女王陛下のユリシーズ号

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評判

女王陛下のユリシーズ号の評価:

4.41/5点 レビュー 44件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.41pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 21〜40 2/3ページ
No.40
(5pt)

読まずに死ねるか

海洋冒険小説の白眉といって差し支えないでしょうね。男達の闘いと生き様、死に様を通して、人間の誇りとはなにかを考えさせてくれる。単なる冒険小説を越えたものが読後に残る名作。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.39
(5pt)

読まずに死ねるか

海洋冒険小説の白眉といって差し支えないでしょうね。男達の闘いと生き様、死に様を通して、人間の誇りとはなにかを考えさせてくれる。単なる冒険小説を越えたものが読後に残る名作。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.38
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.37
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.36
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.35
(4pt)

既読の本です

ずいぶん以前に読んで、この本の面白さは知ってました。もう一度読みたくなったものです。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.34
(4pt)

既読の本です

ずいぶん以前に読んで、この本の面白さは知ってました。もう一度読みたくなったものです。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.33
(5pt)

1週間の話だったんですね。

久しぶりに読み返したくなり、
買いました。
なんと苦しいl週間なんでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.32
(5pt)

1週間の話だったんですね。

久しぶりに読み返したくなり、
買いました。
なんと苦しいl週間なんでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.31
(5pt)

すでに言い尽くされていますが

戦争小説のタミヤ模型と言うか、とにかくリアルで迫力があり、作者の情熱が凄まじく、日本でなら、芥川賞・直木賞が取れる出来です。
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」でも、日本海海戦場面は凄まじい描写ですが、あれを遙か〜に凌ぎます。
(余談ながら、この本を初めて読んでから十数年後、とある元英国領の島へ、経由地として飛行機が着陸し、銃を持った黒人兵が監視する空港の売店を覗いたら、マクリーン作品が目に付く場所に、ほぼ全作品(ペーパーバック)が棚に有ったのは驚きました。そのまま購入を考えたものの、待てよ、日本語訳ですら読むのが大変なのに原書はなぁと思い、断念。それくらい、英語圏の人々には好まれる書物なんですね。)

ラストで、生き残った人物が思い人(女性)に会おうとするネタもあり、激闘の余韻から抒情詩となってエンディングを迎える所も司馬・マクリーン共共通してます(偶然です)。
今映画化するなら、タイタニックのキャメロン監督に任せるべきかと。
ネットには、宇宙戦艦ヤマトの元ネタなんて話もありますが、浪花節的な要素も多分にあり、病身に鞭打つ艦長とか、親を見殺しにしてしまう下士官とか、泣かせる話も満載。マクリーン作品は後半から一気に畳み掛けて来ますので、体力のある時に読んでおくのがよろしいかと。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.30
(5pt)

海上戦の本質を描いた作品

海戦映画・戦記小説と言うと誰もが戦艦の大砲撃戦、空母機動部隊の殴り合い、水雷戦隊の夜襲、潜水艦VS駆逐艦の息詰まる死闘という物を連想するが、それらの裏方に潜むロジスティクスに目を向けられた作品は少ない。船団護衛戦、すなわち補給を巡る戦いが戦争その物を決するという事に、私が気づくきっかけになった名作である。勇壮・悲壮という感情面だけで評価してしまうには惜しいと思う。本作を読後に「海上護衛戦」に巡り合い、戦争では何が重視されなければならないかを考えさせられた。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.29
(5pt)

海上戦の本質を描いた作品

海戦映画・戦記小説と言うと誰もが戦艦の大砲撃戦、空母機動部隊の殴り合い、水雷戦隊の夜襲、潜水艦VS駆逐艦の息詰まる死闘という物を連想するが、それらの裏方に潜むロジスティクスに目を向けられた作品は少ない。船団護衛戦、すなわち補給を巡る戦いが戦争その物を決するという事に、私が気づくきっかけになった名作である。勇壮・悲壮という感情面だけで評価してしまうには惜しいと思う。本作を読後に「海上護衛戦」に巡り合い、戦争では何が重視されなければならないかを考えさせられた。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.28
(4pt)

