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ブラッドシュガー
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ブラッドシュガーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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舞台は、マイアミ。主人公は、臨床心理士・ルビー。彼女は、殺人課の刑事、キース・ジャクソンから四人の殺害容疑をかけられ取り調べを受けることになります。四人とは、幼少期に出会った少年、ティーンの頃の友人の父親、三十代の女性、そして愛する夫。 刑事はルビーを「夫殺し」で逮捕することが目的でしたが、実は夫だけは(・・・・・・)。 ストーリーは、サイコパスな臨床心理士の過去の出会いと出来事が「現在」と交錯しながら描写され、<果たしてどこへ向かうのか?>という一点だけを目的としてラストへと収斂していきます。その筆致は、リズミカルであり、真の意味での「自律」を生きようとする主人公・ルビーを読者が愛することができるかどうかがこの物語の鍵だと言えるでしょう。まるでクライアントに向き合う臨床心理士のように。そして、それらがページ・ターナーであることの所以であるように思えます。 このまま映画化されてもいいほど洗練されたシノプシスになり得ますが、スリラーとしては可もなく不可もなしといったところでしょう。それ以上語ることが見当たらない一篇。それは、長所でもあります。 「ブラッドシュガー "Blood Sugar"」(サッシャ・ロスチャイルド 角川書店) 2023/5/2。 | ||||
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