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(短編集)

さいはての彼女



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【この小説が収録されている参考書籍】
さいはての彼女 (角川文庫)

さいはての彼女の評価: 4.27/5点 レビュー 262件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全262件 261~262 14/14ページ
No.2:
(4pt)

風が吹く場所

女性が旅をする、という共通点のある短編集です。

登場する女性はどの女性も
立派だと言われる仕事や、人から羨まれる地位などを持っているけど、
そんな人たちが、ふと、遠くまで旅をしてしまう話です。

原田マハ作品はどれも、
深く人を思いやっていることが感じられるセリフが出てくるのですが、
この作品でも、ちょっと心があたたまるような優しいセリフに出会えます。
特に2つめの短編である、「・・手紙」では、
友達を思いやる言葉の優しさに、自分もこんな手紙を書けたらいいのに、という気がしてきました。

物語としては、題名の通りさいはてに旅をするのですが、
さいはての、広い風景の中を吹く、風を感じます。

自分も遠くまでいったような、そんな気分になれる本です。
さいはての彼女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さいはての彼女 (角川文庫)より
B00BEPJ33U
No.1:
(4pt)

風を感じますね

ここに出てくる女性は
どの女性も男社会の中でそれなりの地位や名誉や金を手にした女性たち。
だが、ちょっとしたことで、躓き、傷ついた心を癒しに旅に出る。
そしてその旅で、もう一度自分を見つめ明日を頑張って生きていこう、と
強く心に決めて日常に戻っていこうとする女性たちばかり。
その描き方が結局はステレオタイプなんだよね。
でも、なんだかかっこよさが目立って
こんな生き方でもいいじゃん、って応援したくなる女性たちでした。

原田さんの描く女性は、こんな女性が多いような気がします。
理想なのかな。
女性が読んだらどうか分からないけど、
男から見ると何だかきらっとしている感じで悪くはない。

この物語の最初と最後に出てくる
なぎの存在がこのすべての物語をさらに引き締めている気がします。

そしてそのなぎの物語もすごく心に染み入る話でした。
さいはての彼女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:さいはての彼女 (角川文庫)より
B00BEPJ33U

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