傑作、しかし辛い・・・

冒険小説やハードボイルドは、どこか嘘くさくてあまり読まないのですが、この作品には感動しました。
何度か読み返してますが、読み返すことを決心するまでかなり逡巡します。(それゆえ★4つ)
なにしろ、男たちが次々に死んでゆく…。救いがないのです。特に後半は戦闘の場面なのに、何やら音のない、サイレントの映画を見ているような気持ちになって、荘厳ささえ感じます。読み終えたときは、疲れとともに思わず合掌したくなります。(ワタシは一応仏教徒なので)こんな気持ちになるのは本書だけです。
 ちなみに、『女王陛下…』は誤訳じゃないか、と小生も思ってハヤカワに質問したことがあります。回答は「誤訳だったが定着したので」とのこと。こんな初歩的なこと初版当時からすぐ気が付いた人があったはずなのに、なんでそのままにしたのか?、という肝心なところは回答にありませんでした。しかし、語感的に『女王陛下の・・」という方が登場する男たちに捧げる題名としてもふさわしく思え、変更する必要はまったく感じません。フィクションですしね。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.27
(4pt)

傑作、しかし辛い・・・

冒険小説やハードボイルドは、どこか嘘くさくてあまり読まないのですが、この作品には感動しました。
何度か読み返してますが、読み返すことを決心するまでかなり逡巡します。(それゆえ★4つ)
なにしろ、男たちが次々に死んでゆく…。救いがないのです。特に後半は戦闘の場面なのに、何やら音のない、サイレントの映画を見ているような気持ちになって、荘厳ささえ感じます。読み終えたときは、疲れとともに思わず合掌したくなります。(ワタシは一応仏教徒なので)こんな気持ちになるのは本書だけです。
 ちなみに、『女王陛下…』は誤訳じゃないか、と小生も思ってハヤカワに質問したことがあります。回答は「誤訳だったが定着したので」とのこと。こんな初歩的なこと初版当時からすぐ気が付いた人があったはずなのに、なんでそのままにしたのか?、という肝心なところは回答にありませんでした。しかし、語感的に『女王陛下の・・」という方が登場する男たちに捧げる題名としてもふさわしく思え、変更する必要はまったく感じません。フィクションですしね。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.26
(5pt)

海の男たちの物語

ソ連を支援する物資を運ぶ輸送船団を守るため、北極海を航海するユリシーズ号と僚艦の物語。
Uボートが暗躍し、ドイツ軍が制空権を押さえる絶望的な状況下で、果敢に仕事をこなす船員たちは、寒さと緊張感で、精神的に追い詰められていく。
荒れ狂う北極海の天候にドイツ軍の猛攻、容赦ない試練。船員たちの英雄的な自己犠牲がユリシーズ号を危機から救うことになるのだが・・・。
とても重い物語でした。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.25
(5pt)

海の男たちの物語

ソ連を支援する物資を運ぶ輸送船団を守るため、北極海を航海するユリシーズ号と僚艦の物語。
Uボートが暗躍し、ドイツ軍が制空権を押さえる絶望的な状況下で、果敢に仕事をこなす船員たちは、寒さと緊張感で、精神的に追い詰められていく。
荒れ狂う北極海の天候にドイツ軍の猛攻、容赦ない試練。船員たちの英雄的な自己犠牲がユリシーズ号を危機から救うことになるのだが・・・。
とても重い物語でした。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.24
(5pt)

これを最初に読んだのは失敗だった。

「最後の国境線」「ナバロンの要塞」「黄金のランデブー」など初期は傑作だらけのマクリーンの正真正銘の超大傑作。確かに100ページを超えるまではキツイがマクリーンは後半のとてつもない盛り上がりのための大切な大切な助走。お奨めとしては土曜の昼から読み始めて日曜の朝に読み終えると凄い達成感があります。こんなのを知ってしまったら「Uボート」なんて温すぎて何も感じません。他の方が書いているように、万が一映像化する場合は10話以上のミニシリーズにしてほしい。これを超えるカタルシスは今後も絶対にない。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.23
(5pt)

これを最初に読んだのは失敗だった。

「最後の国境線」「ナバロンの要塞」「黄金のランデブー」など初期は傑作だらけのマクリーンの正真正銘の超大傑作。確かに100ページを超えるまではキツイがマクリーンは後半のとてつもない盛り上がりのための大切な大切な助走。お奨めとしては土曜の昼から読み始めて日曜の朝に読み終えると凄い達成感があります。こんなのを知ってしまったら「Uボート」なんて温すぎて何も感じません。他の方が書いているように、万が一映像化する場合は10話以上のミニシリーズにしてほしい。これを超えるカタルシスは今後も絶対にない。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.22
(5pt)

