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(短編集)

おまじない



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【この小説が収録されている参考書籍】
おまじない (単行本)
おまじない (ちくま文庫)

おまじないの評価: 3.60/5点 レビュー 25件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

少し物足りなく感じました

短編集なので、ちょっとした隙間の時間に読むには良いのですが、『サラバ』を読んでかなり高い期待を持って読んだので、少し物足りなく感じました。

それぞれの作品は、女性の人生の中の断片をクリアに切り取って、描き出そうとしていると思うのですが、(短編だからしょうがないのですが)ちょっと厚みに欠けるというか、物語の進行に必然性が感じられないうちに話が終わってしまうような印象を受けました(私が男性だから、イマイチ共感できなかったという面はあるかもしれませんが)。
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371
No.6:
(3pt)

面白いけどもっと良い意味で裏切って欲しかったな

今回も面白く、温かく、楽しくてあっという間に読み終えました。
ただ時間が経つとどんな内容かあまり思い出せないので、他の作品に比べるとやや印象が薄い気がしました。
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371
No.5:
(3pt)

小説はまあまあ、

テレビで紹介されていたので読みました。
以前、映画化になった「きいろいゾウ」を読んで、あまりピンとこなかったので今度は短編集に挑戦。
「燃やす」「孫係」「マタニティ」はとても面白かったです。
人間って他の人には「こうでありたい」理想の仮面をかぶっているけど、弱くてもいいんじゃないかと思えました。
あとは分かったような分からないような不思議な世界観でした。
是非オススメというよりは、時間のある方やどうしても興味のある人はどうぞという感じなので星3(普通)で。
本の表紙や、中の絵は著者自身が書かれたものらしく、すごく上手です!
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371
No.4:
(3pt)

普通だなぁ

久しぶりの西加奈子さんの作品を読了。待ちに待った短編集の新作をようやくを読めました。燃やす、いちご、孫係、あねごの前半は好き。後半がイマイチ。期待していただけに、面白さが半減。次回作に期待します!
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371
No.3:
(3pt)

まあまあ

凄くイイ!みたいなモノは無かったですが、全体的にまあまあ面白かった、という印象でした。
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4480437371
No.2:
(3pt)

ちょっと物足りなかった。

短編集ですが、炎上する君ほど斬新ではなかったし、西さんの作品にしては物足りなかった。
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371
No.1:
(3pt)

昔の作風と新しい作風の融合

このところ西さんの作品はかつてのような躍動はなく、内向する心と向き合う文章が綴られている。この短編集もそうだが、作風の変化は少しずつ形になってきたように感じる。いくつかの作品で女の子が出てくるが、「子供がこんな感情を持たないだろう」という場面が出てくる。描かれているのは大人が考える子供の感情で、たとえば佐川光晴の名作「大きくなる日」のような子供がもつ自然な感情表現の繊細さには及ばない。けれどもそんな粗っぽさは西さんの作品の特徴のひとつともいえる。

思春期以降の女の子の心の描写は見事だ。「あねご」という短編。17歳の頃からお酒ばっかり飲んでいた女の子は「あねご」と呼ばれるキャラで、たくさんお酒を飲んでガハハと笑い失礼なことを言ってみんなを笑わせる。そそられないと言われながら何人もと関係を持つ。「イタイ」と陰口をたたかれてもキャラを変えず、派遣社員として契約を打ち切られると、お酒を飲みながら仕事ができるキャバクラに就職する。ブスキャラが身について人気者となる。そこに居丈高な芸人グループが来てタダ酒なら必ず現れるという男が呼び出される。いたぶられる男。「噂通りのポンコツだわ、歳いくつよ?」「あ、今年で53になります!」「地獄じゃん!」 グループはその男と彼女をくっつけようと盛り上がる。そして。。。心の描写が美しく、共感した。

ラストの短編「ドラゴンスープレックス」、おまじないをたくさんかけていた大好きなおばあちゃんのお葬式で、71歳のおっさんが15歳の少女に夢中で話す藤波辰爾のドラゴンスープレックスの話には大笑いした。ハチャメチャ躍動する昔の西さんの作風がそこにはあって、内向する新しい作風と重なった気がした。
スランプを脱したかな? 次は新境地で書く長編を楽しみにしている。
おまじない (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:おまじない (ちくま文庫)より
4480437371

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