■スポンサードリンク


チーズ屋マージュのとろける推理



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
チーズ屋マージュのとろける推理 (新潮文庫nex)

チーズ屋マージュのとろける推理の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

毒親の恐ろしさに支配された一冊

美味しそうなチーズ料理の数々と、花を添えるがごときワイン、お店のたたずまい、神楽坂という立地に客たちの素性。これだけでグルメミステリーの面目躍如といえるのですが、しかしながらこの本全体を強烈に支配しているのは、残念ながらチーズでもワインでもありません。それは主人公の美藻を支配している毒親・実母の存在なのです。自分が毒親だという自覚はあるようですが、親の価値観のみが正当とされ、自分の意志を抹殺されてきた過去は消せないし、修正も効かないのです。親としての愛情があるのだから、というのは免罪符にはならないでしょう。なので読後感が楽しい、と言い切れない本でした。
チーズ屋マージュのとろける推理 (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:チーズ屋マージュのとろける推理 (新潮文庫nex)より
4101802572

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!