いっしょうもの

初めて読んだのは、35年前。中学生の時でした。何度読み返したかも覚えていないほどのめり込みました。まず、個性的な登場人物。会話のセンス。情景描写、心理描写の秀逸さ。あと、ストーリー。すさまじい氷海の描写を織り交ぜながら、ラルストン、マクエイター、ピーターセン、クライスラー、まんまと敵の誘いに乗ってしまったティンドル司令、男の美学ターナー副長、やるときゃやるカーペンター、ちょっと引き気味ニコルス、他多数が、最後の‘日曜日の朝’に向けて、壮絶な戦いを繰り広げるのですが、1つ1つのエピソードが、いい。冷静大人なキャリントンに憧れていましたが、感情移入したのはラルストンですね。どういう気持ちで魚雷の射出レバーを引いたのか、考えると堪らなく切ない。あと、ボコボコにされて、星弾(照明弾)を撃ちながら(砲弾が尽きたため)、独重巡に突進する最後の最後に、初めて戦闘旗を掲げるターナー。このユーモア。ユリシーズといえば、3番砲塔にフォッケウルフ(全長23m)、艦首楼甲板にシュトゥーカ(全長13m)の撃墜された残骸をめり込ませ、ハインケルの滑空爆弾で左舷にざっくり喫水線まで至る大穴があいているという凄まじい状態で40ノット以上の速力で突っ込んで行きます。

全32隻の船団が、ムルマンスクに着いた時は、たったの5隻。最後の‘エピローグ’がなければ、単なる戦記小説ですが、この章のおかげで、「叙事詩」となります。‘土曜の夕方’からは、できれば、一気に読み切って欲しい。

結婚後紛失してしまい、最近書店で買おうとしたら訳文が変わってて違和感だらけ。自分のソウルフードなので、初訳本が入手できてホッとしています。映画化したらかなりのエピソードが削られるので、4クールでアニメ化して欲しい。実写じゃ無理。「攻殻機動隊」ほどのHardなヤツでなくて、「鋼練」レベルの構図がしっかりしているが、ソフトなヤツで。女の子が出て来ないため無理だとは知りつつ・・・
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.21
(5pt)

いっしょうもの

初めて読んだのは、35年前。中学生の時でした。何度読み返したかも覚えていないほどのめり込みました。まず、個性的な登場人物。会話のセンス。情景描写、心理描写の秀逸さ。あと、ストーリー。すさまじい氷海の描写を織り交ぜながら、ラルストン、マクエイター、ピーターセン、クライスラー、まんまと敵の誘いに乗ってしまったティンドル司令、男の美学ターナー副長、やるときゃやるカーペンター、ちょっと引き気味ニコルス、他多数が、最後の‘日曜日の朝’に向けて、壮絶な戦いを繰り広げるのですが、1つ1つのエピソードが、いい。冷静大人なキャリントンに憧れていましたが、感情移入したのはラルストンですね。どういう気持ちで魚雷の射出レバーを引いたのか、考えると堪らなく切ない。あと、ボコボコにされて、星弾(照明弾)を撃ちながら(砲弾が尽きたため)、独重巡に突進する最後の最後に、初めて戦闘旗を掲げるターナー。このユーモア。ユリシーズといえば、3番砲塔にフォッケウルフ(全長23m)、艦首楼甲板にシュトゥーカ(全長13m)の撃墜された残骸をめり込ませ、ハインケルの滑空爆弾で左舷にざっくり喫水線まで至る大穴があいているという凄まじい状態で40ノット以上の速力で突っ込んで行きます。

全32隻の船団が、ムルマンスクに着いた時は、たったの5隻。最後の‘エピローグ’がなければ、単なる戦記小説ですが、この章のおかげで、「叙事詩」となります。‘土曜の夕方’からは、できれば、一気に読み切って欲しい。

結婚後紛失してしまい、最近書店で買おうとしたら訳文が変わってて違和感だらけ。自分のソウルフードなので、初訳本が入手できてホッとしています。映画化したらかなりのエピソードが削られるので、4クールでアニメ化して欲しい。実写じゃ無理。「攻殻機動隊」ほどのHardなヤツでなくて、「鋼練」レベルの構図がしっかりしているが、ソフトなヤツで。女の子が出て来ないため無理だとは知りつつ・・・

女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075