知識の書き込みが、 『もっとも危険なゲーム』 や『ちがった空』 より多くて、 私は『深夜プラス1』 の次にこれが好きですらー。 珍しくヒロインと恋仲になるが、 セクースシーンは描写されてません。 例によって女よりも金よりも飛行機が好きな魅力的な男が主人公である。 車は幼稚な男のセックスシンボルだという視点もイイ! プロのパイロットだから車の運転がヘタでも 恥ずかしいとは思わない主人公はとても魅力的。 彼の男の面子を潰したかと誤解したヒロインが、 彼に自分のスポーツカーを運転させて 名誉挽回させようとするシーンがあるんだが、 彼は平然と助手席に座る。 パイロットとしての自分の教え子のスポーツカーに乗った時も、 教え子の運転速度が速すぎて耐えられないと 降ろしてくれという素晴しさ。 男は車をかっちょよく猛スピードで運転出来なくてはならない という古臭いジェンダー観を否定した、 時代を超越した傑作である。 | ||||
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「深夜プラス1」と並んで、ライアル冒険小説の頂点を極めた作品。主人公はおなじみの元空軍パイロットだが、彼の作品にしては多目の登場人物を配し、ストーリーもよく練られている。チャーター便のパイロットとして、カリブ海近辺の空を飛んでいる主人公、キース・カーはある日、理由もなく戦闘機に嫌がらせを受ける。その戦闘機は付近の島の独裁政権のもので、地上で犯人探しをしたキースは、その空軍に旧知の凄腕パイロットがいることを知る。空軍に入らないか、という彼の誘いを断ったキースの身に、愛機の押収、自身の逮捕という災難が降りかかってきた・・・。巻き込まれ型一匹狼、という定型を崩さず、しかも「またか」と思わせない作品を作り上げる、ライアルの手腕には恐れ入るばかり。空軍大佐㡊??ッド、老アクション俳優ウォルトなど、脇役陣も魅力的な人物が揃っている。「もっとも危険なゲーム」「プラス1」で止まっている人、これ読まなきゃ損するよ。 | ||||
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